妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

19年ぶりに蕾を出したチューリップ

2017-04-16 19:16:43 | 日頃気になること

庭の五葉松の下に20年前に植えたチューリップが2つ残っています

最初の2~3年は花を咲かせていたがそれ以来一度も咲いたことはなかった

毎年葉だけ2枚出て去年は1枚だけで小さくて元気がなかった

今年はもう消えてしまったと思っていたのがなんと

大きな葉と元気な蕾まで出ているではないか・・・!!

前日犬に踏まれたが元気に回復 葉が5枚あります 去年は1枚だけだった

昨日のことです

犬が歩いて倒してしまったのです

今朝見ると元気に回復していた

 

葉が1枚だけ、または2枚だけ・・・ この様に毎年17~18年続きました

この球根は亡妻が植えたものなので、そのままにしておいたのです。

18年間も蕾が出なかったチューリップ 今年こそは もう消えてしまったと思っていたのが

思いもよらぬ元気な蕾を付けて…何か妻の死と因縁があるのか…思い悩みました

このまま暫く見守ってみます


認知症予防は出来るのか?

2017-01-22 17:50:04 | 日頃気になること

私はアルツハイマー型認知症だけはなりたくないです

アルツハイマー型認知症の妻を看取って半年。

最期は要介護5 目は瞑ったまま 声は発しない 意思の疎通は出来ない 食事は全介助 寝たきりの状態で6年半。

昨年6月4日永眠しました。

 

アルツハイマー型認知症と診断されたのが平成15年 その時からアリセプト服用が始まったが平成21年春には要介護5に進行していた。

妻に関してはアリセプトの効果はなかったと言えます。

 

この時点で老健に入居になり 即、アリセプトの服用はやめました。

平成21年春から平成28年6月まで(3年間老健、3年半特養)3日毎の食事介助を続けた。

(1日1回、昼または夕)

 

一度も改善は見られず確実に1本のローソクが燃え尽きるように静かに息を引き取った。

平成28年6月4日午前5時51分

 

現時点では、アルツハイマー病の治療薬は無く、当分新薬開発の期待は持てないそうです。

認知症に限らず、癌なども特別何の予防方法をとらなくても一生罹らない人もいれば十分の注意をはらっても罹ってしまう人もいる。

しかし日頃十分注意していればある程度防げると思う。

 

数ある効果があると言われている中で納得できるもの

1. 天然塩をとること

2. 頭をつかうこと 易しいことを学習すること 難解なことは逆効果です

3. 娯楽を持つこと

常に認知症になりたくないと自分に思い聞かせています

 


1年前のブログ投稿を振り返って

2017-01-06 21:40:14 | 日頃気になること
 
主人が認知症のようですが?聞いてください!!

こんにちは うすぐもりですが風もなく穏やかな日中です。施設への妻の面会は今年になって2回行って来ました。何の変化もなく重度のままです。 昨日、町内の20年来面識のあ......
 

その後の旦那さんの様子は同じ町内の住人なのでブログに一切書かないことにします。

但し、私の経験は聞かれたらなんでも答えるつもりです。


ヒグラシの鳴き声が一度も聞けなかった

2016-10-11 19:22:19 | 日頃気になること

今朝は今秋最低気温を記録したとTVのニュースが伝えていた。

9月に入ってから、雨の日ばかりでセミの鳴き声をほとんど聞いてない。

ツクツクホウシだけ、それもたまにしか聞かなかった。

 

ヒグラシは1回も聞いてない。

釣り池では夏の後半は午後からうす暗くなるまで、あちらこちらで手の届く草むらでも、なき競っていたのが一度も聞かなかった。

わざわざ何回も足を運んだが。(気になって)

 

妻は6月4日午前5時51分永眠しました。

この時、2年以上も全然声を発したことがなかったのが息を引き取るときカラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、カラ・・・・・・と、ヒグラシと同じような澄んだ声を8秒~10秒くらい発し続けたのです。

 

今年は本物のヒグラシの声を一度も聞けないで終わってしまった。

このままいつまでも頭の中に聞こえ続けるのか?

釣り場の下の風景です。

実りの秋、農家の庭、赤く染まった柿が似合います。

 

 


終末期を考える!

2016-04-05 22:00:50 | 日頃気になること

弥明(みみょう)のサクラ  樹齢500年 郡山市守山の公園にあります 3日前は蕾だった

 

妻はアルツハイマー型認知症で特養に入居しています。

意思の疎通が出来ない

目は瞑ったまま

声は発しない

食事は全介助で3年になります。

 

3日に1度、昼食介助に通っていますが、最近は50分位かかっても完食出来ない日が多くなった。

 

3年前 胃ろう造設出来るか身体検査をしたところ体型上不適(出来ない)と判断され必要な場合は経鼻経管栄養を採用することに決めてあります。

私はこの間、関心を持っていたので多少の知識は得ていました。

 

3年前と今の最重度の段階での心境は大きく変わりました。

以前は、どんな形でもいいから一日でも長く生きていて欲しい・・・と願っていたが、、、。

今は、人間だれでも寿命があるので口から食べられなくなった時は寿命なので胃ろうでも経鼻管栄養でも胃が受け付けないと思う。

が、その時になって経管栄養をしないという考えは非倫理的だと思う~~。

今から大いに悩んでいます。

 

3日に1度の昼食介助は目は瞑ったまま  意思の疎通は出来ない 無表情…私を認識出来ている筈はない。

これがアルツハイマー病の最重度の段階なのだと認めるしかないのが私の現在の心境です。

ところが、私が妻と対面すると、職員さんは何人も言います。

 

(〇〇さんは旦那さんが来るのが分かっていて、いつも朝から表情が違います)・・・と言われます。

私はこの1時間しか見てないわけです、、、。

 

「アルツハイマー病患者さんは最期の瞬間まで愛情は感じられる」と、どこかで読んだ記憶があります。

この事実から私は何も分からない・・・・・・と決めつけていたことを訂正します。

まだまだ頑張ります