妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護に勝る良薬なし

2014-05-31 21:04:04 | 認知症介護

<向かいの家のテッセン 鮮やかな白色が見事です>

本日の昼食介助

12時丁度に妻のグループの食堂に入ると 7人の入居者さん車椅子で昼食を待ていた。

今日も 妻だけ目を瞑っていて何も意識がないように見えた 

声をかけても手を握っても無反応~~。

 

妻の病名はアルツハイマー型認知症となっているが 5年前アリセプトを中止してから

薬物療法はしてない。

 

私は認めます…意思の疎通は出来ないし 全介助の状態では回復は有り得ないと。

 

認知症と ひとことで言っても妻の状態を認知症というならば 他の方を見ると単なる 呆け と

言ったほうが適切だと思う。

大呆け・中呆け・小呆け・・・

 

今 私が妻に対して出来ることは食事介助だけです。

薬物療法が出来ないとなれば 心の通った介護をするだけ・・・これが唯一の治療になっている

と思う。

 

認知症関連の書物で以前 「介護に勝る治療薬なし」 と言う語句を見つけ

いまだに記憶にあります。

 

今のところ思いやりの心で食事介助することしか出来ません

今日も完食


アリセプト服用をやめた理由は

2014-05-27 13:09:25 | アルツハイマー型認知症

<林檎の実 自宅近くの散歩コースにて>

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特別養護老人ホームに入居しています

平成15年にアルツハイマー型痴呆症と診断され同時にアリセプトの服用が始まった。

平成21年に老健に入所する少し前 グループホーム入所中にアリセプトの服用を中止しました。

アリセプト服用中止の経緯を記憶をたどって記録することにしました。

 

平成15年…それ以前 平成13年頃から呆け症状に気付いていたが 受診するまで2年以上

かかった

 

健康診断で要検査の項目を理由に精神科の受診にこぎつけた(内科診察室で)

長谷川式認知症スケール・CT検査などでアルツハイマー型痴呆症と診断され それ以来

平成21年1月までアリセプトとセロクエルを1日も欠かさず服用していた。

この間要介護1から要介護4に進行・・・

 

私は服薬は症状を治すため 改善させるためと思っていたが服薬してもどんどん目に見えて

進行していくので返って服用を止めれば逆に改善されるのではと思ったりした。

が、服用を止めるとますます進行が早まるのではと不安になり止める訳にはいかない…。

 

第一介護保険での要介護度変更の時に医師の意見書が必要になるので医師とのつながりは

切れない

 

幸か不幸か平成21年1月 虫歯が痛み出し 痛み止めの薬との副作用を考慮して

一時アリセプト・セロクエルを中断することになった。(かかりつけ医師の指示で)

 

歯の治療は終わったが医師からの指示はなく 私は申し出なかったのでそのままになった

 

2~3か月後 老健入所が決まり それ以来5年半アリセプトは服用していません・・・。

この間5年半の間 アリセプト服用再開しようと思ったことはなかった

重度に進行してしまったので効果はないと思う

服用していたらばとも思いたくない

 

考えさせられることがあります

老健にしろ特養にしろ入所者さんはアリセプトは服用していないようだ

効果があるならば服用しているはずだ

アリセプト増量したら改善したという例を聞いたが本人1人をどう比較できるのか?

妻でさえ時に2~3年前の状態に戻ったと思わせることがあるが一時的です。

 

 

 

 


施設生活は楽しい!?

2014-05-25 16:44:32 | 日記

<団地内の道路 100mにわたってアカシヤが満開です この下を歩くと強い香りというか

強烈な臭いがします>

 

今日の昼食介助 (妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居しています

3日に一度昼食介助に通ってます)

 

今日も 前回と変わりなく 対面しても目を瞑ったまゝ身動きもなく車いすに座ってテーブルに

着いていた

いつもは右手で左拳を握っているのが右手は左肘を押さえていた

 

昼食が揃いました

まず おかゆをスプーンで口に運んで 「ハイ ごはん…!」 というと 唇に触れてないのに

目は瞑ったまゝ口を大きく開けるのがいつも不思議に思う

30分かかって味噌汁を半分残して完食

 

この間 声は一度も発しなかった

また目は一度も開けなかった

両手は組んだまま

 

食後 別のテーブルの入居者さんが車椅子で通りかかりました

時々声をかけてきます

「どうですか?」と訊いたので目をずぅ~と瞑ったまゝ・・・とこたえるとその入所者さんは脳梗塞で

左半身マヒだったのが 左手を動かしてこんなに動くようになったと動かして見せた

私が「左足が動けるようになれば歩けるね!!」というと「足はいいんだ…!」車椅子で動けるから

と言ったのです

 

この方にとっては施設生活は至れり尽くせりで満足しているようだ…そのように見えた。

施設生活に希望があるのでいつも笑顔で話しかけてきます。

妻の場合は 施設入居が介護が至れり尽くせりで 介護家族の私が満足しています。

しかし、いつ口から食べられなくなるかと毎日が不安です

 

 

 


アルツハイマー型認知症全介助の妻の口腔ケア

2014-05-21 22:52:49 | 認知症介護

本日 歯科医による口腔ケアの説明が施設内であった。

 

口腔ケアについて私が今まで理解していたのは 誤嚥性肺炎を防ぐため口の中や

歯の汚れを除いて口の中を清掃すること…。

口の中は肺炎を起こす雑菌が増殖しているので 少しでも気管に入らないための予防…

そのために 歯磨きや 口腔ガーゼを使って口の中を清潔に保つことが大切…。

というくらいの認識しかなかった。

 

妻の場合は8年前グループホームに入所した時 確か20本以上残っていたので入れ歯は

作らなかった。

80・20が今となっては裏目になってしまった。

 

今となっては入れ歯は作れません

現在は数本しかありません。

 

グループホーム入所2年後 認知症が進み自分で磨けなくなった

職員さんの介助になったが口を開かない… 開いても歯ブラシを噛んで離さない

ガーゼ使用は指を噛んでしまう

 

常に拒んでたわけでもなかったが グループホーム入所時は満足な口腔清掃は出来なかった。

口臭も気になった。

 

3年後 さらに症状が進み対応が難しくなったと言うことで老健に移転。

老健でも歯ブラシを噛んだりしたが毎回歯磨きはしていた。

 

現在の特養に移転して1年と少し経ったが 妻の口腔清掃は手間がかかっていると

推測しています。

 

施設側からこの件について何も報告がなかったし、私も訊きたくても訊けなかったのです。

 

今後 週に1度 歯科医院より訪問ケアをするそうです。

ケア内容は説明を受けたがよく理解できなかったので次回立ち会ってみます。

幸いなことに妻は1度も咽たことがないので 今のところ誤嚥の心配がありません。


認知症患者の介護想定外の難題があるものだ

2014-05-19 22:18:13 | 認知症介護

今日 特養入居中の妻の昼食介助に行ってきました。

 

食事はスプーンで全介助です。

 

毎回施設に向かう車中で前回より目立ってアルツハイマー病が進行したか・・・?

食事は完食できるのか・・・気になって向かってます

 

PM12:10 妻のグループの食堂に着くと 今日も妻だけ目を瞑ったまゝでいくらか体幹が右に

傾いていた。

座っているのがやっとで全体力を姿勢保持に遣っているように見えた

少し苦痛そうに見えた

 

車椅子に姿勢調整装置があったならばと思いついた。

出来れば自動装置つきがあれば・・・と。

 

今日はいつもより体調が思わしくないようだが8割ほど食べた。

 

帰りに看護師さんに呼び止められた

口腔ケアについて

 

妻は十分に口を開けないので 口腔の清掃が難しいので後日嘱託の歯科医さんの指導を

受けることになった。

私も立ち会うことになった。

 

事実 老健入所中の3年間歯磨きが困難だったのです。(

口を開けるのを拒み ようやく開けても歯ブラシは固く噛みしめてなかなか離さない。

また指を噛みついて離さない。

この行動が老健入所中の難題だった。

 

特養に移転して一年たったが この件(特養での件) 初めて聞いたのです

私はすっかり忘れていたが特養の職員さん この件 対応が大変だったと思います

認知症患者の介護 想定外の難題があるものだ