妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

えごま油の効能は?6か月後

2015-06-27 16:11:02 | 日頃気になること

当地も梅雨入りの発表があり、朝から小雨が続いてます。

蒸し暑いです。

 

ひと時、えごま油ブームでスーパーの棚から消えていたが下火になったのか今はどこのスーパーにも並んで

います。

 

私もブームに便乗して昨年の11月から毎日朝食時に摂ることにしました。

糖尿の治療で毎月1回血液検査をしているので血糖値とHbA1cの記録を比較してみます。

      12月  1月   2月  3月   4月  5月  6月

血糖値  210  210  215  192  172  225  176

HbA1c     7.4     7.2    7.0     6.9    7.1    7.5     7.3

検査結果は毎月バラバラなのでえごま油が利いているのか不明。

ですが、これからも続けるつもり。

容器が気に入ったので…この製品は癖はないが臭くて使えなくて処分したものもありました(国産ではない)

 

昨日、妻の入居している特養へ3日毎の昼食介助に行ってきた。

相変わらず目は瞑ったまま、声は発しない。

私の問いかけに全く反応なし。

しかし、口に運んだスプーンには反応し口を開け毎回完食します。

 

アルツハイマー病を発症して12年。

3年前から今日の症状がつづいています。日々悪化しています。

この3年間 一度も妻との会話はなし

この3年間 妻が自ら眼を開いて私を見つめたこともなし

今になってようやくアルツハイマー病は決して改善されることはなく確実に毎日脳が破壊されて最期を迎える・・・

これがアルツハイマー病なのだと認めることが出来るようになったのです。

 


意思の疎通はありませんが…望みはあります

2015-06-17 18:06:20 | 日頃気になること

アルツハイマー型認知症の妻は5年前から要介護5、 2年2か月前から現在の特養に入居。

入居時から全介助 声は発しない。

目は瞑ったまま 声掛けに全く反応はなく意思の疎通は出来ません。

施設の帰り道…道路脇に深紅に目立ってました

 

現在は老衰も進み 妻のアルツハイマー病が改善される望みはあり得ないと自覚しています。

今日の食事介助も完食してもらえればと、ただそれだけの期待だった。

 

テーブルに4人の入居者さん、皆さん車椅子で昼食を待っていたが、妻だけ目を瞑って座っている姿勢が

崩れていて肘掛とパッドでようやく座れている状態・・・

 

この座っている姿勢が苦痛かどうか表情からは分からない・・・

ところが、ごはん おかずをスプーンで口に運ぶと なんでも食べ30分かかって完食。

これで今日の介助は無事完了

 

妻が今出来る事は食べることだけなので 私の期待に精一杯応えているのかも!?

今、一つ期待していることがあります。

 

意思の疎通が全くありませんが妻の最期は…目はパッチリ開き 私を見つめてハッキリ声を出して

ありがとう と一言だけはっきりと聞こえる声を発すると思うようなったのです。

家の近くのリンゴ畑…直径3cm程になりました

家の近くの道端…この色が気に入ってます


集いの助言には禁句があります

2015-06-08 20:14:36 | 介護家族

12月に花をつけて冬期に成長しました。間もなく収穫…近くの農家の畑です。

妻はアルツハイマー病に侵されて12年になります。

特養に入居しています。

 

3年前から自ら何も出来ない全介助。

声は発しない

目は瞑ったまま

声を掛けても全く反応なし

排泄・入浴全介助

手足が拘縮して入浴は2人掛かりです。

 

アルツハイマー病は進行するのみで決して治らない、と理解していても万が一の奇跡を期待して

現在まで3日毎に昼食介助に通ってました。

 

何も反応がないのにスプーンを口に運ぶと、口を開けて出されたものは何でも食べ、40分位かかって完食。

この食事介助だけが唯一のコミュニケーションなのです。

 

意思の疎通が図れなくなって3年。

当然、会話も全くなく、目を開いて私を見つめたことも全くなし。

けれども、意思表示が出来ないだけで心で何でも感じ取っている筈だと、そう思っていた。

確かにこういう期間はあった!

 

3年前から妻のアルツハイマー病は最重度の段階だった。

今では、脳が完全に破壊された状態だと思うので私を認識出来ない段階になっていると思う。

ただ食べる機能だけは働いている・・・。

 

奇跡など起きる筈はないと思うと、妻の脳はアルツハイマー病により完全に破壊されてしまっているので

人格も破壊されてしまった!  これがアルツハイマー病の最終段階なのだと。

最近この様な思いに駆られています。

 

 

今日、認知症介護者の集い があり私のこのような今の心境を話すと、皆さん、

「奥さんは、旦那さんを分からない筈はない、心は生きています、ただ、表現できないのです」

と、慰め? の言葉を貰いました。

 

確かに、このような時期は長い間あった。

しかし、当の本人が確信をもって、しかも妻に限定して言ったこと・・・重度になって3年以上看てきた結論です。

介護家族会の相談会は、介護者の発言を全面的に肯定し 批判・否定する助言は禁句だと

身を持って痛感しました。

私は、妻は人格までも完全に破壊されてしまった、と言ったことが理解してもらえなかったのです