紅葉3部作の最後は黄金色に輝く、京都御所の外回りの散り銀杏です。 玉砂利の上に散り敷く銀杏の葉に夕日が当たりひときは銀杏の絨毯が明るく輝きます。 まるで行く秋を惜しんでいるかのような静かな華やぎです。 今日も、高田敏子さんの詩を添えて・・・
落ち葉
木々はいま ひっきりなしに
葉を散らしている
私たちも あのように
はらい落すことができたら・・・・・
かなしい思い出や
ときに 胸をさす悔いを
ふきよせられた落ち葉の上では
子どもたちが明るく笑い
そこだけは
風も 落ち葉も
陽気にさわいでいる
高田敏子