妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護に勝る良薬なしと言われています!!

2015-07-23 18:15:02 | アルツハイマー型認知症

散歩コースの道端に這ってました(昼顔?)

 

アルツハイマー型認知症の妻(80歳)は特養に入居しています。

要介護5に認定されてから6年になります

現在の容態は

意思の疎通が出来ない

目は瞑ったまま

声は発しない

食事はスプーンでの全介助

私の見方ではアルツハイマー病の最重度の段階だと思う。

 

以前からアルツハイマー病に関して解せないことがあります。

アルツハイマー病という病名があるのに治療しない病気は他にあるのかと思っています。

妻の場合は12年前にアルツハイマー型認知症と診断され、即、アリセプト・セロクエルの服用が始まり

月一回の通院後は(受診は6か月間だけ)私一人で服薬を貰いに6年間続いたが、老健入所と同時に

アリセプト、セロクエルの服用は自然に無くなったのです。

アリセプト、セロクエルの服用の甲斐もなく6年で要介護5に・・・

 

それ以来6年になりますが、アルツハイマー病に関しては医師の診察は一度もない??

現時点では治療方法がないからだと理解していますが・・・。

 

なので、アルツハイマー病の進行を少しでも遅らせるには、次々と失っていく機能を手助けして

安心して暮らせる環境づくりが最善の治療だと思う。

 

介護家族、施設の職員の皆様の温かい思いやりが伝われば安心して日々を過ごせると思う。

認知症には、介護に勝る良薬なしと言われています。

その通りだと思う

 

今日の昼食介助

眼は一度も開かない、声は一度も発しない

意思の疎通は出来なかったが私が口に運ぶスプーンには大きく口を開けてほぼ完食。

毎回口を開けて応えることが唯一のコミュニケーションになっています。

3日後の面会も今日と同じに、口を開けてもらえることを期待しています。

 


今日の妻の体調は・・・?

2015-07-11 19:04:19 | 認知症介護

3日毎に妻の入居している特養に昼食介助に通ってます。

 

前々回(7月5日)の体調は2~3年前に戻ったかのような好調だった。

それが、その日に限って血圧が何と87と低かったのに!?

 

職員さんが私が到着して直ぐに知らせてくれました。

何時もは100~110と言われた。

 

血圧が低いと脳機能が好調なのか?  脳の働きが良いと血圧が低いのか?

 

いずれにしても、今までは体調が良い時は、次回の訪問では必ず、一段と進行しているのです。

 

嬉しいのか!?

素直に喜べない!!

 

3日後の訪問(7月8日)

対面するまで不安だった・・・3日間何となく落ち着かなかった

 

対面すると思った通り一段と進行した様に見えた。

体幹は力が抜けたように【クニャ・・・と】していた。

首も左に傾いていてパッドをあてがっていた。

 

にもかかわらず、食事はスプーンで8割ほど40分かかって完了。

目は瞑ったまま

声は発しない

声を掛けても全く反応なし

 

本日の体調は

3日前よりさらに悪化

体幹・首の力が抜けパッドでうまく補正できない…。

食事介助は一品残して40分で食事完了。

 

今後の進展予想できます。

今まで、何回も何回も一喜一憂に振り回されてきたが、喜ぶ出来事はほんのひと時ですが、

今後また起きるか分かりません?

嬉しいことは素直に喜ぶべきだと思った今回でした。

 


意外な出来事…今回限りか!?

2015-07-06 16:08:13 | アルツハイマー型認知症

施設の帰りに紫陽花寺に寄ってきました・・・去年は7月20日頃行ったと思う

 

昨日、特養入居中の妻の3日毎の面会に行って来ました。

アルツハイマー病を発症して12年(認定されてから)現在は全介助、目は瞑ったまま、声は発しない、

意思の疎通は出来ません。

私を認識出来ません。

 

昼食介助で、口に運んだスプーンに反応して口を開くのみが唯一のコミニュケーションです。

最近は車椅子に真っ直ぐに座っていられなくてパッドをあてがっていますが、昨日は身体が傾くことなく

真直ぐに座っていた。

首もしっかり座っていた。

 

表情は目は瞑ったままだが精気を感じた。

もう、少しでもの回復は見られないと思っていたが・・・?

スプーンで口に運ぶごはん・おかずマイペースでよどみなく食べていた。

 

このとき、職員さんが「今朝、血圧が低めだったです。87だったです」 「いつもは100~110です」

と言われた。

 

今までになく体調が良く 首を左右に振ったり、あくびをしたり、2年前くらいに戻ったようだった。

ここでまた、わけもなく、つまらぬ妄想が湧いてきた・・・。

 

アルツハイマー病に侵され破壊されて僅かに残った脳ミソは血圧が低めだと働き始めるのか?

何も考えてないのに、頭の中を勝手に過ぎったのです。

 

このとき、いつか試そうと思っていたことを思い切って実行してみた。

私の問いに、解っているが、声も出せない、目でコンタクトも出来ない、表現する手段がないから?

しかし、口を開くことは出来る・・・!!

この体調の良いこの時だと実行してみた…。

 

妻は、自らの左手を右手で握っています。

私は、その上から右手で力を強めて「誰だかわかっているよね!わかったならば口を開けて!」

と握ってみた… 2~3秒おいて

又言ってみた・・・。

何の反応も何の変化もなかった

ヤッパリ これがアルツハイマー病の最重度の現実なのだ

ヤッパリ こんなことは試すべきではなかった