妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

対処の方法が分からず精神的に限界です

2012-03-31 00:35:44 | アルツハイマー型認知症

6年前 特養のデイサービスを利用してました 連絡帳から介護体験を綴ってみます

利用日 平成18年2月1日(水)

1月31日 PM6:00 夕食を食べ終わると そのまま横になって眠ってしまった

AM1:00 まだ そのままで眠っています


間もなく起きて トイレに長時間入っていると思いますが 前日のように

6時間以上も 出てこないのは とても耐えられません

私が寝るわけにいきません


施設からの便り

今日は 他利用者の 誕生ケーキを作る仕事を お願いしました

それ以外は 常にポケットから トイレットペーパーを出し まるで

着物の反物でも丸めるかの様な手付きで 丸めたり のばしたりを しています


なにかに集中しないと トイレットペーパーなど気になって仕方が無いようです


振り返って

夕食を食べ終わったと 同時くらいにバッタリとその場で

横になって眠ってしまいます


6時間の睡眠が 熟睡なので デイの1時間の昼寝があるので

睡眠時間は十分にとっている事になります


昼夜逆転と言えないか もしれない


AM1:00 今 連絡帳 記入 完了

熟睡から目覚めて 多分 前日と同様にトイレに6時間以上

籠っていたと思います


翌日の連絡帳には もう限界ですと これだけしか書いてありません


対処の方法が解らず精神的に限界を感じたと思う


トイレは一番安らぐ居場所です

2012-03-30 00:09:04 | 認知症介護

6年前 特養のデイサービスを利用してました 連絡帳から介護体験をたどってみます

利用日 平成18年1月31日(火)

家から

1月30日(月)デイ休み

AM1:00~AM7:00まで6時間もトイレに籠ってました

何回声を掛けても 説得できず私はその間起きてました


午前中 朝食を食べないで 二人で2時間くらい買い物に行ってきました

PM0:30 朝食兼昼食を用意しましたが 何も食べないでPM5:00まで

水分も摂らないで カバンをいじってました


施設からの便り

本日は 何かしようとする事もなく 他の方と会話され過ごされています

昼食後 1時間ほど熟睡されています

午後は 洗濯物たたみを手伝ってくださいました


振り返って(平成24年3月29日)

6年前のことですが記憶は ほぼ正確だと思います

前日 PM6:00頃夕食を済ませ 直ぐに眠って7時間後の翌日AM1:00に

トイレに入ったことになります


妻にとっては トイレが家の中で一番安らげる居場所だと 当時から思ってました

トイレの中では 眠ることなく トイレットペーパーをたたんだり 丸めたりして

時間つぶしのような感じでした


無理にトイレから出すことは 考え付かなかったです

妻の行動を抑制しないで ただ為すがままに 見守っているしかなかった。


結局 この日はPM5:00まで食べ物も 水分も摂らなかったことになります

トイレの中は リビング 廊下と同じ室温なので 寒くは無いと思います


妻は味覚が変わって今は無くなったのか?

2012-03-29 01:04:06 | アルツハイマー型認知症

6年前 特養のデイサービスを利用してました 連絡帳から介護体験をたどってみます

利用日 平成18年1月29日(月)

家から

1月28日の夕食時

相変わらず おかずは食べません

ご飯に醤油をかけ 食べ終わってから味噌汁の順です


今日は 食事途中で ポケットからトイレットペーパーを取り出して いじり始め

食べ終わるのに かなり時間がかかりました


たまに 食べ終わってから おかずを食べることがあります

最近 カップに三分の二以上あった塩辛を 食後 全部食べてしまった事がありました


施設からの便り

日中眠い様子はなく 普段どうり過ごしていらっしゃいました

昼休み 横になって30分ほど寝ています


今晩は ぐっすり熟睡されるように 細かい針仕事をやって

頂きました


振り返って

毎回 デイの食事 全部召し上がりましたと 記入されてます

家では おかずは食べないので 味噌汁に具を多めに入れてます


一日を通すと 栄養は十分足りていると言われました

好き嫌いの激しい妻が デイで毎回完食なのが不思議です


酢の物は絶対受け付けないのが デイでは残さず食べていると

言われました


現在 3日毎に夕食の食事介助に老健に行ってます

出された食べ物は 全部食べます


以前 決して口にしなかった酢の物・ソース・マヨネーズ・梅干

何の違和感無く食べます


もしかして 妻は味覚が無くなってしまったのかと疑います


訊いても  何の表情の変化も無く 梅干を食べました

現在 要介護5・全介助で言葉は全然発しません


妻の居場所が無くなった

2012-03-28 00:15:15 | アルツハイマー型認知症

6年前のデイサービス連絡帳から介護体験を綴ってみます

平成18年1月28日(土)

家族全員に無視されてきました

私 長男夫婦 孫 (男10歳 女8歳)

誰も話しかけなくなった


自分の居場所がなくなってきました

家族全員が 妻のあまりの異常な振る舞いを見て 日ごとに嫌悪感を増してきます

私は 病気なので仕方がない これが認知症なのだと 自分に言い聞かせても

完全には理解できません


今、貴特養に入所申し込んでありますが 入所できる日までグループホーム入所を

検討してます

貴特養のケア内容に似たようなグループホームは あるのだろうか。

なるべく早く結論を出すつもりです


最終的には 貴特養にお世話になりたいので他の特養には申し込みません

 

施設からの便り

ノイコさんが本人らしく過ごせるところは 適度に仕事があって

体を動かすことが出来る場所なのかもしれません


いつも口ぐせで 「体を動かすの大好きなんです」 「仕事ですから」 と、

仰ってます

 

振り返って

特養に申し込んで7年になります

いまだ入所出来ません

平成22年には アルツハイマー病が進行して要介護5・全介助状態になってしまった


アルツハイマー病は このように短期間で重度に進行するとは聞いてはいましたが

まさか 妻に関してはと 深刻に考えてなかったです


今となっては この状態のままでいて欲しいと願うのみです

 


仕事が生き甲斐です

2012-03-27 01:34:07 | 認知症介護

6年前の デイサービス連絡帳からの 介護体験を綴ってみます

デイサービス利用日 平成18年1月27日(金)

1月26日 デイ休み

家では 一人孤立状態で ただ カバンを一日中いじっているのを見ると

哀れに思います


今では 貴施設が 自分の家と思ってるようです

今日 来訪者が帰るとき カバンを持って 一緒に出て行く行動がありました


多分 デイサービスの迎えが来たと思ったようでした


施設からの便り

ノイコさんは 仕事をしている時の表情が とても生き生きとされているので

デイサービスは 「仕事をする場所」 イコール 「行きたい所」 になっているのかも

しれませんね


何もしない時と お手伝いをしている時は 別人のように違う顔をされます


振り返って

休みの日は 家事全て自分からする事が なくなりました

この2年前は 洗濯 炊事は出来ていたが 洗濯機を換えてから操作が出来なくなり

また ガスをIHに換えて これも操作が出来なくて自分から手を引きました


これは大失敗だったと 反省します


新しい器具の操作は 妻にはどうしても理解できなかった 


施設では 今まで出来てた事が徐々に出来なくなり 気力も衰えてきたのに合せて

仕事選んで頂いてました


家でのカバンいじり トイレットペーパーいじり 本人にとっては家事のつもりだったのは

当時 私は認めてました


見るに見兼ねる行為だったが 抑制しなかったのは正解だったと思います