妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

午後からへらぶな釣りに行きました

2012-04-30 19:33:25 | 釣り

 

 

 

 

 

 

 

今日も風もなく絶好の釣り日和でした。

ブログタイトルが へらぶな釣りなのに 釣りの記事がないと お叱りをうけました。

これから絶好のシーズンです 毎年5月は釣果は一番。

型物も一番出るし 何といっても気候が最高です。


私は  この へらぶな釣りで 介護の精神的疲労が癒されています。


写真上は37cmです。

昨日は これより一回り上の型物が出ましたが写真撮れませんでした。

今日はカメラ持参しました。

私は午後から9枚でした。

朝からの釣り友は25枚でした。

今日は食いの良い日だった。

今までは毎日2~3枚の釣果でした。

たまに皆 10枚くらい出る日もありました。

全員オデコの日も何回もありました。


認知症患者の一般病院入院時の付き添い問題⑤

2012-04-30 01:13:29 | 認知症介護

前日からの続き・・・

2日間は一睡も出来ませんでした。

私の食事の時は看護師さんに見ててもらい 売店で弁当を買ってきて病室で食べた。


午後6時から7時の間は 息子に来てもらい 自宅に行って洗濯・入浴を済ませ帰りに

弁当を買ってきて病室で食べました。


4日目からは 普通食になり 点滴は日中だけとなり 痛みを訴える事もなく快方に向かって

きました。


点滴中断中 点滴針を抜かず包帯で仮止めしてたので就寝中 自分で取ってしまい

パジャマ・シーツに多量の血が滲んでました。


また、部屋から出て他部屋に迷い込んだこともありました。

やはり、四六時中、目が離せません。


10月22日。

体力もほぼ快復し、25日の退院を待つのみとなりました。

この日は、息子に看てもらい、杉山孝博Dr.の研修講座に出席できました。

5時間が短く感じた名講義でした。


認知症患者の入院時の家族・医療側の対応・対策の講座もあればと思いました。


25日。

予定通り無事退院し、お世話になっているグループホームに戻りました。

入院まであれ程あった不安が、「案ずるより産むが易い」 の心構えで乗り切れたと

思います。

以上、妻の入院中の私の付き添い介護体験です

 

認知症患者は程度の差はありますが、理由は言うまでもなく 四六時中の見守りは

絶対に必要です。

小児・幼児を親が付き添うのと同じです。


現在では殆んどの病院で認知症患者の入院時は付き添いを認めているし要請している

と聞いています。


介護保険制度の趣旨は賛成です。

実情に合った運用で対応すれば良いと思います。


 

 


認知症患者の一般病院入院時の付き添い問題④

2012-04-29 00:48:20 | 認知症介護

前日からの続き・・・

手術当日(10月17日) 点滴を付け 車椅子で手術室に入っていきました。

本人は これから何が起きるのか全く気にせず 笑顔で私を見つめ手術台に向かいました。


医師に 「一緒に入ってください」 と、促され後を追って手術台に行きました。

手術台まで行くと この時点でも笑顔を崩さず自力で台に上がりました。


横になると直ぐに 麻酔マスクが当てられ 忽ち昏睡状態になったところで手術室を出た。

この時 私は一度も手術のことを話さなかった事が妻の尊厳を傷つけてしまったと

私の心が揺れ動いた。


、「みんなわかっているよ。ありがとう。」 

「心は無くなっても魂はのこります。」

と あの笑顔が魂で訴えていたのかもしれない。

妄想でも信じれば心が落ち着きます。


約3時間の手術は無事成功し 病室に戻りましたが 点滴と患部に菅が2本付いていた。

認知症患者には危険なので硬膜外麻酔が出来ず 持続硬膜外カテーテルは

装着してなかった。


麻酔が醒めると 身体の突然の異変に気付き 錯乱状態になり渾身の力を振り絞って

「うちに帰る!」 「うちに帰る!」 と、狂った様に喚き続いた。


私には恐怖の極限状態に見えた。

身体を押さえるのが困難なので麻酔注射を打った。

麻酔が効いて眠ったところで身体拘束承諾書にサインした。


安全ベルト使用でも管類は危険ですし 身体的・精神的弊害等を考慮して安全ベルトは

使用しなかった。

24時間付き添っていたので安全ベルトは使わずに済みました

6日間外せない管類は危険との事で当日外した。

 

点滴のみの監視になりました。

が、痛みを激しく訴えたり 点滴チューブは引っ張る ガーゼは外す等 狂乱状態は続き

ました。


覚悟はしていたが難題が一気に降りかかってきた。


認知症患者の術後看護・介護は一人ではとても無理です。

二人必要です。


完全介護制度など妻のような重度の認知症患者には 「通用しない」 「不可能」 だと

体験上言わせてもらいます。

24時間付き添いが絶対に必要です

付き添いなしの身体拘束など私は人道上許せません


介護者のいない認知症患者さんを思うと胸が痛くなります。


認知症患者対応の看護・介護マニュアル作りが急務だと思います。


 


認知症患者の一般病院入院時の付き添い問題③

2012-04-28 00:30:00 | 認知症介護

妻の手術入院時の体験記録が出てきたので 重複する箇所が出ますが

全文載せてみます。


妻は 平成18年2月から市内のKグループホームに入所中でしたが 病院での検査結果

子宮全摘手術を受けるため18年10月15日から10月25日まで入院の運びとなりました。


入院期間中は 付き添いは24時間絶対に必要と思っていましたが 病院側から

完全看護なので付き添いは要らない 家政婦 ヘルパーは認めないと云われました。


認知症を理由に家族限定の許可をもらいました。


妻に病名 病状 入院目的を何も話さなかった事が後に罪悪感に苦しむことになるとは

思っていませんでした。


初日は 病院になじむ目的で何もしないで過ごしました。

本人は ここが病院だと判らない様で 家に戻ったつもりで持ち物の整理整頓をしていました。



手術前の身体検査(9月28日)で採血出来るか不安でした。

多分 無理だろうと思っていましたが 同行したGHの職員さんが機転を利かせて

「私も採ります」 「ノイコさん」 先に と言うと何の抵抗もなく あっさりと採血できました。


この件が 後々まで難題にあたった時必ず解決策はあると勇気付けられました。

まさに 「案ずるより産むが易い」 と実感しました。


認知症患者が入院した場合 医師 看護師は どのくらい解っているのか不安でしたが

初日 長谷川式認知症スケールの検査があり少し安心しました。

この先 認知症患者に対応出来る体制をとっていくと思います。


初日の体温測定 血圧測定の時 体温計は投げる 圧迫帯は外す等機嫌が悪かったです。

その時は事務的な対応だったです。


出直して 次回からは看護師さんたちは対応を統一したらしく 皆さん一様に

笑顔で 一声かけてから 「体温測らせて下さい。いいですか?」 「血圧測らせて下さい。

いいですか?」 と、ゆっくりやさしく話しかけると妻は笑顔をつくり何の抵抗もなく安心して

測れる様になりました。


また注射は私が最初 「痛くないよ」 と言ったら強く拒みました。

次に 看護師さんが 「少し痛いです」 と言うと すんなり注射が出来ました。

次回から私が先に 「少し痛いよ」 と声を掛けてからは一度も拒みませんでした。


長くなるので明日に続きます。

 

 


認知症患者の一般病院入院時の付き添い問題②

2012-04-27 01:19:19 | 日頃気になること

認知症患者の入院付き添い問題 大きく二つに分けられます。


私は 認知症患者は入院時は、付添は絶対必要だと主張します。


一方の主張は 認知症患者であろうと病院が一切看るべきだ。

完全看護なので付添はいらない。


家族が付添を切望しているのに 完全看護だから付添は認められないと言われても

家族は全く理解できません。


認知症患者の場合の細則なるものはあるのか、なければ特例をつくるべきだ。


小児・幼児には 親が付き添っていてるではないか。


精神障がい者 または判断力のよわい者はどうなってるのか。

もしかして 場合によっては身体拘束しているのか。と思うと、

認知症患者も身体拘束するのか?心配します。不安です。


患者は誰であろうと人権は平等です。

付き添って おもいやり いたわりの心があれば身体拘束の必要はありません。


現実問題として 病院によっては制度は どうであれ家族に付き添いを求めています。

私はもっともだと思います。


認知症患者は付き添いなしで入院手術など受けられるはずはない。


ところで 不安が胸を過ります。

これから私も含め 小家族の時代ですので身内の付き添いも難しくなります。

安心して入院治療できる環境づくりを望みます。