一年前の記事を読んで驚きました。
現在の記事内容とほぼ同じなのです。
そこで、2年前の記事を読んでみると、なんとまたほとんど同じだった。
2年前から妻はアルツハイマー型認知症の最重度の状態だったことになります。
1年前の記事の中で気になる記載があります。
私の所属する認知症介護家族会の仲間で、元介護職の方(女性)が妻の病状に関心があり、私の相談にいつも快く応じてもらえるので、施設へ同行してもらいました。
この時点では私の声掛けにほとんど反応はなく、月に1度くらいは頷くことはあった。
が、この方が食事介助しながら声掛けすると、目は瞑ったまま、声は出さないが・・・!!
声を掛けるたびに何でも分かったかのように頷いたのです。(時にはゆっくり大きく)表情を変えたり。
その日以来、私の声掛けに頷くことは殆どなく、職員さんの声掛けに頷いたことはあったが、私には殆どなかった。
私は、その時のあの方の介助模様を覚えてなかったのです。
ただ、目線を合わせて(妻は目を瞑ったまま)横に寄り添って優しくゆっくりと語りながらスプーンを口に運んでいたのを覚えています。
昨日、その方に会う機会があったのでこの件を訊ねてみました。
即座に思い出してもらえました!!
妻に語りかけた内容の一部
訊ねることなく(問うことなく)
食介しながら
いっぱい食べて大きくなろうね!
元気になっててお家に帰ろうね!
等々、幼児に話すように語りかけていた。 と、おっしゃいました。
その都度、分かり易い優しい言葉遣いだったので妻の心をつかむ何かが作用したのかも?
【二度童】という言葉 痴呆の人に対しての侮蔑言葉なので長年社会で活躍してきた老人に対して言う言葉ではない・・・という批判はあった。
しかし、不幸にも脳の障害でなってしまった【病】だと思えば違和感は覚えないです。(侮蔑言葉とは思わない)
【病】のせいで幼児に戻ってしまったという表わし方なので【二度童】という言い方適切だと思う。
どんな呼び方にせよ認知症の人を蔑視すればみな侮蔑言葉になると思う。
妻のような言葉で伝えるのが困難な老人には、幼児とみなして対応すると意志の疎通が図れると思った。
それから1年後の現在、その方にどのよう反応するか?
私はこのまま見守っている方が安泰だと思う
もう一度試すことは酷だと思うのです