いつまでも明けない梅雨に、じわじわと忍び寄り蔓延するコロナの影。 すっかり、いつものあの何気ない日常が失われてしまいました~~
今日のNHK日曜美術館で、棟方志功が取り上げられていました。 残念ながら野暮用(家事(^_-))で番組をじっくり見ることができませんでしたが、マァ、来週の日曜夜の再放送か見逃し放送で見れば良い・・・と軽い気持ちでバタバタしているうちに、何故か久しぶりに目にした棟方志功の力強い作品が気になってきました。
「二菩薩釈迦十大弟子」・・・ 白地に黒のはっきりとした板画で(志功は自分の作品を版画と呼ばずに版画と呼んだ)、彼の代表作と言われている作品も紹介されていました。
そういえば、福島の友人が、3・11後5年経った節目に、いつか彫りたいと願っていた志功の「二菩薩釈迦十大弟子」をゴム版画にしたから、と送ってくれたことを思い出しました。 未曽有の震災と原発事故に見舞われ、不確かな情報と風評被害に翻弄され続けた福島から、何とか先に進もうとの願いから彫ったとのことでした。
不気味なコロナが地球上に蔓延している今、この彼女の願いは今日も生きていると思い、収束への祈りと共にお届けします。