妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

鉢のサツキ水遣りだけで40年も生きています

2016-05-28 19:51:23 | 認知症介護

PM1:30ベッドで点滴中の妻に対面

施設へ向かう途中、今日は対面しても直ぐには声掛けしないでしばらく見守ってみようと思いついた。

ベッドの脇で椅子に座って黙って妻の寝顔を見ていると瞼をピクピクさせ両目を開いたのです。

3~4秒くらい私を見つめピントは両目とも私に合っていた。

虚ろの眼ではなかった。

 

今まで2年くらいの間このようなことは一度もなかったと思う。

また声もほとんど発したことはなかったのが、苦痛のようなうめき声を10分以上続けていた。

呼吸も大きくなっていた。

30分ほどで小さな呼吸になり声も発しなくなり眠った状態になった。

 

今日で点滴のみで51日目です

 

ラクテックという点滴液1日400ccで生命を51日も維持しています。

容態は改善されることは絶対になく間もなく終末を迎えます。

カウントダウンをしています。

 

自然界の法則だと解っていても簡単には受け入れられないです。

 

確か48年前頃だと思いますが、当時の住居で妻はサツキを20鉢くらい手に入れました。

手入れが行き届いていたので毎年今頃見事に狭い庭を彩らせえていました。

現在の住居に移って20年になります。

サツキは全部毎年花を咲かせていましたが、10年くらい前から水遣りをしなかったので全滅してしまったのが翌年一鉢だけ蘇生したのがありました。

このサツキ40年前から水分だけの補充で生きているのは驚異的です。

妻が水分だけで51日も生きている自然界の現象(法則)に驚愕します。

 


アルツハイマー型認知症13年目で看取り介護に入りました

2016-05-22 21:15:35 | 介護の回想

シャクヤク

シャクヤク ガーベラ 右にアヤメがあります

妻はすごい生命力あります。

水分だけで46日目。

4月6日夕食時、誤嚥で窒息し、そのダメージ大きくその後は点滴のみになりました。

 

今日はPM2:00に面会

どう見ても眠っている様子に見えたのでそっとしておいた。

穏やかな笑顔が1時間以上続いた。

ベッド脇の箪笥の上はいつも生花が絶えません。

シャクヤク ガーベラ アヤメ

 

職員さん皆さんのあたたかい心遣い、おもいやり心から感謝いたします。

妻は目は瞑っていますが心の眼で見えていると思います。

 

2年前だったか?目は瞑っていたが梅の小枝をいつまでも握っていた写真をアップしたことがありました。

 

今の私の心境

治る見込みはゼロ

 

余命カウントダウン46日目…長くて90日位だそうです。

 

存命中にアルツハイマー治療薬が使用されることを夢見ていたが叶わなかった。

 

完治する薬が世に出ても高額で手がでないかも?

 

もし全患者に使用され完治されたならば人口構成が年寄りばかりの逆ピラミットになります。

 

自然界はバランスを保つ作用があるので認知症を治す新薬追求は昔の不老長寿の食べ物を求めていたのと同じで薬は開発されないと思うのだが?

 

しかし、認知症の発症原因を突き止めて予防方法を確立すればよいのでは?

 

100%予防して人類の敵アルツハイマー病を絶滅する日は必ず来ると信じます。

妻には残念ながら間に合わなかった


寝ても覚めても落ち着かない・・・。

2016-05-16 12:32:16 | 介護家族

アルツハイマー型認知症で特養入居中の妻 4月6日容体が急変して点滴のみの対応になった。

9日、嘱託医・施設看護師・家族立ち合いの上、老衰による状態の変化を認め、

医学的に回復の見込みはないと判断され看取り介護が開始されました。

 

昨日5月15日の面会模様

午後2時間ほど付き添っていたが何の反応もなかった。

私を認識出来なかったようだ。

妻はすごい生命力があると思う。

カロリー0の点滴1日500㏄だけで39日も頑張っている。

この先、今日か明日化の身体状態に見えます。

前日の夕から今朝まで排尿なし。

大きな呼吸が出てきた。

と、記録帳に記載されてました。

 

今朝どうしても落ち着かないので、絶対に起きること、葬儀のこと、葬儀社に電話してみました。

妻は10年間、グループホーム・老健・特養と施設生活だったので自宅周辺は住宅が増え妻と面識のある町内の方は2人しかいません。

妻の親族も来られる親族は1人しかいません。

寂しい葬儀になると思います。

家族葬にしますが式場の費用は同じだそうです。

祭壇は同じだそうです。

 

葬儀の日程は

式場・火葬場・お寺の都合すべて葬儀社で手配すると聞いたので一つ心配事は減りました。

ついでに費用の概算も聞いてみました。

基本費用は100万円を少し切るくらいだそうです。

別にお寺へのお布施があります。

案ずるより産むが易し

心配事一つ片付きました


点滴液ラクテック500ml 1日1本だけで今日で36日目

2016-05-12 20:08:58 | 介護家族

4月6日 誤嚥により一時窒息状態に 以後、点滴だけの治療になって今日で36日目。

 

点滴液はラクテック500mlを1日1本。

この点滴液 栄養もカロリーもなし。

なので今日で36日目。

さすが、体内のエネルギー源は使い果たしたようだ。

 

4月6日の事故?の数日前から嚥下機能が極端に落ちていたので、近い内に口から食べられなくなると予感はしていた。

 

その時、予定している経鼻経管栄養 実行しても老衰で胃が受け付けないのでは?

 

妻は極限まで頑張った・・・。

一昔前は、老衰を迎えた高齢者は在宅で自然に最期を迎えていた。

私は何回か経験があります。

点滴などもしなかったと覚えています。

皆で最期を看取りました。

 

中心静脈栄養法 経腸栄養法と延命療法はありますが妻は最重度の状態で2年以上も頑張ってくれました。

妻はただ1日でも長く生きようという目的だけで口で食べていた

食べることだけが仕事だった(妻は仕事人間だった)

妻は延命治療を望んでいるかはわからない

 

妻は意思の疎通が出来なくなった時から、どんな形でも良いから一日でも長く生きていて欲しい との私の願いに限界まで頑張ったと思っています。

延命治療はしないで と言ってるような気がします。

点滴液に栄養分・カロリーが添加してあれば一日でも長く生きられるのにと思うが賽は投げられたのです!!

まだまだ頑張れます

 


看取り介護…揺れ動く介護家族の心

2016-05-06 17:30:42 | アルツハイマー型認知症

 先輩の介護家族の皆様方の介護体験記に特別印象に残っている事項に

悔いの残らない介護があります。

 

妻が看取り介護期に入って、ちょうど1か月になります。

4月6日 私の昼食介助で3割残して食事完了。

    夕食時 誤嚥により窒息状態になり、処置により回復してから、その後点滴のみになった。

点滴液はラクテック500mlを24時間持続点滴で1本

 

昨日の面会の模様

 

ベッドでマスクをして点滴中(AM11:00対面)

約1時間付き添っていたが眠った状態で何の反応もなかった。

1か月間栄養補給が何もないので腕は骨と皮だけのようだ~~。

看取りの時は読み取れます。

 

私の誤算というか私の思いこみ

4月6日 昼食までは、意思の疎通が無くてもスプーンで口から食べさせることだ出来ていた。

7日から点滴が始まったが体調が落ち着けば口からの摂取が始められると思い込んでいた。

 

事実、1週間後には以前の体調に戻っていた。

この時、試に口から食べさせてみたかった

もう一度カステラを私の手で食べさせたかった

しかし、今では衰弱が激しくどう見ても口から食べる体力はない

悔いは残さない・・・難題です