妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

賽は投げられた!?

2016-04-25 12:41:04 | 介護家族

特養に入居中の妻

4月7日から経口摂取困難になり,点滴治療のみになり18日経ちました。

 

口から食べられなくなったならば経鼻経管栄養と3年前,身体検査で体形上胃ろう造設は出来ないと診断された時から決めていた。

 

ところが,今回の誤嚥で経鼻経管栄養を採用なしに点滴のみになってしまった。

 

4月7日,夕食時の誤嚥により窒息状態に陥り,脳はかなりのダメージを受けたようだ。

 

4月9日の嘱託医の診断で縮瞳と言われたので調べてみると,脳のある部位が機能を失って回復不能と私は理解した。

私には意識がなく,ただ呼吸しているだけに見えます。

 

昨日(24日)

もしかして、口から食べられるか?施設の看護師さんに話してみると誤嚥の危険が大であり試みない方が良いと言うニュアンスだったので点滴のみの治療続行。

 

実は、4月9日医師・施設・家族3者で話し合い,本人は急激な身体状態の低下が見られ口から食べるのが困難になったので、看取りケアーの検討の結果ターミナルケアーとなった。

経口摂取なし

点滴のみでは余命3か月余りか?

賽は投げられた

The die is cast


1年前の記事から看取りの記事に変身

2016-04-13 20:54:29 | アルツハイマー型認知症
 
どんな形でも良いから生きていて欲しい?
釣り場の桜 満開 去年より1週間早い・・・右下がお気に入りのポイントです 今日の昼食介助記録昨日と打って変わって春爛漫の言葉が ぴったりのポカポカ陽気。...
 

上の枠内は1年前の記事です

2016年4月13日(水)

今日は花冷えの一日だった。

釣り場へ行ってみると風が強く釣り人は一人もいなかった。

 

4月6日の面会は1年前からほとんど変わりはなかったが、翌日施設からの急変の知らせを聞いて一変に看取り介護に入ってしまった。

1年前の記事に「十分頑張ったからもういいよ。ありがとう」と書いてあるがその通りになってしまった。

 

4月6日から点滴のみ。

3年もの間、目は瞑ったまま

声は発しない

意思の疎通は出来ない

「どんな形でも良いから生きていてもらいたい」という私の願いに応えてくれたと思う。

 

専門職の方もこの妻の体調からして奇跡的だと言ってます。

素人の私でも最期を迎えたと認められます。

縮瞳を認めました

天命です

本来ならばこの時点で経鼻経管栄養を予定していたが、今月に入ってから食欲が急に落ち老衰もかなり進んだと認められるので経鼻経管栄養も断る。
と私の心境は一変した。

 

と言うのは妻が「もういいです」と訴えているように感じとれるのです。

今日現在はこのまま点滴のみでと決めています。


想定外の出来事で終末を迎えることになった

2016-04-11 22:08:46 | アルツハイマー型認知症

最近、急に完食出来なくなり4月5日のブログに直ぐにでも口から食べられなくなると予想した記事を書いた。

 

その時には、経鼻経管栄養を予定しているが、今の私の心境は口から食べられなくなった時が人間の寿命なので 「自然死を迎えてやりたい」 との思いが何故か、強烈に湧き出てきた。

 

経鼻経管栄養を断るなど非倫理的だ、、、。

おおいに悩んでいる……と書いた。

 

奇しくも、4月7日午後施設からTel。

4月6日の夕食時、トロミ加工の吸い物をスプーンで食べさせていた時ノドに詰まって窒息状態になった。

が、回復したと連絡があった。

 

この吸い物トロミを固めるのに冷蔵庫で急冷するので、ゼリー状になったのをスプーンで細かくばらして食べさせていた。

 

今まで何の問題もなく食べていたが、急に嚥下機能が落ちたせいか?

この件で体力に相当のダメージを受けた筈だ。

 

この時点から点滴が始まった。

即、看取り介護の開始となった。

 

約3年もの間、

目は瞑ったまま

声は一度も発しない

意思の疎通が図れない

食べる時だけ口を開けるこの反応…3年も続いたのは奇跡的だとしか言いようがない。

 

今後は点滴のみの治療になります。

口から食べられるかは随時確認はします。

 

3か月か・・・2~3週間か・・・1年か

人間らしく自然に最期の時を迎えたいと祈ります。


終末期を考える!

2016-04-05 22:00:50 | 日頃気になること

弥明(みみょう)のサクラ  樹齢500年 郡山市守山の公園にあります 3日前は蕾だった

 

妻はアルツハイマー型認知症で特養に入居しています。

意思の疎通が出来ない

目は瞑ったまま

声は発しない

食事は全介助で3年になります。

 

3日に1度、昼食介助に通っていますが、最近は50分位かかっても完食出来ない日が多くなった。

 

3年前 胃ろう造設出来るか身体検査をしたところ体型上不適(出来ない)と判断され必要な場合は経鼻経管栄養を採用することに決めてあります。

私はこの間、関心を持っていたので多少の知識は得ていました。

 

3年前と今の最重度の段階での心境は大きく変わりました。

以前は、どんな形でもいいから一日でも長く生きていて欲しい・・・と願っていたが、、、。

今は、人間だれでも寿命があるので口から食べられなくなった時は寿命なので胃ろうでも経鼻管栄養でも胃が受け付けないと思う。

が、その時になって経管栄養をしないという考えは非倫理的だと思う~~。

今から大いに悩んでいます。

 

3日に1度の昼食介助は目は瞑ったまま  意思の疎通は出来ない 無表情…私を認識出来ている筈はない。

これがアルツハイマー病の最重度の段階なのだと認めるしかないのが私の現在の心境です。

ところが、私が妻と対面すると、職員さんは何人も言います。

 

(〇〇さんは旦那さんが来るのが分かっていて、いつも朝から表情が違います)・・・と言われます。

私はこの1時間しか見てないわけです、、、。

 

「アルツハイマー病患者さんは最期の瞬間まで愛情は感じられる」と、どこかで読んだ記憶があります。

この事実から私は何も分からない・・・・・・と決めつけていたことを訂正します。

まだまだ頑張ります