曲がり角の向こうに・・・

毎日の暮らしの中でフと心に留まった人やもの、そして風景を描きとめています。 

散歩道でこんにちは(^^♪

2020-10-20 | 良い加減介護

今年の春まで毎日夕方、夫と家の周りの田んぼの中のコースや小貝川の土手から白鳥の棲む水路などのコースを散歩していました~~ 約3キロから4キロのコースでした。 それが、夫の歩ける距離が段々短くなり、ノルディックウォーキング用のスティックを買ってそれまでのコースの半分を歩き、それも厳しくなってその半分に・・・そのうち猛暑にコロナで散歩はいつのまにかしなくなっていました。

夫の入院を機に、思い立って散歩に出掛けてみると、身体が重く、歩幅も狭くなり、たいして歩いていないのに疲れてしまう、なんてことに  

唯一の健康法でもあるのに、半年も歩かないでいて、見事にコロナ太り・・・ これではイカン!と 時々歩いていたら、少しずつ調子が戻ってきたような気がしています(^^)!

今朝も早く起きて、稲刈りがすっかり終わった田圃の中を歩いてきました。 約40分で5434歩 3.8キロ。 気持ちの良い散歩でした。

見出し画像は、そんな散歩で摘んできた野菊と赤まんまと君の名は?たちです。 他にもきれいなお花が咲いていたのですが、細かな虫が付いていたり、強くて手折れなかったり・・・ 野菊とたくさん出合えて、いっそう秋を感じました。

野菊は今は余り注目されなくなったような気がしますが、昔はこの野菊の楚々とした姿に人気があったのでしょうか・・・ 「野菊」という題で小学唱歌にもなっていて私は「しずかに咲いた野辺のはな やさしい野菊 うすむらさきよ・・・」の歌詞の中で「やさしい野菊 うすむらさきよ」の部分だけ歌えます(*^^)v

15歳の少年と2歳上の従姉との淡い恋を描いた「野菊の墓」という映画もありましたね・・・

昨日は施設に行って、夫とビニールシート越しに面会してきました。 表情は明るく、にこやかでアレコレ(同じ話を)話してくれました。 スタッフの方から、食事もほとんど全部召し上がっていますとの報告も受け一安心。 今日もこれから洗濯物を届けに行って、ついでに面会してきます。

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渓谷の秋

2020-10-18 | 絵  ➃水彩画

お約束していた秋の3部作?の2枚目です。 県北の花園渓谷の秋模様です。

お馴染み高田敏子さんの詩と共にお届けいたします。 詩の中の夕日を紅葉と置き換えてご覧ください。

流れ

川は流れている

静かに「時」を流している

夕日がいまの時を

美しく染めあげている

 

手をつなぐ恋人たちは

知っているだろうか

あのフランスの詩人

アポリネエルのうたを

ー 日は去り月は行き

   過ぎた時も昔の恋も

       ふたたびは帰らない・・・・

 

私は 失った時を

 二人の上にみいだす

          ー 月日は流れ わたしは残る・・・・

                              高田敏子

 

冷たい雨に一日降りこめられた昨日と打って変わって、今日は久しぶりに青空が、広がっています。 昨日はいくら寝ても眠り足らないくらい体が重かったのですが、今日は元気になりました~~

実にグッドタイミングで先ほど函館の友人から秋の定期便のメークインが届いたのです。 電話をすると『ジャガイモでも食べて元気を出して! 温泉にでも行ってきたら・・・』と。 元気な彼女の声を聞いて、話をしているうちにゴロゴロしてはいられない気分になってきました~~

一昨日ケアマネさんにも、同じようなことを言われましたが、今は未だGoToトラベルに乗る気分ではなく、家でのんびりするつもりです。 

夫の介護はひとまず手を離れ、次は一人で暮らす自分のことを考えて生活するという、ある意味気楽な一方、寂しい日々となることに戸惑っています。 先ずは、一人分の食事を用意することに慣れることから、と思っています・・・

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ひとつ回った人生の歯車

2020-10-15 | 良い加減介護

夕べはまるで小学校に入学する子供のために、持ち物すべてに名前を書く母親のような気分で、夫の衣類や持ち物のひとつひとつに名前を書き入れました~~

夫は今日、無事退院し、そのまま介護老人保健施設に入所いたしました~~ 3カ月しっかり施設の専門のスタッフさん達のもとでリハビリをして頂ければ、新たな展開が期待できるかもしれない・・・と淡い期待を抱きながら、ここで大きく人生の歯車が回ったのかも知れない・・・と感じています。

施設では、先ず会議室に通され、生活相談員の方を中心に、施設のそれぞれの分野の責任者ーー介護、看護、栄養、そしてリハビリーーの方々との細かい打ち合わせがありました。 細かい点までじっくり話し合いが出来て、一人一人を大切に扱って頂けそうだ・・・と大きな安堵感を抱くことが出来ました。 何よりも、スタッフの皆さんの明るい笑顔が嬉しかったです。 今日はたまたま所用でお留守でしたが、前のデーサービスで大変お世話になった、Hさんが介護支援専門員として関わって下さるので、その点でも大きな安心感があります。 

話し合いを終えて帰る私を、夫が笑顔で見送ってくれて、何だか拍子抜けした思いもありながら、やはりこれで良かったのかもしれない・・・と気持ちが少し明るくなりました。

 

今日の見出し画像は、江戸中期に活躍した臨済宗の禅僧の絵師「仙厓」和尚の絵です。 紙の外側に見えるであろう満月を指して、「を月様いくつ十三  七つ」と子守唄を歌う布袋様と隣ではしゃぐプリケツ子供の微笑ましくも温かな姿の絵です。

今から200年以上も前に、元祖ゆるキャライラストで禅の教えを人々に説いていた仙厓和尚はこの絵にも深い意味を込めていたと言われています。 禅において、悟りの象徴である満月を指して布袋様は「お坊さんが目指す悟りはあんなに遠くにあり、悟りは簡単に辿り着けるものではないのだよ」と。

 

夫の退院と施設入所とこの絵がどんな関係が・・・と思われる向きもお出でかと思いますが、実は仙厓和尚の次の言葉を引用したくて、仙厓和尚を先ず絵と共に紹介いたしました~~(無理なこじつけかもしれませんが)・・・ 老いの道を一段登った夫へのエールを込めて・・・ そして、同じ時代を生きているすべての人へのエールの気持ちを込めて・・・ お節介でしたでしょうか・・・

 

60歳は人生の花

70歳で迎えが来たら留守だと言え

80歳で迎えに来たら早過ぎると言え

90歳で迎えに来たら急ぐなと言え

100歳で迎えが来たらボツボツ考えようと言え

                       仙厓

 

何年か前伊豆の温泉に行った時、ホテルの風呂場の脇にこの言葉が書かれていて、仙厓の言葉とは知らずに笑ってしまったことを思い出します・・・

                              

 

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もみじ・・・秋の舞い

2020-10-13 | 絵  ➃水彩画

そろそろ、山では紅葉が始まっていることを、何人かのブロ友さん達の写真が知らせてくれています。

秋になると張り切って紅葉を求めてあちこち出かけてスケッチしていたことを思い出しました。

ペンスケッチ教室時代、秋の木の葉が緑から黄色、橙、そして真っ赤に変身していく様に魅せられ、毎年紅葉の絵を描いて楽しんでいました。  冬を迎える前の木々の最後の命の煌めきに惹かれていたのだろうと思います。 大判の紙(56x76cm)に向かい夢中でスケッチし、色を重ねました。

見出し画像は、京都へ日帰りで出掛けて描いた、金戒光明寺の紅葉です。 ペンスケッチを始めて間もない頃、初めて大判紙に取り組んだ作品ですので雑なところが目立ちますが、思い出に残る一枚です。 たしか、紅葉をテーマに描くという宿題が出た時のものだと思います。 近場で探した紅葉スポットはまだ紅葉が中途半端で、TVで放映されていた京都の紅葉風景を見て、京都だ! 京都に行こう! 新幹線なら日帰りもできる!!と出かけたのでした~~ 若かったですね(気持ちがですけれど

おいおい、他の紅葉作品もご覧頂きたいと思っています・・・ 

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Café スケッチ

2020-10-11 | 絵  ②スケッチ

病院へ行く前の遅いランチ・・・美味しい紅茶と一緒に頂きました~~ 手入れが行き届いた広い庭には自然の木々を活かしながら、木立の中で一休みできるベンチなどが置いてあり、足元にはきれいで可愛いお花達がいつも咲いている人気のカフェです。 コロナのせいか、お客はやはり少ないようでした~~ 

Caféの中は落ち着いた雰囲気で、ゆったり寛ぐことが出来ます。 イスやテーブルも英国製(多分)で壁に飾られている絵もお洒落。 落花生農家の息子さんがオープンさせたカフェです。 

Caféの前の広い通りの向こう側は牛久自然観察の森になっていて、いつもはこの森での散歩帰りに寄ってお茶を楽しんだ後、カフェの横のお母さんのお店で、野菜や落花生、落花生菓子、を覗くのがいつものパターンですが、この日はランチだけして病院へ急ぎました・・・

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