妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

口から食べられなくなるのは間違いなくやってくる

2013-10-13 14:57:42 | 今日の夕食介助

<桜の木の下のウメモドキ…釣り場の駐車スペースです>

妻はアルツハイマー病で特養に入居しています

3日毎に夕食介助に通っています

昨日の記録

PM6:00に到着。3日前はまだうす明るさが残っていたのに曇っていたのか外は真っ暗だった。

夏の間はPM7:00でもまだうす明るかった…家に戻っても西の空は明るさは残っていた。


食堂に入ると入所者さん5人 皆さん車椅子でテーブルを囲んで夕食をを待っていた・・

妻の横に座り「ごはんの時間だよっ・・」と声をかけても 職員さんが「旦那さん来ましたよっ・・」

と、声をかけても目を瞑ったままで無表情


眼を見ると左目が目ヤニで瞼がふさがっていた…タオルを濡らして目ヤニをふき取ると やっと少し開いたが目ヤニがいっぱいの状態だった。

これ以上の処置は出来ないので職員さんに事情を説明して食事介助を続けたが すぐに目を瞑ってしまう。

意思の疎通が出来ないので食べたくないのか眠くて食べられないのか
傾眠状態なのか眠ってしまったのか…口に入れた食べ物 飲み込まずにそのままになってたりしている。

今日は入浴日だったので この時間になって疲れが出たのでは??
ということで これ以上食事はすすめないことにして食後の服薬を飲ませた!

薬は飲んだので ついでにもう一度ご飯をスプーンで口に運ぶと口を開けて普通に食べたので続けると完食したのです。

いつも傾眠と思っていたのは 実はしっかり覚醒してたのだと思った…いつも首はしっかり座っていたので。

眠ければ首は真っ直ぐにしていられないと思った。

アルツハイマー病の最重度段階の今 全介助・意思の疎通ははかれない・自力で出来る事は何一つない。

出来る事はただ一つ 口に入れてもらった食べ物を噛んで飲み込むだけ・・・

間もなく口で食べられなくなるのは疑いもない

人間生きている以上 というかというか 何かしらアルツハイマー病に侵されてない意識を持ったものがあると思うと 私が勝手に 妻が食べられなくなったからといって経管栄養を選択して良いものか考えてしまう。

自然に対しての冒涜かも知れない

10月17日が迫ってきます 胃ろうだけは選択します

 


認知症介護は想定外の難題の連続だ

2013-08-20 12:36:07 | 今日の夕食介助

<稲穂と満開のにらの花> 我が家の近くにて

当地は今は薄曇りで無風状態です。雨模様です…蒸し暑いです。

昨日の夕食介助

妻はアルツハイマー型認知症 要介護5全介助で意思の疎通は出来ません。特養に入居しています。
3日に一度夕食介助に通ってます。

前回(16日)は暫くぶりに体調が良く 以前の笑顔ほどではないが私を見てニコッとしたのです。
急いで携帯のカメラを起動したが間に合わなくてそれっきりだった・・・

1か月前に初めて てんかん発作を起こし食欲も一気に落ちて胃ろう造設の段取りが進んでいる最中です。

口からうまく食べられなくなり 飲み物を啜れなくなったので胃ろうの段階になったと認識したのが 昨日も前回も回復したかのように体調がいいのです。

今までは機嫌の良かった次は必ず一段と凹んでいたのです。

前回の面会で 職員さんが妻が食事中に何か言葉を発したと私に伝えてくれましたが詳しいことは分からなかったのですが
昨日 担当した職員さんがその時の模様を伝えくれました。

食事中に突然 「美味しいね!!」 と、はっきりとした声で言ったそうです・・・職員さんは あまりの出来事だったので他の職員さんを呼んだそうです。

しかし その時だけだったそうです。

声は発しない 私を認識出来ない妻が 突然 「美味しいね!!」 と声を発したならば、私は仰天したと思う。

夕食は満腹になるまで食べたし 食べながら右手をテーブルに運んだり 口に運んだりしていて病状が回復していくような気がします。

しかし そのようなことは今までの経験から起きる筈はないと思う?!

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今月中に胃ろう造設の段取りになっています。

症状が好転している今 胃ろう造設は先延ばしにしたい気持ちになったが予定通りに進めるべきだと改めて決断しました。

認知症介護は 今日のことに最善を尽くす…明日のことは考えないことだと自分に誓ったばかりなのに先のことを考えない訳にもいかない事態も起こる・・・?

起きた問題に最善を尽くすという方針も持ってもいいと思った。

認知症介護は想定外の課題が次々と起きるものだ


妻のアルツハイマー病最重度段階です食事が口から摂れなくなってきた

2013-07-29 21:05:41 | 今日の夕食介助

4月21日この桃畑 満開だった…季節外れの積雪がありました

今日の特養の妻の夕食介助記録

連日の雨の中 特養にPM5:45到着

ホールに着くと入所者さん7人 皆さん車椅子でテーブルに着いていた・・・

妻だけ車椅子に座ったまま、目を閉じて眠っている状態だった


直ぐに看護師さんが来られました・・・(今日の報告に)

20日のてんかん発作以来の服薬デバケンのシロップが睡眠作用が強いのでしばらく中止してみると言われました。

昼食は食欲がなく食べられないので点滴をしたそうです。目を瞑った状態だったそうです。

私も初めての発作だけで服薬を続けるのはどうかと思っていた。2度目の発作が起きてから対処すればよいと思う。

夕食は5分の1くらいしか食べなかった。口に入れたままで飲み込まないのです。
みそ汁はスプーンで口に運んでも啜らないので飲ませられないです

不思議です

この段階で整腸剤を飲ますことになった・・・ご飯と一緒にスプーンで「ハイ薬だよ!!」と口に運ぶと1回で口を開けたのです

今まで薬を拒絶したことは一度もないのです

看護師さんとの話の中で今後のことですが?と話が出たので私はたぶん胃瘻のことかな?と推測して、その時は迷わず胃瘻をお願いしますと決めていると伝えました。

すると、胃瘻を造るのは少し前もって体力のあるうちに造成した方が良いと言われました。

いずれにせよ私は その時は胃瘻を選ぶと決めています!!

最近アルツハイマー病の進行が目に見えて進んでいます

 


アルツハイマー病介護に勝る治療はないと信じます

2013-07-24 12:20:24 | 今日の夕食介助

<我が家の庭 雑草の中にこれ一輪だけ>

当地は朝からくもり空で間もなく雨のようです 22℃で肌寒いです。

昨日の夕食介助の記録

20日朝 痙攣発作で緊急搬送され 症候性てんかん の疑いとのことだった・・・
点滴が終わり 午前中に施設に戻ってきました。

22日から食事は摂れ 23日の夕食時は眠気に襲われていて 目が開けないままで半分ほど食べたが それ以上口に入れたまま飲み込まなくなったので終わりにしました。

てんかん予防薬デバケンのシロップ という服薬は睡眠作用があると説明を聞いてきたのでそのせいだと思うが私は利きすぎるのはどうかと心配です。

初めて起きた発作です 家族としては服用せずに様子を見たいです。副作用が心配です。なんでも医師の指示に従うのは十分な納得が得られてからだと思う。

アルツハイマーと診断されて以来 6年間飲み続けていた抗精神病薬セロクエル 薬剤情報を読むと妻の場合不要だし副作用が気になっていた・・・??!!

車椅子に真っ直ぐに座れないのは副作用のせいだと素人のカンが働いたので私は勝手に服用をやめてみた。(平成21年2月時点)

傾きはそれ以来起きてません。

それ以来 4年半セロクエルもアリセプトも服用していません!!

私は妻に対しては介護に勝る治療薬はないと いつも自分に言い聞かせています

 


今日の面会でもしかしてと期待を持ちました

2013-07-14 22:17:55 | 今日の夕食介助

家の近くの散策コース シーズンは終わったが10年前までは この雑木林でワラビ ふき ウドタラの芽 セリ など妻と毎年良く採りにきました。秋には栗拾いをしたのを思い出す!!

当地に越す前は 裏磐梯方面に山菜採りに行くのが妻の楽しみだったが家から歩いてもいけるこの山は予想外の発見だった…が、妻は今でも記憶があるのか・・・?


今日の夕食介助

アルツハイマーによる認知症症状は確実に進行しています
最重度なってから進行スピードは早まってきたようだ

眼は半分瞑ったままで表情は乏しい、暑さのせいで疲労が出たのか、椅子に座っているだけでも疲労すると思う。

日中の状態を職員に訊ねると 目はしっかり開いて表情も良かったと言いました。
また「今日は旦那さんが来ます!!」と言うと解かったように目をはっきり開いたと言いました。

しか し確実に症状は進行していくのが訪問の度に感じます・・・・


希望の持てる情報が入りました

4人部屋に同室している1人の入所者さんがカセットで歌謡曲をかけると 妻はベッドで寝た状態で両手を上げて 踊っているように曲に合わせていると同室の入所者さんが教えてくれたのです。

驚きです!?左手は固まっていて開かないのがです

認知症の不思議発見です・・・また、もしかして・・・と期待を持ちました