妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

妻のアルツハイマー病最重度段階です食事が口から摂れなくなってきた

2013-07-29 21:05:41 | 今日の夕食介助

4月21日この桃畑 満開だった…季節外れの積雪がありました

今日の特養の妻の夕食介助記録

連日の雨の中 特養にPM5:45到着

ホールに着くと入所者さん7人 皆さん車椅子でテーブルに着いていた・・・

妻だけ車椅子に座ったまま、目を閉じて眠っている状態だった


直ぐに看護師さんが来られました・・・(今日の報告に)

20日のてんかん発作以来の服薬デバケンのシロップが睡眠作用が強いのでしばらく中止してみると言われました。

昼食は食欲がなく食べられないので点滴をしたそうです。目を瞑った状態だったそうです。

私も初めての発作だけで服薬を続けるのはどうかと思っていた。2度目の発作が起きてから対処すればよいと思う。

夕食は5分の1くらいしか食べなかった。口に入れたままで飲み込まないのです。
みそ汁はスプーンで口に運んでも啜らないので飲ませられないです

不思議です

この段階で整腸剤を飲ますことになった・・・ご飯と一緒にスプーンで「ハイ薬だよ!!」と口に運ぶと1回で口を開けたのです

今まで薬を拒絶したことは一度もないのです

看護師さんとの話の中で今後のことですが?と話が出たので私はたぶん胃瘻のことかな?と推測して、その時は迷わず胃瘻をお願いしますと決めていると伝えました。

すると、胃瘻を造るのは少し前もって体力のあるうちに造成した方が良いと言われました。

いずれにせよ私は その時は胃瘻を選ぶと決めています!!

最近アルツハイマー病の進行が目に見えて進んでいます

 


本当にアルツハイマー病は人類の敵だ

2013-07-27 14:36:17 | 介護の回想

<家の近くの雑木林・・草の実です>

昨日 施設に妻の夕食介助に行ってきた。県内各地は局地的な大雨のニュースが流れていたが当須賀川市はそれほどの雨量でなかった。

行きがけに阿武隈川を右手に見たが普段の雨量位の水位だった。
須賀川から上流はあまり降らなかったようだ!?

特養から半袖の肌着と半袖の上に着る物を持ってくるように言われたので、3枚づつ用意して持って行ったが、今までは夏でも半袖は着てなかったのです・・・??

本人は意思表示が出来ません…暑いですか?と聞いても声は出ないし 頷くことも出来ない。もしかして 暑い という意味が分からないのかも?・・・暑い 寒い の感覚がないのか!!

夕食介助で、みそ汁がカップでうまく啜れないのです。スプーンで一口づつ運ぶが何回か咽るので半分も飲めなかった。

本人は喉が渇いたからと伝えられない・・・または、喉が渇いたという感覚がないのか?

妻を見ていると喉が渇いたから水分をとるという動作に見えないのです・・・。

昨日の観察では 水分をスプーンで口に運んでもようやく口を少し開いて自分で啜らないので流し込んだ…しばらく口に含んだままで飲み込んだ確認は出来なかった。

22日の症候性てんかん発作以来 食事の動作が一段と緩くなったようだ・・・

現在 治療法のないこのアルツハイマー病 確実にゆっくりと進行していくのが分かります。

毎日を悔いのない介護と自分に言い聞かせています

明日のことは思い浮かんでも考えないことにします

 

 


アルツハイマー病介護に勝る治療はないと信じます

2013-07-24 12:20:24 | 今日の夕食介助

<我が家の庭 雑草の中にこれ一輪だけ>

当地は朝からくもり空で間もなく雨のようです 22℃で肌寒いです。

昨日の夕食介助の記録

20日朝 痙攣発作で緊急搬送され 症候性てんかん の疑いとのことだった・・・
点滴が終わり 午前中に施設に戻ってきました。

22日から食事は摂れ 23日の夕食時は眠気に襲われていて 目が開けないままで半分ほど食べたが それ以上口に入れたまま飲み込まなくなったので終わりにしました。

てんかん予防薬デバケンのシロップ という服薬は睡眠作用があると説明を聞いてきたのでそのせいだと思うが私は利きすぎるのはどうかと心配です。

初めて起きた発作です 家族としては服用せずに様子を見たいです。副作用が心配です。なんでも医師の指示に従うのは十分な納得が得られてからだと思う。

アルツハイマーと診断されて以来 6年間飲み続けていた抗精神病薬セロクエル 薬剤情報を読むと妻の場合不要だし副作用が気になっていた・・・??!!

車椅子に真っ直ぐに座れないのは副作用のせいだと素人のカンが働いたので私は勝手に服用をやめてみた。(平成21年2月時点)

傾きはそれ以来起きてません。

それ以来 4年半セロクエルもアリセプトも服用していません!!

私は妻に対しては介護に勝る治療薬はないと いつも自分に言い聞かせています

 


今日は土用の丑の日だったが

2013-07-22 16:31:24 | 日記

20日の朝 妻が起床時に(AM8:00)痙攣状態になったので救急車を呼んだと施設から連絡が入った

搬送先が決まったら連絡するので自宅待機してとの連絡だった・・・

市内の病院が見つからず 施設から約30㎞先の市外の病院へ緊急搬送された。


自宅からも約30㎞で道路は空いていたので30分で着いた。(AM11:00)

診察と処置は終わっていた・・ 病名は症候性てんかんの疑いということだった・・
アルツハイマー病患者にみられる症状だそうです。

血液検査では特別の異常はないとのこと…CTも撮りました。

特別異常は見つからないとのことだったが ついでにCT画像からアルツハイマー病なのでどのような異常が見られますかと医師に訊ねてみた。

文献などで見ていたが 確かに素人でも分かるような異常な隙間があった(健常者とくらべて)
担当の医師は私に納得できる解説をしてくださったのです。

午前中に施設に戻ってきました

治療としてデバケンのシロップという薬を服用することになったのです

再発の可能性は高いと言われました

 

今日は日中面会に行ってみた

12時少し前だったがベッドで眠っていた

車椅子に移して食堂に連れてきた

目は瞑ったまま…昼食のおかずにウナギのかば焼きが出ました!!

今日は土用の丑の日だった!

昨日 認知症の勉強会で口腔衛生士による口腔ケアの講演がありました

その中で 味覚は先ず目で見てから反応すると解説されたのですが 妻は今日は目は瞑ったままです 言葉にも反応しません?!

口に入れて鰻と判別できるのだろうか??

そういえば以前 絶対に口に入れなかった梅干し とか、酢の物 なんでも食べるのです 原因は分かったような気がするが、甘いものや辛いもは目を瞑っていても分かると思うが・・・?

食べ物を絶対に見ないのです

食欲がないせいか せっかくのウナギのかば焼き 箸一つまみだけだった

一時はどうなるのか極度の不安に襲われたが翌日から食事もとれ ひとまず安心しました。


全てがアルツハイマー病のせいだと思うと妻があまりにもいとおしい

2013-07-18 12:46:11 | 介護の回想

散策コースの畦道に多く見かけます。名前は分かりません。左は朝顔だと思うがツルがありません 地に這ってます。

当地は今 雨は止んでどんよりとした曇り空ですが外気温23℃です。少し半袖では肌寒いです。

私は今 認知症介護体験と言う題目で講演を引き受けて原稿を書いていますが まるで筆が進まないのです。

4年前までは5~6回講演したことがあります。その頃は妻は要介護3で意思の疎通はできたし身体的不自由もなかった。異常行動で振り回されて私は被害者意識があったので幾らでも書けたし かえって時間不足だった。

ところが 現在は当時の心境とまるで真反対のように変化したのが分かったのです。

アルツハイマー病発症から10年 苦しみや怒り 混乱状態になったこともあった。妻のせいでわたしは貧乏神を引いてしまった。私は被害者だと妻を恨んだこともあった・・・。

が、今は、全てが、アルツハイマー病のせいだと自分自身に言い聞かせていると妻があまりにもいとおしいのです。

介護体験発表は現在の心境を主に話すことにしますが まとめるのが難しいです

ほんとうにアルツハイマー病は人類の敵だ