妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

よく乾麺を茹でていた

2011-11-30 00:11:46 | 日記

アルツハイマー病の妻 要介護5で老健に入所しています

6年前の 特養のデイ利用時の 日記です(要介護2)

8月24日(水)

いつも おかずを殆ど食べないので パン食にしてみました

食パン一切れを半分 「切れてるバター」を 全部残しましたが

牛乳は コップで7割くらい飲みました

 

結局 パンは1/2切れしか食べなかった

 

おかずを食べないからと言っても 2人分用意するのは

不経済だし 虚しい思いです

 

施設の連絡帳には 毎日 「全部召し上がりました」 と記載されてます

 

施設からの便り

 

朝食を召し上がらないという事で 昼食は少し多く召し上がっていただきました

又 水分量も少ないという事でしたので 飲み物は全て

キッチリ 召しあがって頂いています

 

午後からまた 気分転換にドライブに出かけています

 

反省

平成23年11月30日(水)

パン・バターは元々あまりと言うか 殆ど食べなかった

これ以降 パンは出していません

 

認知症発症以前は うどん類が好きで よく乾麺を茹でていたのを

思い出します

 

逆に私は 麺類は好まなかったです

 

余談ですが

私は ここ数年 麺類は付き合いで年に1~2回しか食べません

 

ところが 去年の1月 知人と四川ラーメンを食べ(このとき何か焦げ臭い臭いがした)

帰宅してから 腹痛が激しくなり 全部吐き出したが

苦しくて眠れなかった

 

翌日病院に行き点滴をしました

 

それから 数日後 この知人と腹痛でひどい目にあったことを

話すと

なんと この知人も帰ってから胸が苦しくなり 指を喉に入れ

自力で吐き出したと言いました

 

ラーメンを食べてから数日たち快復したので 其のままにしました

二人ともラーメンに懲りてからは

とんかつ店や 回転寿司店に 時々行きます

 


『認知症介護家族』の取材があった

2011-11-29 00:01:39 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 要介護5 で老健に入所してます

6年前 特養のデイを利用してました その時の日記です(要介護2)

8月22日(月)自宅で

市の広報課の人が 「広報すかがわ」 に載せる

『認知症介護家族』 の取材に来られました

 

家族にとって一番の問題は と訊かれて

即座に答えられたのは 家族全員の理解と協力で

温かく 本人に接する事が 絶対に必要です と訴えました

 

なかなか出来ないことです、と

 

現在の心境

理解といっても具体的に言い表せないが

認知症に関しての ある程度の医学的な知識があること

 

当人は 人格が破壊されてしまっているので 当人の

異常行動・言動を目の当たりに見ていれば

侮蔑の目でみてしまう

嫌悪感を覚える

 

しかし 以前は こんな妻ではなかった

病気の所為で こんなになってしまったと 哀れむと

相手の気持が読めるようになります

 

いつも 温かく 優しく 接するように心掛けていれば

お互い安心して暮らせます

 

8月23日(土)施設からの便り

朝 到着して 体温を計る際 服を脱いでいただく時に

シャツの一番上のボタンが 元々、無いため 驚いたことに

黒糸でネックレスのようにまいてありました

 

又、白糸で ボタンのあたりに ボタンがほつれないように 縫ってありました

 

この施設からの文章

何回読み返しても 事情がさっぱり解りません

これを読んだ当時は 解ったか 解らなければ職員さんに

聞いたと思う

 

おそらく 想像も付かない行為だったと思います

職員さんが驚いたことですから

 


6年前と今の心境は

2011-11-28 00:06:00 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 要介護5で 老健に入所してます

6年前 特養のデイ利用時の 日記です(要介護2)

平成17年8月20日(土)

夕食の準備が出来たので 「これ全部食卓に運んで」 と頼むと

ご飯だけ運んで そのまま・・・これも運んで と又、頼むと

おかずだけ運んで そのまま。

 

持って行った茶碗 皿 を並び替えて まるで子供が遊んでいるようでした

 

振り返って

何回も運ぶ作業は 一回終わって 次を繰り返すという記憶が無いので、

又、あといくつあるかも 記憶が無いので 全部続けて運ぶことが出来ない

 

一連の作業工程が頭に入らないのです(記憶障害)

 

糸を巻きかえる行動は 糸を巻く行為だけなので

区切り が無いから長時間続くのです

 

妻のこの様な 不可解な行動は アルツハイマー病のせいなので

説明したり 注意するのは 誤りであると私は理解してますが

 

心身が休まることがない

 

私の趣味のへらぶな釣りは 気分転換に

大いに 助けられていますが これからの季節は

長時間は無理だし 釣果も0~3枚位です

 

しかし この釣りは止められません

いつまでも 釣りが出来るように 健康に注意します

いつまでも 介護がつづくように 健康に注意します

 

 


認知症の所為なら仕方がないのか?

2011-11-27 00:11:25 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 要介護5で 老健に入所してます

6年前 特養のデイを利用してました 当時の記録です(要介護2)

8月20日(土)

「ご飯を食べよう」 と言うとトイレに入り 出てから

風呂場をいじっていたので 又、「ごはん」と言うと

カバンをいじり始めました

 

1時間くらい待ちましたが 食べる気配が無いので

私一人で 先に食べ始めました

 

私が食べ終わる頃、食べ始めました

 

施設からの便り

昼食や おやつ作りの お手伝いは そばに職員が付いて

そのたび声かけし やって頂くと上手に お手伝いしてくださいます

 

仕事をして体を動かすと 「あぁ・・ 暑い~」と 息を切らせておられます

 

振り返って

夕ご飯の支度は 私が全部やり その間 妻はカバンいじりに集注してました

トイレから出たときは ご飯を食べることは忘れていて

風呂場の小物類を配置変え してました

私が食べ終わる頃 妻は片づけが終わったのだと思う

 

夕食は まず、二人で食べてから それから他の家事をやるという

段取り・・・計画・・・相手に対しての思いやり・・・協調性・・・が出来ない 取れない

これらは 認知症の所為だから仕方がないと 私は認めないのです

 

息子は(次男43歳) 母は、昔から、家族全員で一緒に食事をした事は

殆ど覚えていない、と言ったのが気になって 私の記憶をたどっていくと

確かに 私たち二人だけの当初から そのようなことがありました

自分だけ遅れて箸を取っていた

 

認知症を発症してから 性格が強調され 妻特有の症状は 性格からの由来が

ほとんどです


この2年間洗濯したかしないかわからない

2011-11-26 00:42:26 | アルツハイマー型認知症

アルツハイマー病の妻 要介護5で 老健に入所してます

特養のデイ 利用時の日記です(要介護2)

いつも デイから帰ってから 直ぐに カバンいじりが始まるのが

カバンをいじらず 取り込んだままの洗濯物が 部屋においてあったので

その洗濯物を 丁寧に時間を掛けて畳んでいました

 

妻の物は 先にしまって置きましたが 自分のものが無いのに

気が付かないようでした

 

施設からの便り

午前中 郡山の ポップサーカスに行ってきました

行っても 公演に集中する事ができず 他の利用者のカバンが

気になったり 「子供たちのごはんの準備しなきゃ!!」 と、

職員や 他の利用者をまきこんで殆ど観ていませんでした

 

会場に居ることができず 途中退場してきました

 

振り返って

妻は 几帳面な性格なので 乱雑な 取り込んだままの

洗濯物に目が移ったのだと思う

 

自分のものが無いのに気が付かないのと この時点で

2年ぐらい自分では 洗濯は してないのが気が付いていない

 

妻の認知症の症状は 記憶が途切れ 途切れで 思考も継続しない

この瞬間の目に見えていることと 過去の記憶が一コマ 一コマ

頭に浮かんで 出た映像だけを 平面で語っている(思考が伴わない)

と私は観察しています

妻には 将来の事を考えたり 思ったりする事が あるのか 私にはわかりません