妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

小呆け時期の奇抜な行動が懐かしい

2014-07-30 18:42:55 | 介護の回想

裏山の桃畑にて…美味しそうです!!

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居中…意思の疎通が出来ない。

3日に一度昼食介助に通ってます。

 

12時丁度に妻のグループの食堂に入ると いつもと同じに車椅子に座って右手で左拳を

握って身動きせず固まっていた。

 

今日は試しに妻の左側に座って声を掛けないで、ごく近くから目を瞑ったまゝの妻の表情を見

つめてみた・・・。

何の変化も感じなかった。

 

3日前の面会の時 声を掛けなくても 手で触れなくても側にいる私の存在・意思を感じ取れる

のかな?と、ふと思いついたのです。(テレパシーの様なもの)

もしかして、一方通行で妻には読み取れるのかも?

 

今日は食欲があまりなく焼き魚だけ残した。

妻は食べたくないとガッチリと口を閉じて どう促しても決して口を開けません。

 

思い出したこと

妻は平成17年度は当特養のデイサービスを利用していました。

平成17年8月23日の連絡帳の施設からの便りから・・・

読み返して内容がサッパリわからないのです。

当時は分かっていた筈。

担当の職員さんが驚愕して私に手に取るように話してくれましたが、今になっては全然思い出

せないのです。

 

その内容は

朝到着して体温を測る際 服を脱いで頂く時にシャツの一番上のボタンが元々ないため 

驚いた事に黒糸でネックレスのようにまいてありました。

又、白糸でボタンのあたりに ボタンがほつれないようにぬってありました。

 

何回読み返しても情景がサッパリ浮かんできません。

当時は分かっていた筈です。

究明しないで小ボケ時期の思い出にしようかなと思います

 

 


今日の昼食介助で思い浮かんだこと

2014-07-27 18:49:31 | 日頃気になること

家の裏の桃畑 今が旬です

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居しています 

3日に1度昼食介助に通ってます

 

12時丁度に妻のグループの食堂に入ると 一つのテーブルに入居者さん4人お互い会話も

なく無言で配膳を待っていた。

 

妻は目を瞑ったまゝでまるでお地蔵さんの様。

声を掛けても腕を触っても反応なし。

が、何となく表情に活気があるように見えた。

 

昼食が揃って まず、ご飯から「ハイッ!! ごはん!!」と言ってスプーンで口元まで運ぶと

口を大きく開いて食事を待っていたかのようにスローペースながら完食

 

目を瞑ったまゝなのは まぶたが開けられないのか~~?

試しに左瞼を下げてみると 両目を開けて私を見つめて「ニコッと」したのです(声はでなか

ったが)

手を放すと閉じてしまったが笑顔に近い表情が10秒くらい続いた。

 

もしかして妻は 目を瞑ったまゝでも自分に必要な情報は読み取れるのかも・・・?

50分くらい付き添っていたが話しかけに一度も頷くこともなく帰ぎわに「かえるよ~~。」

言っても目は瞑ったまゝで表情の変化は全然見られなかった。

 

しかし、私が1時間ほど一緒にいたことは本人の記憶に残らなくても私がいた瞬間 瞬間は、

アルツハイマー病に大きく破壊された脳の一部に移ったと思うのだが??

本日の昼食介助で思い浮かんだこと


人間の寿命は何歳までか?

2014-07-24 18:12:37 | 日頃気になること

施設入口の土手…今年初めて咲きました

今日の昼食介助

当地はまだ梅雨明け宣言は出ていません

蒸し暑いです

 

正午丁度に妻のグループの食堂に入ると 今日も目を瞑ったまゝで右手で左拳をきつく握って固まっていた。

対面して「ご飯の時間だよ…冷たいフルーツから食べるか?!」とか声を掛けて、固まった拳に右手を添えて 左手でスプーンを口に

運ぶと…見えてないのに口を開けるのです。

 

ごはん おかずを食べ始めると固まった拳はだんだんと緩んできた。

ごはんは赤飯が出た。

 

102歳になられた女性の入所者さんの誕生祝だそうです。

皆さん食事が終った頃、赤ずきんに赤いちゃんちゃんこを着て車椅子で職員さんが付いて回ってきた。

このおばあちゃん いつも車椅子でで施設内を回っている入居者さんだった。

人間の寿命は一体何歳までなのか?気になったので調べてみました。

記憶によると人間は120歳が限界とされていたのが120歳以上生きた人が、日本人にいたと覚えていたので調べてみた。

徳之島の泉重千代さん120歳と237日(1986年)

ギネスに載っているそうです。

 

聖書には人間の寿命は120歳と神様が決めたと書いてあるそうです。

私は確認していませんが~~!?

食事介助あと2口くらいのとこで口を固く閉じてしまったが9割ほど食べたので完了。

50分くらいかかった

帰りに「帰るよ・・・と手を触って声を掛けたが反応なし。」

声が出ない 目が開けない 頷くことも出来ないが何でも分かっている筈だと勝手に思うことにしている

 


ユマニチュード・・・?

2014-07-21 18:28:33 | 認知症介護

本日の昼食介助で思ったこと

いつもと同じ12時に妻のグループの食堂に到着

テーブルに車椅子で着いている横向きの姿 40m位手前から見えたが今日も小さく見えた

隣に座って、まず無言で顔を見合わせたが表情の変化は見られなかった・・・。

 

「ご飯の時間だよ!!」と声を掛けても反応なし

職員さんは私が来ると表情が違うと言います。

確認したかったが、職員さんたちのことばを信じます。

 

40分かけて8割方食べた

退室まで50分間、目は瞑ったまゝ 声は発しない

帰り際、 「帰るよ・・・!」 と声を掛けても全く反応なし

 

 

昨夜「 NHKスペシャル認知症」を視ました

このなかでユマニチュードというケアの方法初めて耳にした

今魔法のような介護だと大変注目されているそうだが、今妻が入居している施設と何も変わった

ことはないと思った。

 

内容は人間の尊厳を第一においての介護

当然です

どこの施設でも一人の人間として扱われています

 

同じ目の高さで、正面から、手を触れて、優しく笑顔で語りかける と言ってましたが、私は毎回

この光景を見ています

 

そして、椅子から立ち上がる手助けを・・・と言っていた

 

このシーンこの介護方法に対応できる患者さんを選んだのでしょう?!

立ち上がって転倒するリスクを考えると・・・? この件に対してはコメントできません

認知症患者は千人千色です

 

妻は目は瞑ったまゝ、声は発しない、もちろん立つことは出来ません

妻にはユマニチュードなる介護方法何も新しい方法ではないです

この方法で施設でも私個人でも実行しています。

 

サブタイトルの「驚きの介護で症状激変」

私には誇大広告だった

 NHKさん、今回も大袈裟だった、

でも、大いに勉強になりました

 

 


一目見て一回りも二回りにも小さく見えた!?

2014-07-18 18:46:15 | 日頃気になること

<この時間雨が降り続いてます 隣のムクゲ私の部屋の目の前まで伸びてきました>

昨日は夜半過ぎから雨音が聞こえるほど降り続いて 今日も小雨模様です。

施設に向かう途中に見える阿武隈川 8号台風の時よりはるかに水位が高いです。

 

正午丁度に施設に到着

市内を通らないので田園風景の中をヒトっ走りの15分で到着

食堂に入ると いつものように車椅子でテーブルに着いていたが 一目見て妻が小さく

見えたのです。

体重が減って小さくではなく一回りも 二回りも小さく見えたのです

今まで完食を目指して時間がかかってもと頑張ってきたが 今日初めて  完食出来なくても

食べられるだけでいいです と看護師さんに言われた。

 

おかずは全部食べたが ごはんは半分残したところで口に入れたままになったので終了。

 

私には今日の妻の体調は不調に見えたが職員さんは今朝の食事の時

「ごはんです~~。」と声を掛けると目は瞑ったまゝだったが頷いて「ハイッ!!」と言ったような

声は出なかったがそのような口の動きをしたと伝えてもらいました

最近なかったことです。

 

私には今日は絶不調に思えたが??

 

妻を看ていて思うのです

認知症がどんどん進んで現在はただ食べるだけ 声は発しない 全て全介助 意思の疎通は

出来ない 脳の機能が破壊されていますがこれが原因で寿命が短くなる 老化が早まると言う

ことはないと思うようになった。

 

アルツハイマー病が原因で亡くなられた方を聞いたことがない。

皆さん他の病名で亡くなられています

 

私は認知症の勉強は一先ずおいて予防方法を勉強しています。

何の根拠もないので発表できませんが自分では実行しています。