妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

アルツハイマー病はやはり改善しないと認めます悪化するのみ

2013-11-29 21:41:05 | 今日の夕食介助

<いつもは見えない磐梯山 冷え込んだせいか暫く振りに見えた 自宅裏の畑から>

アルツハイマー病の妻は特養に入居しています 要介護5 全介助 意思の疎通は出来ません 食事はスプーンで食べさせています。

3日毎に夕食介助に通ってますが 前回3日前行かれなかった……4年半の内で2回目です。6日前は最近になかった快復したかのような体調だった…しかしこのような現象何回も経験しています。

次回の面会では 必ずと言っていいくらいに返って悪化しています。

今日の夕食介助 期待より不安の気持ちで対面した・・・やはり声をかけても全然反応なし、真正面に対面してもピントが合ってない。

夕食介助

スプーンで最初におかゆを口に運ぶと空腹感があったかのように直ぐに口を開けたのです。反応が早かったです。みそ汁を残して完食。

みそ汁は、2口お椀で啜って飲んだが、3回目は口をロックしたように開けなかった。

決して改善されない・・・じわりじわり時間をかけて悪化していくアルツハイマー病…今となっては奇跡は決して起きないと思えるようになった。

私が今出来る事は食事介助だけです…しかし、いつ口から食べられなくなるのか不安が付きまとっています。

明日は明日の風が吹く・・・この言葉に勇気をもらっています


私自身が認知症予防を実行しなければ

2013-11-27 12:15:03 | 日記

昨日は 3日毎の妻の夕食介助に施設に行く日だったが・・・

忘れたというより 朝から今日は行く日だと分かっていたが 夜も遅く11時頃になって行かなかったのに

気が付いたのです


前回 23日の面会では 今までになく機嫌が良く 3日後の面会が期待と不安が波打っていた。

というのは 今までは好調だった次の面会は期待に反して逆に極端に進行していたので・・・。


このことが日中頭から離れなかったせいか施設に行く時間になっても出発する行動をしなかった。

午後11時になって気が付いた・・・

こんなこと初めてです・・・。


もしかして 私はMCIかと疑ってみた


日記をつけているので後日読み返せば認知症に進行していく記録になると思うが、

私が認知症になっていたら読み返すことも出来ない筈だ?!


アルツハイマー病は防げないかもしれないが、単に認知機能低下は予防できると思うので

一般に推奨されている予防方法を実行することにした。

私が納得できる一番の予防方法は先ず身体を動かすことだと思います


「どのる」と言う言葉を思い出した

2013-11-24 12:54:22 | 日記

23日の夕食介助

いつもの時間 午後6:00丁度 妻のグループのリビングに入室。

入居者さん6名 お互い無関心で配膳を待っていた。


早速 妻の左隣に座ると今まで何か月も私に気付いたことがなかったのが、少し振り向いて

私の眼を見つめたのです。


直ぐに 職員さんが来て、日中、妻は「声を出して笑いました!」と知らせて下さいました。

笑ったのは暫く振り・・・声を出して笑ったのは、ここ2~3年なかったと思う?!

食事時間中 大半の時間 顔を私に向けていた。

何か言いたいような眼差しで、唇を動かしたが解読できなかった。


認知症が改善されるのかな? と期待したいところですが、今までに何度もこの様なことが

起きたのです。


次回 はずんだ気持ちで対面すると いつも、かえって一段と悪化しているのです。

一段と悪化する前触れの気がする

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症状が一時的に好転することを当地では どのる といいます

この言葉ピッタリです・・・今の状況をピッタリ表わしているようだ~~!!

この言葉、私が25歳の時当地に移住して初めて知った言葉ですがほとんど使いません

一時的でも妻の笑顔を見られたことは嬉しく思った

次回 声も聞けることを期待したいですが?


意思の疎通は出来ないがこちらの思いは伝わるのかもしれない

2013-11-21 15:21:43 | 日記

特養入所中の妻は アルツハイマー病で要介護5 全介助 意思の疎通は出来ません。

声は発しません。

食事は全てスプーンで食べさせています・・・

3日に一度 夕食介助に通っています。


今年の春 老健から今の特養に移転しました。

初めて迎える冬です……。

施設は郊外の小高い丘と言うより山?の上にあり 主要道路からは殆ど施設関係車両しか通らな

い坂道を5~600m上った所なので 大雪で行き帰りが出来ない時がありそうだ?!

その時は日中に変更しようと思う~~。

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20日の夕食介助

PM6:00 妻のグループのホールに着くと いつもと変わらず車椅子でテーブルに着いていた。

私が隣に座ったのも気が付いていないようで まっすぐに どこにピントが合わせているのか

分からない虚ろな眼。

職員さんが声をかけても全然反応なし……

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職員さんと日中の報告を聞いていた時…何かの話題の中で 妻は孤独を好まない性格だったの

で 多床室に入れてよかった 私も望んでいた・・・(確か新型特養の話題だったと思う)

と言った時 私たちの会話をすべて理解して聞いていたかのように ピッタリしたタイミングで

この時だけ大きく頷いたのです…!!

 

この時ばかりは 意思の疎通は出来ないが 一方通行で相手の意思を読み取ったと思った。

私が声にしなくても思いは伝わるのかもしれない

 


認知症介護者交流会の意義

2013-11-18 17:08:20 | 日記

<この柿の木 畑に1本だけで目立ちます 見事です>

昨日 認知症介護家族の交流会がありました 月1回の定例会です。


今回の定例会で考えさせられた課題。

話された会員・・・この方は 奥様がアルツハイマー病で 発症から約10年最重度の段階になり

意思の疎通がなくなり 今から2年前に亡くなられました。


施設入所中の奥様を定期的に面会に行き 人との交流で会話の機会があったが奥様が

亡くなってからは 人と話す機会がなくなった・・・この交流会に出て気心知れた仲間と話せる

ことが一番楽しみにしている・・・気持ちが落ち着く・・・と話されました!!


私はハットした

今の私は 妻のことで頭が一杯で 認知症のことだけ考えている状態です。

人との会話は認知症に関係ある人たちに限られていることに気が付いたのです。


現在の私は認知症に関係のない人達とは認知症の話はしません。

以前、認知症の話を出すと「関係ないから聞きたくない…!」と言う態度をとられたのを何回も

経験してます。


私は確信します

認知症介護者は 同じ立場の仲間と交流を図って お互いに自分の課題を聞いてもらえる場が

絶対に必要だと改めて思いだした。

交流会の原点は お互いに聞いてもらう…お互いに真摯に聞く…これが原則だと思った

不安が少しでも解消されればと思う