曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

何事もない穏やかな一日に・・・

2020-04-27 | 絵  ⑤絵手紙

ムサビの大先輩の絵手紙です。 大分前の事、地元の商店街の活性化のために、空き店舗を希望者に格安で貸し出す取り組みが、市のバックアップの下になされたことがありました。 その中に、ギャラリーを立ち上げた能面彫の方がいらっしゃいました。 若い芸術家を支援したい・・・との熱い思いに、応援として我が大先輩??が、絵手紙展を開催して、大盛況を収めました。 そのS先輩は、グラフィックデザインを専門としていらして、電車のつり広告でも大活躍なさっていたのでしたが、脳梗塞に倒れ、リハビリとして絵手紙を始められた、という経歴の方でした。 

当時私は、日本絵手紙協会の小池邦夫方式の絵手紙を始めたばかりで、展覧会場で見るS先輩の洗練され、センスの良い絵手紙の世界にすっかり魅了されてしまいました。 ギャラリーのオーナの能面彫の彼女とは友人でしたので、S先輩と親しく話すことができ(当時は自分がムサビで学ぶことなど全く考えてもいませんでした~~)それ以来絵手紙の交換を何年かして頂きました~~

見出し画像は、出版された先輩の絵手紙の本「一服で至福」の中から選んだものです。 今に通じる心からの願いが表されていると思って、載せてみました。

下は、頂いた絵手紙の中で、折に触れて手に取ってみてしまう1枚です。 お洒落な絵に、含蓄ある言葉が素敵な文字で記されていて、いつも唸ってしまいます。

 

 

おまけにもう一枚

 

先輩は、グラフィックデザインから絵手紙に生きる道を選び、私は絵手紙から日本画へ・・・ 人生色々ですね・・・

コメント (8)