心忙しい2週間が終わろうとしています。 夫の手術の成功とその後の経過が良いことに、内心ホッとする一方、ずっと心のどこかで納得できない気持ちがありました。
なぜ、褥瘡が骨にまで達してしまうまでになってしまったのか、それ以前にもともと褥瘡などできていなかったのに、何故初期の段階で気づいて処置をしてもらえなかったのか・・・そのほか、配膳ミスをはじめ色々気になる点が少なからずあったことを思うと・・・退院後はこの施設に戻せない、という気持ちがだんだん強くなってきたのです。 自宅介護をする場合、ショートステイはこの施設利用が前提となっているプランでした。
で、包括センターへ相談し、元のケアマネさんの意見も聞き、とにかく病院のケースワーカーさんに連絡して話を聞いてもらう事が一番、ということになり・・・
一昨日は、病院のケースワーカーさんに時間を取って頂いて面談してきました。 事情はよく分かった、と仰って頂き、問題は退院後どうするか、ということになるが、それは傷がどの程度まで治った段階で退院許可が出るかによって異なってくるということでした。 更に以前施設のケアマネさんが作成してくれた自宅介護プランはどう見ても無理があると思うとも・・・ ひとまず、退院後は別の施設に入所することにして、その後の様子で自宅介護、または外泊ということを考えていったらどうか、とのアドバイスでした。
昨日は、担当医の先生が、傷口の状態が良く、思いのほか肉も上がってきたので、傷口の縫合手術をすることにした、ついてはその説明をしたい、とのことで午前中にまた病院へ行って来ました。 病棟の看護師さんとケースワーカーさんも同席する中で先生の説明を聞きました・・・ 今度も、高齢なうえに体力が落ちているので、縫合手術をしても、どの程度治るか分からない・・・と言われるのだろう・・・と半ば諦めの境地でしたが・・・ なんと、なんと、先生は前回の時とは打って変わって満面の笑みで仰ったのです!!
『これで傷はきれいに治ります。』 「エッ、ということは完治するということですか??」 『そう言うことです』 ん!? ホントか!! ホントだよね・・・看護師さんもケースワーカーさんも聞いているし・・・バンザーイ!! ヽ(^。^)ノ 『糖尿病とかの病気もないので、傷の治りが早いのだと思います』
まさか、完治するなどとは露ほども思ってもおらず、一生床づれと共に生きて行くことになるのだろう(最初に先生の診察を受けた時に、そう聞かされましたので・・・)と半ば諦めていただけに、喜びもひとしおです!! 『これで、施設選びも楽になるわね』、とケースワーカーさんも喜んでくれました。 久しぶりに気分は晴れ晴れ、肩の凝りも吹き飛んだ思いです(^-^) 手術は3月31日の予定だそうです。
ケースワーカーさんによると、この形成外科の先生(女性)は、名医として知られる熱い先生なのだそうです。 以前常磐線の事故で、耳が殆ど取れかかってしまった患者さんの耳を元通りきれいに直してしまったことをはじめ、素晴らしい実績のある先生なのだとか・・・ この出会いにも、ひたすら感謝の気持ちで一杯です。
久し振りに咲く、我が家の喜びの花一輪です。