妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

連日のカバンいじりの疲れが出たようです

2012-02-29 00:34:34 | アルツハイマー型認知症

6年前 特養のデイサービスを利用してました その時の介護記録です(要介護2)

家から

今日は AM1:30頃 ごろ寝から起きてトイレに行きましたが、

寒いせいか30分位で出てきました


カバンも何もいじらないで眠ったので 今日は楽でした

現 時刻はAM2:10です 


施設からの便り

今日は 昼食の最中に(まだ食べ始め)箸をおき トイレットペーパーを

いじってました

どうしたのか尋ねると


「もうおなか一杯!」 との事でしたので トイレにお誘いしました

戻ってきてからは その後 全部召し上がってます


こちらでも トイレに入ると とても長くなったような気がします


振り返って

この日は デイから帰ってからは いつもより行動が緩やかな感じで

見守りが楽でした 


認知症というこの理解するのが困難な症状。

私は 妻の認知症だけしか見ていませんが 破壊された脳が

誤った動作を起こしているのは間違いないですが


アルツハイマーという得体の知れない何かが 妻を勝手に

マインドコントロールしているように見えるのです

妻の意思で動いているとは思えない時があります


今でも 瞬間ですが 表情も 話す言葉も 全く正常な時があります

正常に見えたときは写真に撮ってあります

全く別人のように以前の妻に戻ってます

 


 

 


脳が破壊されてしまったとはとても理解できません

2012-02-28 00:45:49 | アルツハイマー型認知症

6年前 特養のデイサービスを利用してました 当時の介護体験記です(要介護2)

平成17年12月22日(木)

夕飯を食べ終わって 薬を飲むと直ぐに 倒れこむように畳の上に

横になって そのまま眠ってしまいました 


いつも AM1:00頃 目を覚ましてトイレに行きます

その時 蒲団を敷きますが 最近は AM2:00 過ぎまで起きません


私が先に寝ると 自分で蒲団を敷いて寝ることが判りました

2日連続です

自分で蒲団を敷けない と思ってました


施設からの便り

今日は 冬至ということで ゆず湯に入りました

とても気持よさそうに 入浴してました 


また 昨夜のこと 本当に我々も頭が下がるほど旦那さんは

ノイコさんのことを考えていると思いました (内容は記憶にないです)

とてもよいアイディアですね


振り返って

認知症の共通の基本である日常生活に支障をきたす障害

今回の場合 自分で蒲団を敷けないと思っていたのが その場の必要上

自ら敷いた


失ったと思われる記憶が蘇った というより記憶が出てこないだけと

思われる事が 今までに多々あります


現在 全介助の妻 2年以上食事は完全に全介助なのが おにぎりを

手に持って食べたりします


又 全然しゃべれないのが 突然ハッキリと 「どうしたの?」 とか

「あら そうなの。。。」 とか私の話かけに応えたりします


専門家は この様な事実をどう解説するのでしょうか

脳が破壊されてしまったとは とても理解できません


インフルエンザで面会禁止でした

2012-02-27 00:15:46 | 日記

PM5:30施設に食事介助に行ったのですが 面会禁止でした


今冬3回目の積雪がありましたが 道路には夕方だったので 全然なく

カラカラでした


今冬まだ一度も 雪路を走ってないです

スタッドレスタイヤ 新品なのにです 


20数年前 彼岸に春の大雪で 墓参りに スコップを持っていった記憶が

ありますので スタッドレスタイヤの出番があると思います


それにしても今日は寒いです 

風が冷たいです


今日は 池に野次馬に行かなかったですが 多分釣り人は一人は いたと思います

釣り認知症が 一人います  


私は 去年までは 台風 強風 以外は一年中 真冬でも竿を出していました


が、

去年の3月11日は 流石に全員 竿をたたんで 家が心配で皆急いで

帰りました 


帰り道 ほとんどの日本瓦の家は 被害に遭ってました

今まだ ブルーシートのかかった家が何軒か あります


私の住む団地は 皆スレート瓦なので 被害はゼロです

施設に着いたところ インフルエンザが施設内で広まってきたので

面会中止になってました


3日前は 隔離されたベッドが数床あったのは気がついてましたが

今日は 新たな患者さんが出たのだと思います


この様な事は初めてなので 心配です

予防注射した者も発病したと 言ってました

妻も 予防注射は してます


皆様 軽く治まることを祈ってます

 


 


『悔いのない介護』 介護者の願いです

2012-02-26 00:12:53 | アルツハイマー型認知症

6年前 特養のデイサービスを利用してました 当時の介護体験です(要介護2)

平成17年12月21日(水)

家から

夕食を食べるだけに揃えてから 『ご飯食べられるよ!』 と声を掛けても

カバンいじりに夢中になっているので先に 私一人で

食べることにしました 


私が食べ終わってから 暫くして 食べ始めました 


これからは なるべく ストレスにならない方法を考えることにします


施設からの便り

他利用者で 一日中 帰りの心配をして ソワソワしている方がいるのですが

その方を観察して 冷静に 「〇〇してるよ」 「△△っていってるよ」 など

私たちに教えてくださいます


ご主人様の介護の考え方 ストレスにならないように考えるのは

とてもよい方法だと思います


振り返って

6年前の介護体験を読み返して 常に反省するのは あの時 認知症の知識がもっと

解っていたならばと・・・悔やむことばかりです


何十年も供にしてきた妻が 突然 別人格の人間に変貌し

しかも 痴呆になってしまった


私には 天変地異が起きた と思うくらいです

介護には 認知症の理解が絶対に必要ですが いくら勉強しても

病状の進行に追いつけませんでしたが、


私には 相談者として施設の職員の方々、毎日短時間ですが送迎時に、

情報交換や 介護技術などを 教えて頂き 孤立することはなかったです


「悔いのない介護」 介護者共通の願いだと思います

 

 

 


味噌汁作りは工程が複雑で作れません

2012-02-25 00:12:58 | アルツハイマー型認知症

6年前のデイサービス利用時の介護体験記録です(要介護2)

平成17年12月19日(月)

デイ休み

いつもの休日と変わらない一日でした

カバンいじり トイレットペーパーいじりも 相変わらずでした


心療内科受診と スーパーに 買い物に行ってきました
受診と言っても妻は 車に待たせ 私が薬局で薬をもらうための処方箋を もらうだけです


夕食の味噌汁作りをやらせてみました

以前 あれほど手際よく作れたのが 手順がわからなくて手間取ってました 

時間をかけても おそらく出来ないと思ったので

私は 黙って手伝い二人で作りました 


施設からの便り

すばらしいですね

一人では出来ないから 二人で作る

頭では わかっていても家族は なかなか以前は出来たのに・・・・

という もどかしさから出来ないと言う方が多いのですが

ご主人はすばらしいですね


振り返って

認知症の妻にとっては この味噌汁つくり かなり頭を使う作業のようです 

手順・具選び・量・調味料の量・加熱時間 その他 工程がかなりの量になります


これらを順序立てることは 今となっては 妻には不可能なことになってしまいました


単調な仕事しか出来ないことが わかりました

カバンいじりや トイレットペーパーいじりは 妻にとっては立派な仕事なのだと

認めます


が、しかし私の心の内は・・・・・・・・・・なのです!?!?