駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

オールディーズ・ミュージックの楽しみ方

2007年10月03日 | オールドミュージック
“ザ・ベンチャーズ”や“寺内タケシとブルージーンズ”などのテケテケサウンドファンのギタリストの多くは、団塊の世代のオジサンたちが多い。
いきなり限定したような言い方をして、事実と違っていたらゴメンましょうだけど、たぶん、誤りではないと思う。
そりゃそうだ、“加山雄三”や、“G・S”といったギターを使ったサウンドに夢中になった世代が、今の5~60代のオジサンの世代だから。
オレ自身は、少しだけ若いのでリアルタイムではないが、当時は幼いなりにその影響は受けている。
当たり前だけど、今の中高生で“ザ・ベンチャーズ”や“寺内タケシとブルージーンズ”のコピーバンドって聞かないし、ドラム教室で生徒クンから「メル・テイラーの奏法を習得したい」という、嬉しくて狭い教室内を欽ちゃん走りで飛び回りそうな要望も受けたことがな。
自分自身は、ドラマーとしてメルさんはアイドルなのでザ・ベンチャーズが好きなのだけど、テケテケサウンドが好きというよりもロック・ドラムの基本として勉強するために聞いた。
今でも、たまにメルさんのスーパードラミングが恋しくなって、CDを聞いたりライブ・ビデオを見たりすることがあるが、その度に新しい発見をしたりして自分ながら驚くことがある。
しかし、メルさんが亡くなってからというもの、わざわざザ・ベンチャーズのライブを観に足を運びたいとはあまり思えない。
実際はメルさんの息子のリオンさんが現在はドラマーで毎年ニッポン公演をしているので、興味がないわけではないのだけど。

かつて若い頃、テケテケギタリストである先輩ミュージシャンのクルマに同乗させてもらったとき、車内でかけている音楽はやはり先輩方の好きな何十年も前の“寺内”だったり“加山”だったりして驚いたことがある。
その時の印象は、「何年経っても、同じ音楽を毎日聴いているんだ!」そして、「他人が古臭いと感じる音楽であっても、本人にとっては新鮮なんだ!」という思いに目からウロコって感じだった。

そんな感じが、今は自分自身のクルマでは実践している。
最近は、運転する時には昔のCDばかり聞いている。オールディーズのオムニバス・アルバムや、古いジャズ・アルバムをクルマに積んで、その日の気分でかけている。
その曲が作られたのは遥か昔であっても、曲の美しさ、ボーカルの素晴らしさ、アレンジの豪華さ、演奏の素晴らしさは何一つ色あせしていない。
それがオールディーズ・バット・イズ・グッディーズ・ミュージックだ。
新しい音楽って、なんだ?
ただ、古くて良い音楽の延長である。

巨人の優勝も決まって、カーラジオでナイターも聴いていられんからなあ。
CDでも聴かなきゃやってられん。
コメント (2)
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