妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

1年前の記事の感想と今日の思い

2016-02-27 17:39:48 | 日頃気になること
 
認知症絶対治らない病気だと思いたくない

本日の妻の昼食介助 (特養に入居しています)正午丁度に妻のグループの食堂に入室。7名の入居者さんテーブルを囲んで昼食を待っていた 妻の車椅子に座っている(...
 

今日(2月27日)施設へ妻の昼食介助に行ってきた。

妻の容態を書く前に1年前のブログを開いてみた。

 

内容は今日と、ほとんど同じです・・・5年前から重度の状態だった。

脳の機能はこれ以上悪化しないほどに5年前になっていた。

 

いまでは妻の脳の機能は絶対に回復はあり得ないと認めます。

けれども、 「どんな形でも良いから、いつまでも生きていて欲しい」

これだけが願いだった・・・生き甲斐だった・・・。

 

この願いでの介護 4年経ち、5年経つと【邪悪】の思いも浮かんでくる。

人間以外の動物は自分で口から食べられなくなった時点で【死を意味します】

自力で歩けなくなった時点・・・からかも・・・?

 

現在は

福祉制度は充実し、医療もほぼ完璧(認知症関係を除いて)の時代です。

施設入居者は生活のすべてを保護されていて、脳以外の器官は健常者と同じならば、寿命は平均以上になると思う。

 

社会保障費の増大で財政は?

医学の進歩で人間の寿命が100歳以上になったとしたら・・・ふた昔前(江戸時代後期か?)の民話にある「楢山節考」では、70歳で老人で廃老と言われていた。

 

不謹慎であり、邪悪な考え極まりないですが、ビデオで楢山節考を観て 姥捨て とか 廃老 とかの言葉と連結して草稿しようとしたものです。

呆け老人を施設に入れることは姥捨て・・・と言う意見に対して。。。

楢山節考

1958年 松竹作品

監督 木下恵介

出演 田中絹代

 


 


認知症は予防できると思って?!

2016-02-20 14:47:51 | 日頃気になること

認知症は予防出来るのか?遺伝性の病気なのか?

考えてみると。

タバコの喫煙一つとってみると、喫煙はアルツハイマー病にかかる割合は吸っている人は吸わない人に比べて2倍と言われていますが、実際は喫煙者のほとんどはアルツハイマー病にかかっていません。

 

以前、何かの書物でタバコはアルツハイマー病の予防になると信じていた時代があったと、記憶があります。

また、認知症患者に占める割合は喫煙者の多い男性の方がはるかに低いです。

女性の患者さんの大半は非喫煙者なのに…。

因みに、妻は非喫煙者です。

 

私は、認知症にはなりたくない、予防になることは何でも実行したいとの思いで、巷にあふれている色々な方法に関心を持つようになった。

これも良い、あれも良い、と次々と新顔が現れてきてほんとうに取りつく島もない です。

 

一度、冷静に立ち返ってみると、

呆ける人は、どんなに対策を取っても呆けるし、どんなに不摂生の生活をしていても呆けない人は呆けない。

こう思うと認知症の予防方法はないように思う。

確率の問題か?

 

しかし、単に呆けただけの認知症は予防できると思います。

改善も出来ると思います。

 

専門知識のない私の思っていること

妻の病状を観察して13年、多数の認知症患者さんを見てきて、常に思っています!!

アルツハイマー型認知症に関しては別枠扱いの認知症だと思うのです。

私の見てきた限りではアルツハイマー型認知症患者は10年未満で皆さん自力で食べられない、声を発しない意思の疎通が図れない・・・この段階に進みました。

 

私の知り合い5人中4人は10年前後でお亡くなりになりました。

5人全員アルツハイマー型認知症です。

80,90歳代の認知症患者さんはアルツハイマー型と違うように見えます。

私と会話が成り立ちます。

 

一介護家族の戯言です。

思いつきです。


今更ですが食事介助の仕方を考える

2016-02-15 18:49:00 | 日記

今年になってから完食の回数が少なくなっていた。

 

3日前は、体調が特に良かったのか暫く振りの完食だった。

味わって食べている様に見えた。

今日も完食。

 

一時は老衰が進んできたせいか、、、。仕方がないのか?と思った。

 

車椅子での食介時の姿勢は、上体が垂直より後傾は良くないと言われているので今までは垂直よりわずかに前傾だった。

が、最近は体力が衰えてからは体幹は左や右に傾くし、首は座りが悪い。

その都度パットで補正している。

 

3日前は車椅子が僅かに後傾だったので、首が楽に座っていたせいで食べやすかったのだと思った。

今日も最初から3日前と同じ後傾にしてみた。

よどみなく食べ完食!!

たまたまではない様だ・・・次回が楽しみです!

 

食事介助6年になります。

職員さんの食介を見たり訊いたりして、今では咽ることなく食べさせてます。

 

職員さんから教えてもらった大事なこと・・・私は知らなかったこと

妻にはスプーンで職員さんより半分の量で食べさせていた。

ある時職員さんが、少量では呑み込みづらく、かえって誤嚥の危険が増すと言われた。

試してみるとスプーンにいっぱいの方が楽に早く飲み込むのが分かった

 

トロミ食でもある程度固まった方が食べやすいようです。

 

食事介助は職員さんの方がはるかに上手です。

食欲のない時も、ある程度無理にでも食べさせることも必要だと思うのだが?

まだまだ解ってないこといっぱいあります


一年前の記事の感想・・・おとっつあん

2016-02-12 18:20:23 | 介護の回想
 
医者にみせたが治せないと「おとっつぁん」が言ってた・・・

52日ぶりに施設訪問 昨日 施設(特養)から「インフルエンザが下火になったので面会禁止を解きます」と連絡があった。今日、早速 昼食介助に行った。 ...
 

枠内の記事は1年前の2月11日の記録です。

この日の出来事を今日の心境で振り返ってみます。

 

今日、3日毎の昼食介助に妻の入居している特養へ行って来ました。

1年前と今日の容態 ほとんど変わっていません。

食べるスピードが少しゆっくりになったくらいです。

 

3日前、6日前は完食出来なかったが今日は体調が持ち直したようで完食。

安心しました。

【おとっつあん】とは妻の父親のことなのか…?と書きましたが、実は、詳しく書く必要はないと思って内容は書かなかったです。

ウメさんは

実は、私と妻は父・子と見てたのです。

実際「娘さんに会いに来た・・・。」と私を見て何回も言ってたのです。

ので、私を妻の父親だと初対面の時思ったのだと思います。

ウメさん…その後も妻のことを娘さんと言ってました


一年前の記事を読み返して・・・感想は!

2016-02-11 17:48:13 | 介護の回想
 
夫婦は同居し互いに協力し扶助しなければならないと言うが
今日のリンゴ畑 春はまだまだ先のようです 妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居しています暮れからインフルエンザ予防対策で面会禁止がまだ...
 

枠内の記事は1年前に書いたものです。

1年経過後の妻の状態と、私の心境を比べてみます。

 

妻の病状は一年前も目は瞑ったまま、声は発しない、声掛けにも反応はなく意思の疎通は出来なかった。

当時は左目の下瞼を下げて開いてやると私を見つめているように見えたが、今では完全にピントが合ってない状態です。

 

食欲は今年になって急激に落ち、今まで30~40分で完食出来たのが1時間かかっても2割ほど残します。

口を開かなくなります。

今となっては、居宅介護の機会は無くなったが、妻にとっては施設入居はベターだと思います。

 

体力の回復はもうあり得ない

ただ、見守るだけです

仕方がないと思います

三日毎の昼食介助一回でも多く通えるように祈るのみです

いつまでもが、一回でもに…大きく心境が変化しました