爽やかな秋晴れの一日、久しぶりにドライブがてら八郷地区(石岡市)の茅葺き民家の郷へ行って来ました。
10年ほど前の秋、笠間日動美術館で開催されていた「向井潤吉展」に行った際、「茨城の茅葺き民家の写真展」も同時開催されていて、その時初めて、茅葺き民家の美しさを知りました。 その後、何回か旧八郷町の茅葺き民家を訪ね、スケッチしたりしましたが、なかなか難しく、絵を描くまでに至りませんでした~~
茨城の茅葺き民家は、「筑波流茅手」と呼ばれる、日本でも有数の洗練された高い技術ので作られているとのことで、八郷地区の茅葺き民家に住んでいる人たちは、自分たちの住む茅葺き民家を貴重な農村文化遺産として残したい、と「茅葺き屋根保存会」を立ち上げて地域で茅葺き民家を守っているそうです。 現在、八郷地区には60数棟もの茅葺き民家があるそうです。
茅葺き民家の保存には20年に一度の葺き替えをしなければならず、材料の調達も大変な上に、茅手職人の後継者不足もある中での活動は決して楽なことではないと思われ、茅葺き民家がその後どうなっているか気になっていました。
見出し画像のお宅は、お留守のようでしたが、立派な長屋門の奥に大きな茅葺き民家がのぞいていました。
どのお宅もゆったりとして、手入れが行き届いています
今も変わらずに茅葺き民家が残っていることに安堵しつつ、日本の原風景ともいえるこの長閑な風景と茅葺き民家が残っていって欲しい・・・と思いました。
帰り道の道沿いに苔むしたお地蔵さん
バラが咲いているフラワーパークの向こうには優しい筑波山の姿が・・・
(注)現在フラワーパークは2021年春のリニューアルオープンに向けて休園中です。 この写真は通りかかったフラワーパークの外側から撮りました。
久しぶりの長距離運転(私にとっては)で少し疲れましたが、何とか3時までには帰れて、病院へも寄ることが出来ました・・・