妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻はこの記事投稿後19日後に他界しました

2017-05-17 23:50:17 | 認知症介護
 
寝ても覚めても落ち着かない・・・。

アルツハイマー型認知症で特養入居中の妻 4月6日容体が急変して点滴のみの対応になった。9日、嘱託医・施設看護師・家族立ち合いの上、老衰による状態の変化を認め、医学的に回復の......
 

上の枠内の記事は1年前のものです。

妻はこの記事投稿後19日後に他界しました。

 

問題の葬儀費用を報告します

実質約160万円かかりました。

その他お寺さんへの戒名代、お布施約100万円

計約260万円で想定内で収まりました。


永眠の報告をさせて頂きます。

2016-06-17 18:28:00 | 認知症介護

妻は平成28年6月4日午前5時51分永い眠りにつきました。

 

介護家族会の皆様、ブログでの介護家族の皆様の貴重な体験談、助言、私の介護に大変力になり励みになりました。

 

また最後の施設、特養ではスタッフの皆様の心のこもった温かい介護で、看取りまでお世話していただき妻も私も幸せだったです。(私が希望していた特別養護老人ホームに入居できました)

未だに私の思考回線が混線状態なので改めて報告させていただきます。


鉢のサツキ水遣りだけで40年も生きています

2016-05-28 19:51:23 | 認知症介護

PM1:30ベッドで点滴中の妻に対面

施設へ向かう途中、今日は対面しても直ぐには声掛けしないでしばらく見守ってみようと思いついた。

ベッドの脇で椅子に座って黙って妻の寝顔を見ていると瞼をピクピクさせ両目を開いたのです。

3~4秒くらい私を見つめピントは両目とも私に合っていた。

虚ろの眼ではなかった。

 

今まで2年くらいの間このようなことは一度もなかったと思う。

また声もほとんど発したことはなかったのが、苦痛のようなうめき声を10分以上続けていた。

呼吸も大きくなっていた。

30分ほどで小さな呼吸になり声も発しなくなり眠った状態になった。

 

今日で点滴のみで51日目です

 

ラクテックという点滴液1日400ccで生命を51日も維持しています。

容態は改善されることは絶対になく間もなく終末を迎えます。

カウントダウンをしています。

 

自然界の法則だと解っていても簡単には受け入れられないです。

 

確か48年前頃だと思いますが、当時の住居で妻はサツキを20鉢くらい手に入れました。

手入れが行き届いていたので毎年今頃見事に狭い庭を彩らせえていました。

現在の住居に移って20年になります。

サツキは全部毎年花を咲かせていましたが、10年くらい前から水遣りをしなかったので全滅してしまったのが翌年一鉢だけ蘇生したのがありました。

このサツキ40年前から水分だけの補充で生きているのは驚異的です。

妻が水分だけで51日も生きている自然界の現象(法則)に驚愕します。

 


カステラを食べさせたい!!

2016-03-19 19:34:39 | 認知症介護

今日の昼食メニューはごはん、シュウマイ、ごぼうの煮物、味噌汁、その他2品。

全てトロミ食に加工、ごはん以外は見た目では原型は分かりません。

 

妻は目が開かないのでスプーンで食べさせて貰っているが、食材は分からないし、味も分からないと思う。

 

普通は、シュウマイならば形、色、艶、香り、盛り付け、器、で現物の味が倍加されるが黙って食べさせていればシュウマイの味が分かるまで時間が空くと思う。

おかずごとに、これシュウマイ、これごぼうの煮物、と言いながら食べさせています。

 

意思の疎通が出来ないので分かったかどうか不明だが声掛けは続けています。

もし、シュウマイを原型のまま食べられたら目は瞑っていても食味は全く別だと思う。

 

5年ほど前ですが、その当時も食介は全介助だった。

眼は開いていたが声は発しなかった。

ある日、おやつの時間にカステラがでました。

驚いたことに右手は使ったことがないのに右手でカステラを取ってごく自然の手つきで美味しそうに食べたのです。

これを見た職員さん急いでコンデジを持ってきて動画を撮ったのです。8秒間写ってます。

老健に入所していた時の出来事です。

大切に保管してあります。

 

3日前、昼食介助しながら加工してない何か甘いものを食べさせてみたいと思い立ったのです。

すぐ、カステラの件を思い出した!

今日、早速カステラをコンビニで買って持って行った。

 

私が試食してみると、しっとりとしていて口の中でとろける感じで粘り気があり、まとまりが良く咽るようなことは起きないと思った。

担当の職員さんにお伺いを立てると 看護師さんに聞いてみる ということになった。

ごもっとものことだと思う。

看護師さんは不在だったので、カステラは預けてきました。

リスク回避を選ぶと思うが無理にお願いしないつもりです。

 

原型のまま安心して食べられる甘いもの探してみます。

必ずあると思う。


思いもよらぬ情報

2016-01-25 17:58:26 | 認知症介護

当地は昨日、今日と雪は降らず晴れ間が見えました。

昨夜は冷え込みが強かったです。

 

妻はアルツハイマー型認知症で特養に入居しています。

発症から13年目です。

意思の疎通は出来ません。

目は瞑ったまま、声は発しない、問いかけに全く反応なし。

3日毎に昼食介助に通ってますが今年になってから完食が少なくなった。

今日は半分も食べないうちからご飯を口に入れたまゝ眠ってしまった。

寝息を立てています。

しばらく様子を見ていたが完全に眠ってしまったようだ。

 

テーブルの対面に座っている同室の入所者さん食事は終わって

私が口に入れたまゝの食べ物だけでも何とか食べさせようと頬を擦ったり口を動かして苦闘しているのを見ていて

食べない時、あとから職員さんは全部食べさせていると言ったのです。

その入居者さんは80歳代中頃で記憶障害のない方です。

 

妻は、両腕、両足、曲げたまま固まっています。

入浴介助は2人がかりと聞いています。

両足は両膝をピッタリと合わせて曲げたまゝ拘縮しています。

開かないのです。

3日前の訪問時に左脚の股にパジャマのズボンがずり上がっていたのを膝が開かないので下げることが出来なかった。

強力に閉じているので開くことが出来ないのです。

 

この方にオムツ交換は手間を掛けないで出来ているのか聞いてみた。

すると、この入所者さん覚えていて以前は、だいぶ手間がかかっていたと言いました。

脚が開かないので「〇〇さん、〇〇さん」と何回も何回も連呼してどうにか交換出来ていた。と言いました。

ときには、途方に暮れて、 「〇〇さん…助けて~~」 と声を上げていたこともあった。と言いました。

 

この話を聞いたとき

この場の光景 声も聞こえたようにハッキリと目に浮かんできました

「職員さん、ありがとうございます…」と心の中で言わせて貰いました。

今は、その方は、手真似で、こうやって、こうやって、とそれほど時間が掛からないで交換していると言いました。

改めて、介護職員さん皆様に感謝いたします