昨日、約束の老健施設に面談に行って来ました。 先ずは、これ迄の夫の経過などについて聞かれ、36歳でくも膜下出血で倒れたことから始め、延々と現在に至るまでの経過の説明を丁寧に聞いて頂きました。 又、施設側からは、老健施設はリハビリに力を入れて、自宅に帰れるようにすることを目的にしている施設であることの説明を受けました。 こちらとしては、リハビリで入院前の状態に戻れば自宅介護も視野に入れながら、グループホームも検討する心づもりでいることを話し、入所のための書類に記入提出してきました。 施設内も案内して頂き、清潔で設備も整っていること、丁度お昼時で食堂での昼食の様子も見せて頂き、ひとまず安心できるとの印象を持って帰って来ました。
一昨日、病院へ洗濯物の受け渡しとおやつの差し入れに行った時、ナースステーションにポツンと車椅子に乗せられている夫の姿が見えました。 看護師さんが気を利かせて私の方に車椅子の向きをかえてくれたので、声を掛けて手を振ると、手を振り返してくれました。 顔色も良く元気そうでした。 私のことが分かる!というだけで胸がいっぱいになりました。
そんな夫を、退院後老健施設に送る手続きをしてしまって、いいのか・・・ 頭ではこれが現在のベストの選択と分かっていても・・・ ずっと、悲しい思いをかかえています。
いま、坂村真民さんの詩「かなしみはいつも」を読みながら、心のモヤモヤを乗り越えようとしています・・・
真民さんには、昔「念ずれば 花開く」の言葉に大いに背中を押された思い出もあります。