妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻の認知症は自分に伴侶がいるという意識まで奪ってしまった

2013-08-29 10:31:43 | 日頃気になること

<このサツキ 冬以外 花を付けてます 自宅近くの散策コースにて>

昨日の夕食介助

PM6:40いつも決まって施設を出ると薄暗く ひんやりとした高原の空気を感じた・・・

3日前までは この時間まだ明るかった気がします・・・

「秋の日はつるべおとし」という言葉実感します。


夕食介助…秋の気配を感じたせいか体調は良く 車いすに座った姿勢健康そうに見えた。

対面して私を認識出来て無いように見えたが職員さんは 日中 「今日旦那さんが来ます・・・!」

と、声をかけると分かったように 「にこっと」してうなずいたそうです!?

 


何回か思ったことがあります・・・

妻の頭の中にある「夫」と目の前にいる私とは 別人と認識しているように思えてしまうのです。

今まで何回もそう認識してます。

「これが認知症なのだ アルツハイマー病なのだ!!」と自分に納得させてます・・・

伴侶という意識は消えてしまったと思う~~!!

昨日の夕食介助・・・今までになく食欲があり 空腹を満たすような食べ方だった。

これをみると胃ろうは先延ばししたいような気がするが突然 口から食べなくなるような

予感がするのです。


体力はあるが食べ方が分からなくなる時が来ると思うのです。

胃ろう造設先延ばししません

 

 

 


美味しいものは分かるようだ!!甘みは感じるのは分かった

2013-08-26 10:12:44 | 日記

<家の近くの散歩コースにて…昨日(25日)この咲いた花は落ちていた>

昨日の妻の夕食介助
アルツハイマー病の妻は要介護5 全介助で特養に入居しています。言葉は発しません意思の疎通ははかれません。3日に一度夕食介助に通ってます。

今月の15日 食事中に言葉を発しない妻が突然はっきりと「おいしいね!」と喋ったと職員さんが私におしえてくれました。

私は奇跡だと思った・・・職員さんもそう言ってます!!
この時だけで2度と起きてないです。

今まで食べ物の持ち込みは一度もしなかったが味覚は健在のようなので「甘いものは?」と思い付いて試しにヤクルトをストローで口に持って行った・・・

吸わないのです・・・ストローを吸う動作が出来ないようなので標準の太さのストローを職員さんが持ってきてくれました。
ストローと認識したようで吸う動作をしたがうまく吸えなかった。

スプーンで飲ますことにした・・・すると甘みを感じているかのように続けて咽ることなく半分ほど飲んだのです。
夕食時だったのでヤクルトは半分で止めておきました。

みそ汁を半分残してごはん おかずはほぼ完食。

「おいしいね!」は聞けなかったがヤクルトを美味しそうに味わって飲んでいるように見えた。

盆明けに予定している胃ろう造設手術 間もなく連絡が来ると思う・・・今の調子ではまだ口から食べられるがいつ食べられなくなるのか?…突然やってくると思う。

先延ばししたい気持ちを抑えて予定通りに胃ろう造設決断しています。

美味しいものに関心を持って いつまでも味わって食べてもらいたい

 


認知症体調の良さはまたも続かなかった

2013-08-23 11:22:31 | ついに胃瘻の段階に入った

<雨中の月見草 車窓から 自宅近くにて>

今朝は霧雨模様で秋の気配を感じたが 今の時間蒸し暑く残暑を覚えます。

稲の成長は早いもので気が付くと稲穂が垂れていた・・・

昨日の妻の夕食介助・・・アルツハイマー病の妻 要介護5 全介助で特養に入居しています。3日に1度夕食介助に通ってます

このところ前回 前々回と体調が良く食欲も戻って笑顔が数か月ぶりに見られたし 8月15日には「美味しいね!」とはっきりとした言葉を発した出来事は 私には奇跡に思えるのです。

私はこの報告を聞いてあまりにも想定外の出来事に思えて詳しい前後関係は訊かなかった。昨日この場に居た職員さんに訊いてみると 何も問わないときに突然「おいしいね!!」とはっきりと聞こえたと言われました。

職員さんも奇跡が起きたと思ったそうです!?

けれども私は 今までに2回このような奇跡的の出来事に遇ってます。
①オニギリを持って食べたこと・・・写真に撮ってあります
②カステラを持って食べたこと・・・動画で記録してあります

いずれの奇跡に思える出来事2度と続いていません。1回限りです

昨日の面会期待しなかったです・・・やはり 案の定 対面しても私を全然認識出来なかった。
面会時間中45分間

食欲もあまりなく口も少ししか開けなかった。

前回の体調の良さを見て胃瘻は少し先のばししても?と思い浮かんだが やはり今が胃瘻造設の機会だと思った。

胃瘻造設は盆明けの予定なので間もなくです。

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胃瘻の問題 最近否定的な記事が多いです

私は妻に対しては いつまでも生きていて貰いたいという視点で決断します。


認知症介護は想定外の難題の連続だ

2013-08-20 12:36:07 | 今日の夕食介助

<稲穂と満開のにらの花> 我が家の近くにて

当地は今は薄曇りで無風状態です。雨模様です…蒸し暑いです。

昨日の夕食介助

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5全介助で意思の疎通は出来ません。特養に入居しています。
3日に一度夕食介助に通ってます。

前回(16日)は暫くぶりに体調が良く 以前の笑顔ほどではないが私を見てニコッとしたのです。
急いで携帯のカメラを起動したが間に合わなくてそれっきりだった・・・

1か月前に初めて てんかん発作を起こし食欲も一気に落ちて胃ろう造設の段取りが進んでいる最中です。

口からうまく食べられなくなり 飲み物を啜れなくなったので胃ろうの段階になったと認識したのが 昨日も前回も回復したかのように体調がいいのです。

今までは機嫌の良かった次は必ず一段と凹んでいたのです。

前回の面会で 職員さんが妻が食事中に何か言葉を発したと私に伝えてくれましたが詳しいことは分からなかったのですが
昨日 担当した職員さんがその時の模様を伝えくれました。

食事中に突然 「美味しいね!!」 と、はっきりとした声で言ったそうです・・・職員さんは あまりの出来事だったので他の職員さんを呼んだそうです。

しかし その時だけだったそうです。

声は発しない 私を認識出来ない妻が 突然 「美味しいね!!」 と声を発したならば、私は仰天したと思う。

夕食は満腹になるまで食べたし 食べながら右手をテーブルに運んだり 口に運んだりしていて病状が回復していくような気がします。

しかし そのようなことは今までの経験から起きる筈はないと思う?!

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今月中に胃ろう造設の段取りになっています。

症状が好転している今 胃ろう造設は先延ばしにしたい気持ちになったが予定通りに進めるべきだと改めて決断しました。

認知症介護は 今日のことに最善を尽くす…明日のことは考えないことだと自分に誓ったばかりなのに先のことを考えない訳にもいかない事態も起こる・・・?

起きた問題に最善を尽くすという方針も持ってもいいと思った。

認知症介護は想定外の課題が次々と起きるものだ


認知症介護は結論を求めないで只々介助するのみだと思う

2013-08-17 11:35:44 | 日頃気になること

<我が家の近くの池の端 このサツキ11月まで花をつけます>

アルツハイマー病の妻 要介護5 全介助で特養に入居しています。

連日 今年最高の気温と報道されてますが 今日は今のところエアコンなしで大丈夫です。
ここちよい風が入ってきます。
ツクツクホウシの鳴き声 彼方此方から途切れなく聞こえます・・・そういえば今年はアブラゼミの声を聞いてないのです…例年は一番賑やかなのにです!!

昨日の夕食介助記録

食堂のテーブルには7名の入居者さん テーブルを囲んでいた。妻の隣に座って声をかけても手を触っても真っ直ぐ一点を見つめたままで私に気が付かないようだった。

さっそく職員さんが日中の様子を知らせれくれました。
今日は 特に体調が良く何か喋っていたが聞き取れないので他の職員を呼んできたときには
元に戻っていたそうです。
声を出して何か言っていたそうです。

ここ数か月 このようなことはなかったし盆明けに胃瘻造設のだんどりになっているのに想定外の出来事です…しかし胃瘻造設は決行します。
病気が恢復したように見えるがいつも一回だけでこれを機に一段と症状が悪化してます。

口に運んだ ごはん おかずはテンポ良く食べたが突然食べ物は口に入れたまま眠ってしまったのです。

職員さんは日中入浴したので疲れて眠くなったのかも?…とおっしゃた…そのようです。

3日に一度の面会 一喜一憂の繰り返しです。

絶望感を抱いたり 期待を持たせたり…ただ観察するのみです~~??

認知症介護は結論を求めないで只々介助するのみだと思う