<薄暗い雑木林の中に紅一点の南天>
23日の食事介助
老健入所以来(現在は特養入居)約6年 3日毎の夕食介助に通っていたが今回初めて
昼食介助に訪ねてみた。
夕食介助は 家を出るPM5:30は 日はとっぷり暮れて郊外は雨の夜などは良く
見えないのです。(来年後期高齢者仲間入り)
と言うわけで、冬期間は昼食介助に変更。
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昼食時間のPM12:00 妻のグループの食堂に到着。
午前中 散髪してもらってスッキリした表情に見えたが 対面して声を掛けたが反応なし。
職員さんが「旦那さん来ましたよ!」と耳元でゆっくり声掛けしても反応なし。
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声を掛けられたことも、私の存在も分かっていて反応しないだけなのだと理解します。
普通は人に声を掛けられれば それに応えるがアルツハイマーに侵された妻の脳は
それに応えないのだと確信。(応えられるがしない)
根拠は この日の昼食のおかずにミキサーにかけたポテトとごぼうのサラダがでた。
このサラダをスプーンで口に入れるてやると いかにも美味しそうに食べるのです。
続けて単品で全部食べてしまった。
食べさせながら「美味しいかい?」と訊いてもただ食べることに集中していた。
食べ終わってから妻の満足そうな表情を見て私が「美味しい!美味しい!」とただ何となく
つぶやくと なんとこの日初めて私を見つめて目をパッチリ開いてニコッ・・・(ニタッ・・・?)
として私の眼にピントを合わせて はっきりとした声で「ウン。」と声を出したのです。
この出来事から妻の脳は まだ完全には破壊されていないと認めたくなります。
妻の認知症は絶対に改善されないと思いたくない・・・。