妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

「認知症の村」の秘密 を読んで  

2015-09-30 18:05:15 | 日頃気になること

山村の谷あいの田…自宅の近くです。

週刊誌の新聞広告に「認知症の村」の秘密という惹きつけられるタイトルが載っていたので、早速求めてみた。

 

4ページにわたって、老人も、若者も、次々と発症と、原因、食べ物、生活習慣、地域、遺伝、等々医学界の専門家の方々の諸解説が述べられていました。

ネットで調べてみると、紀伊ALS/PDCという病気と分りました。

「ALS」は筋萎縮性側索硬化症

「PDC」はパーキンソン・認知症複合

の意味だそうです。

ですが、紀伊ALS/PDCの患者さんの内アルツハイマー病などの認知症の割合は出ていない。

全患者が認知症とは思えない。

 

私が納得できる仮説は「水質」説。

以前、アルミニウムが原因説が広まったが、いつのまにか鎮静化した。

この記事中で共感できるのは「水質」 「ミネラル」説です。

 

私は、アルツハイマー病予防に関心を持っていて、現在は、えごま油を9か月継続して摂っています。

(なんとなく利くような気がして)

それと、にがりの入った食塩を使っています。(精製塩がなんとなく怪しく思うので)

私は、一年中トマトを欠かした日はありません。トマトにかける少量なので塩分の摂りすぎにはならないと思う。

ミネラルの摂取はこれだけででも気休めになります。

 

科学的に何の根拠もありませんが、私は思います。

近年と言っても何十年にもなりますが認知症が増えた原因の一つに、精製塩を使うようになったからという仮説を唱えます。

天然塩に脳細胞に必要不可欠のミネラルが含まれているのでは?・・・と、専門知識の全くない私の思い付きです。

が、実行を続けます。…えごま油も。

人類の敵アルツハイマー病に勝つ日は間もなくくると期待しています。

 


妖怪花 曼珠沙華

2015-09-21 19:31:21 | 日記

民家の道端の曼珠沙華

施設への道程9Kmは途中、商店は昔ながらの酒屋が1軒あるだけの民家が点在する田園と言うか里山の趣があります。

秋彼岸の今、昔ながらの農家の庭先、道路端に、あちこちに独特の赤色のヒガンバナが目にはいって来ます。

私には何故か、この赤色のヒガンバナが、妖しく、不気味に感じるのです。

 

今咲いている、赤いダリア ケイトウ サルビアの赤には希望や勇気を貰えるのですが・・・。

私は今までこのヒガンバナを触ったこともないし、近くで良く観察したこともなかった。

初めて観察してみると、花は気味の悪い赤い毒蜘蛛に見えた

このヒガンバナ民家の近くか畑や田の畔にしか見たことがない

 

今日墓参りに行って来ました。

古い墓には束になって咲いているところがいくつかありました。

 

家に帰って少し調べてみた。

別名死人花・葬式花とも言い縁起の悪い名称で呼ばれることは分かっていたが、なんとユリ科の植物で球根が食用になると解説しています。

毒性が強いとも書いてあります

飢饉に備える目的で、非常食の為にこのような縁起の悪い呼び名にしたのかと想像は出来る。

もしかして、かなりの美味かも…珍味かも…。

けれど、味見する気は毛頭起きません!!

なぜ墓に植えたのだろうか?

御馳走のお供えかも?

 

今日の妻の昼食介助

何時もと同じ

目は瞑ったまま

声は発しない

声掛けにも全く反応しない

スプーン介助で7割がた食した。

 

一日いちにち、このままでいいから目は瞑ったままでも、声は出さなくても、口から食べてもらえれば安心出来ます。


認知症発症から現在まで(19年間)の経緯

2015-09-13 17:13:55 | 介護の回想

アルツハイマー型認知症の妻(80歳)は特養に入居中。(私は76歳)

3日毎の昼食介助は1回も欠かしてないが、最近は少しでもの改善が見られたことはないし、少しづつ症状が進んでいくのが分かります。

というか、老衰が目立ってきたようだ。

ので、改善の望みがないと認識してからは、ブログの更新が遅れがちになってしまった。

 

ここで、病状の経緯を少し整理してみます。

認知症と診断されたのは12年前ですが、それ以前8年前から異常な言動はかなりあった。

受診までに8年かかったことになります。

61歳の時点で異常が認められたことになります。

(これよりも3~4年前から異常があったような気がする)

 

妻のアルツハイマー病は徐々にではあるが確実に、一度も改善が見られず進行し、現在は全介助。

意思の疎通は図れない

目は瞑ったまま

声は発しない

私を認識出来ない

ただ、スプーンで口に運んだトロミのご飯・おかず・水分を口を開けて食べることは出来るが、最近咀嚼が弱くなり口から溢れてしまう量が多くなってきた。

 

私は今までに何回か心境に変化があったが今の心境は・・・。

アルツハイマー病は決して治らないと分かってからも万が一の奇跡を期待して、施設に食事介助に通っていたが、最重度段階になった今。

万が一の奇跡など決して起きないと自分に言い聞かせるようになってからは、 「どんな形でもいいからいつまでも生きていてほしい」 と期待するようになった。

以来、私は気持ちが落ち着いたようで、昼食介助の完食した日には帰路 安堵して里山の風景を眺める余裕が出てきた。

 

またまた、考えてもいなかった妄想が(空想と言うのか?)湧いてきた。

意思の疎通が図れない・私を認識出来ない妻がスプーンに盛ったご飯・おかずに反応してほぼ完食。

なんでも口にします…特に甘いものが好みのようだ。

食べることだけが生きがいのようだ

生きるために食べているようだ

私のただ一つの願い「どんな形でもいいから いつまでも生きていてほしい!」

この私の願いに応えるのみに生きているような?

こんな妄想が過ったのです

 

目を瞑ったままの無表情の妻を前に ありがとうと無言で心で伝えたが妻の表情には何の変化もみられなかった。

いつまでも口から食べられることを祈ってます。

明日も食事介助に行く日です。

無事に完食出来ればそれだけで十分です。