妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

今までになかったパターン

2014-08-29 20:09:00 | 日記

<リンゴも稲穂も色付き始めました>

本日の妻の昼食介助記録

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居しています。

3日毎に昼食介助に通ってます。

 

PM12:00 妻のグループの食堂に入ると今日は9名の入居者さんがテーブルに着いていた。

相変わらず妻は目は瞑ったまゝ 声を掛けても反応なし

 

前々回の6日前は 初めての症状で涎が絶え間なく流れていて 体調不良で3分の1位しか

食べなかった。

この時どういう訳かあまり心配しなかった。

とにかく様子見に・・・。

 

前回

対面すると見かけは調子は前回より調子が良いように見えた。

食欲はあり完食。

 

もしかして改善されるのかな!?と、また期待を持たされそうになった。

今までに何度もありました。

 

期待を持った翌日は逆に 階段を一気に2段も3段も突き落とされたように悪化していったのです。

けれども、この日の面会は今までのような不安だけではなく、もしかしてと淡い望みが湧いたのです。

今までになかった体験だった。

 

そして本日。

本日の様子は冒頭で書きましたが いつもと同じだったが何となく生気があるように見えた。

食欲は戻ってスプーンで口に運んだ ごはん おかず 目は瞑ったまゝ、声は発しないがリズムよく

噛んで飲み込んでいきます。

 

途中職員さんが 今朝 部屋の窓越しに見える朝顔を 外に出て「朝顔咲いてます!」と、声を掛ける

と目を開いて少しの時間見つめていたと報告して下さいました。

 

この1件を聞いて私は破壊された脳の1部が修復されたのだと認めます。

一時的だと思うが望み(祈り)が実現したことが起きた

 

今回 脳のどこか一部が破壊された反動で 別の機能が一時的に働いたのだと思う。

科学的な根拠は何もありません 私の頭に勝手に思い浮かんできたのです。

                           

 

 

 

 

 


今日の食事介助充実感を覚えた一日だった

2014-08-26 21:08:33 | 日記

釣り場の土手にて

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5 全介助で特養に入居しています

3日毎に昼食介助に通ってます

 

本日の面会記録

夕べからかなり強い雨が降り続いています

急に気温が下がり半袖では寒いです

3日前の面会では暑さのせいか体調不良で対面した時からよだれをたらしていた

かなりの量だった

 

食欲もなく毎回完食していたのがやっと3分の1しか食べられなかった

とにかく様子を見ることにして今日で3日目だが どういう訳かあまり不安を感じなかった

 

今後 何事も起きてから対応を考えることにと 気持ちを切りかえていたからか・・・?

 

思っていた通り 対面していつもと変わらず目は瞑ったまゝ 声を掛けても無反応

 

今日は大好物のソーメンが出た

早速ソーメンから「ハイ!大好きなうどん!!」と声を掛けると声掛けが分かったかのように

大きく口を開けたのです

 

ごはん茶碗8分目くらいを40分かけてきれいに食べてしまった

まだ食べられるようだった

今日は約1時間付き添っていたが 3日前食べ物を口に入れたままよだれと共に流れ出ていた

のを観察していて食欲がないせいだと思っていた

 

自分でも食べたくない時は 口に入れたままにしておけばよだれと共にあふれ出るはずだ。

 

今日の体調ではごはんでも完食出来たと思う

 

意思の疎通が出来なかったが今日の食事介助何となく充実感を覚えた一日だった


夏バテか妻も私も食欲がない

2014-08-23 19:06:55 | 日記

<我が家の庭の雑草の1つ・・・雑草の利点 水遣りの必要がない>

妻はアルツハイマー型認知症で特養に入居しています。

要介護5 全介助 意思の疎通は出来ません。

 

今日の食事介助

いつも家を出るのは11:40頃です。

今日は息子(二男同居)が一緒にいってみるといったのです。

去年特養に入居した4月12日以来です。

 

この時点では目は開いていたし、口は利けなかったが意思の疎通は少しは出来たし、

笑顔の反応もあった。

また終始息子を見ては微笑みは途切れなかったが、私を認識出来ているとは思えなかった。

 

今日1年4か月ぶりで食堂で車椅子に座っている実母(息子から見て)と対面して職員さんが

「息子さんが来ました!」と声を掛けたが目は瞑ったまゝで全然反応はない。

 

私が「〇ひろ(息子の名前)が来たよ!」と言っても反応なし。

 

今日の妻は何となく元気がないように見えた。

口から よだれが垂れているというより、水のようなよだれが流れ出ていた。

当然食欲はない・・・いつもの3分の1も食べられなかった。

 

職員さんと話し合って 夕食はその分食欲が出るかもと様子を見ることにした。

私でも この夏場食べたくなくて昼食を抜くことがあります。

 

今日の面会息子と一緒だったせいか妻の体調不良にかかわらず、少し様子を見ることに

したが気掛かりが起きないのは息子と一緒だったからだと思う。

 

よく言われる介護の原則

悩み事 心配事は一人で抱え込まないこと。

今日実証しました。

私は地域の介護家族会の会員です。

今まで会員様からの体験談で幾度も助けられています。

そのうちの一つ

アルツハイマー型認知症で奥様を亡くされた方のひとこと。

「どんな形でも生きていてもらいたかった。」

私の座右の銘にしています。

 

帰りに息子と外食しました。

回転寿司で食べられるだけ食べてみようと挑戦したが10皿でギブアップ・・・。

昔妻と通った頃は・・・?

思い出せない

回転寿司などない50年くらい前の話なので。

 


期待を持てる課題が出来た

2014-08-20 19:02:05 | 日記

サルスベリ(百日紅)約3か月間花を咲かせるのが名前の由来だそうです

施設への途中 点在する農家によく見かけます…1番大きな百日紅撮らせてもらいました

今日は3日毎の昼食介助日で12時丁度に妻のグループの食堂に到着。

 

今日は試したいことがあったのです。

3日前の訪問で帰りに いつも顔が合うとニコニコして話しかけてくる高齢の女性の

入所者さんが10メートルくらい先から車椅子で私の方へ向かってきました。

 

私は廊下の端を歩いていました。

その方は脇見をしないでまっすぐ正面を見て車椅子を走らせていた。

私が視界に入らなかったと思ったのです。

人の気配も感じなかったようだった。

 

帰り道 思ったのです・・・。

妻は思ってる以上に視界が狭く 食事介助の姿勢が正対でなく60度位横を向いているので

私が視界に入らない。

 

正対でないので気配も感じないのでは?

 

今日は正対して食べさせることにしました!!

 

いつも気になる私から顔をそむける行為 もしかして耳をそばだてて私の言葉に集注して

いるのかも・・・こんなことが思い浮かんだ~~。

ので、両目は瞑っているが左目の瞼を下げてみると瞳は正対している私に合っていた!

今までは左脇から左の瞼を下げると必ず左を向いていた。

 

耳も目も左脇にいる私に神経を集注していたと思うのです!!

 

右に顔をそらすことは一度もなかった。

今日の観察から・・・言われたことは分かるが表現が出来ないだけなのか?

周辺症状の一つの〇〇失行症か?

〇〇は適切な言葉が浮かびません。

 

今日の食事介助での発見!!

妻は前々から麺類が好物で3食麺でもよいくらいだった。

今日はソウメンが出ました。

「ソウメンだよ~~っ」と言って刻んだソーメンをスプーンで口に運ぶと これ以上開かない

くらいに口を開けたのです

おかげさまで完食

言ったことが理解できていると認めます。

 

しかし 表現出来ることは口を動かすことだけなのか?

口を動かすことで意思の疎通が図れるかも・・・課題が出来た

 


口から食べられなくなったらと不安が過った

2014-08-17 17:37:51 | 日記

<野の草花…シーズン中 何かしら入れ替わってます・・・裏山の散歩コースにて>

アルツハイマー型認知症の妻は要介護5 全介助で特養に入居しています。

3日毎に昼食介助に通っています。

 

食事は とろみ食をスプーンで食べさせています。

目は開かない

声は発しない

問いかけに頷くこともない

 

12時丁度に食堂に入ると今日は6人の入所者さんがテーブルを囲んでいた。

妻だけ目を瞑っていて もうろうとして座っているのがやっとのように見えた。

 

意思の疎通が出来ないので声掛けに全く反応がない。

食事が揃って「ハイ・・・!ごはんだよ…!」と声掛けしてスプーンでごはんを口に運ぶと

目は瞑っているのに スプーンが口に触れないのに口を開けるのです。

いつもです。

不思議です。

 

50分かかって完食したが この間体幹が最初左に傾いて直して次に右に傾き間もなく左に傾いた・・・

 

本人は意思表示が出来ない。

必死で体幹を保っていたと思う。

このことに集注していて私の問いかけに応えることが出来ないのかも?

この3日のうちでまた進んだ様だ。

口から食べられなくなるのは覚悟しています。胃瘻は出来ないことが確定し、その時は経鼻管栄養を

選択することになってます。

 

今になって私の心境は・・・変わりました……口から食べられなくなった時点では身体も衰弱して胃が

受け付けないのでは?

 

妻は限界まで頑張って口から食べていたのだ!!そう思う!

 

その時が来て経鼻管栄養は?   むごい様な気がするのです。

 

フォアグラ飼育を連想してしまう。

 

必ずその時が来ます・・・が、今日 一日 いちにちを悔いの残らないように生きていくと言っても

方法が分からない??

 

今日気が付いたこと・・・結論を出そうと思わないで解からないと言うことが結論だと決めるのも方法だと

思う。