駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ザ・コットン倶楽部 ライブ2

2005年10月22日 | ライブレポ
(コットン今回のセッティング 1タム仕様。右下に壊れたタムホルダーが転がっている)

ドラマーとしてライブを振り返ってみようと思う。

今回のライブにもマイシンバルを持ち込むことにした。
コットン常設のシンバルは、A・ジルジャンで標準的なものだ。
問題は全くないが、自分のKジルで行きたいなと単に思っただけだ。
そして、スネアは最近馴染んでるラディックのスチール5半インチを持ち込み、ペダルはお店のものを借りた。
結局、Merry Youの時のまま車に積んである機材だった。
所詮オレのやることなどはそんなもんで、大概である。。

ところが今回は困った事態が発生していた。
というのは、タムホルダー(バスドラムの上に乗っているタムタムという小、中2個のタイコを支える支柱)が2つあり、左右とも壊れていたのだ。
これではまともにタムがマウントできない。
店に入ってすぐに、タムが変な風にセッティングしてあるのを見てオヤ?と思ったのだ。
一旦はセッティングできてもタムの重みでズルズルと下がってきてしまうので、極端に傾けて、バスドラの上にタムの一部を預けるようにしてあった。
ありゃー、バスドラが傷まるけになっちゃうー。
早速タムホルダーを取り外してバラしてみると、両方のホルダーの取り付けビスの3箇所中1箇所が抜け落ち、しかもねじ穴はバカになっている。
多分、ねじが緩んで一部が浮き上がり、そこで力いっぱい締め付けたのだろう。
こうなる前にねじを均等に締めなおす等、メンテをしっかりすれば予防できるが、もう手遅れだ。
ライブハウスにありがちの、ドラムセットはあるが壊れている。という困ったパターンである。
しかしこれはお店に文句は言えない。こればかりはドラマーでないとなかなか気付かないのだ。

コットンのドラムセットは決して古くないし、ライブが出来るお店とはいえ毎日ドラムを使用しているわけじゃない。
他のハードウェアー類は何ともないしピカピカなのに、タムホルダーだけが壊れているというのは問題がある。
YAMAHAのタムホルダーというのは壊れやすいと思う。
オレの所有物は扱いを心得ているので大丈夫だが、練習スタジオなどの初心者や構造を知らない不特定多数が力任せに扱うと非常に壊れやすい。
機能的には優れているが、強度的には欠陥品じゃないか。
素晴らしいドラムメーカーだけにあえて言う。
「ダメよダメよ、ダメなのよ!」(島田一の介風に)

そんなわけで、今回は普段のセッティングはあきらめて1タムのみの仕様とし、何とか使える方のタムホルダーでタムを配置した。
バスドラムに傷がつかないように注意してかなり低い位置にセッティングした。
したがって、椅子もかなり下げて最近あまりしない重心の低いセッティングとなった。
3点セットでの演奏は久しぶりで、手癖のフレーズの多くはミッドタムを使っているので手順が狂うがそこはそれ。
ドラマーの矜持を硬く持ち、コケないように細心の注意と大胆な演奏を心がけた。なんて言うと偉そうだが、実は前回の滑った転んだライブの二の舞を踏まないようハラハラ物であった。
実際、一部メンバーで息の合わないところや、後半はやっぱり息切れをしたが、皆さんには何とか楽しんでいただけたと思う。
そして、自分も大いに楽しむことが出来て満足できた。
汗びっしょりの着替えが心地よく、至福の時間を与えてもらったことに感謝である。

片付け後、レジにおいてあるファイトマネーBOX(ライブチャージがない代わりにお客さまのおひねりがギャラ)の額がけっこう多かったよといっちゃんから聞き、嬉しかった。
しかもその一部を、失った黒ジャケット弁償の救済にと、少し援助してくれるという。
「そんな、申し訳ないから。」と言いつつありがたく、あさましく頂戴した。
ファイトマネーをいただいた皆さんと、優しい心遣いをくれたバンドメンバーに感謝。

帰りの際、オーナーにタムホルダーの修理を買って出たことは言うまでもない。
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ザ・コットン倶楽部 ライブ1

2005年10月22日 | ライブレポ
(コットン常設のYAMAHAバーチカスタム。オレの自慢のYAMAちゃんと同スペックで一回りサイズが上)

昨日10月21日(金)は豊橋の「ザ・コットン倶楽部」での「POWDER」ライブだった。
約半年近くやっていなかったので、オレは演奏者として、お店のファンとして、とても楽しみだった。
なにぶん自宅の近所だからね。
浜松でのライブにはなかなか行けない地元のオールディーズ好きなお客さんも、楽しみにしてくださってやりがいがある。
すごく嬉しいのは、楽しみだというお客さんの多くが中年世代で、ご自分の家族や仲間を呼んで来てくださってPOWDERをまだ知らない人達に出会えるということだ。
もっともこれはどこのオールディーズファンのお客さんにも共通して言えることで、ありがたいことだ。

オレはバンマスではないが、毎回コットンでのライブの企画を担当している。
日程や進行、選曲などを決めていくのも楽しみだ。
選曲は、客層に合わせたり、事前にあったリクエストに応えたりしている。
豊橋のお客さんは、比較的ダンスを楽しむより曲をじっくり楽しむという方が多く、決して侮れない。
下手をするとバンドとお客さんが一体化できずに、場が暖まる前にステージが終了してしまう。さらにバンドが根負けしてこなれていない曲でボロを出し自滅する恐れがある。
ま、そんな経験は過去100万回ぐらい経験しているし、大いに現在のステージに教訓として生きているはずだ。(自分自身はまだまだである!喝!)

今回は3ステージ、POPS中心のライブだったが、メンバーに変更があったり飛び入りがあって、いつもと違うPOWDERの一面を見られて楽しかった。

メンバーは、キーボードのサトキチ君が仕事の日程上どうにも都合がつかず、育休中のまみ(NAOMI改め)が久しぶりに復帰し、元祖POWDERギタリストのトシちゃんも単身赴任先の東京から駆けつけてくれた。
今回のトピックとして、飛び入りで元金沢KENTOSの人気ヴォーカリスト、アキラ氏が参加してくれて、KENTOSで培ったプロのスーパーパフォーマンスを披露してくれた。

これは予期せぬ嬉しい出来事だった。
アキラ氏とオレはかつてのバンド仲間、彼も現在はコットン倶楽部の近所に住んでおり、POWDERのHPのスケジュールを見て駆けつけてくれたと言う。
アキラ氏は、ちょっと遊びに来たと言いつつも、リーゼントと服をバッチリ決めて、歌う気満々でのご来店だった。笑える~
次回からは、スケジュールを決める際にアキラ氏の予定も聞いておかなくては。


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