駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

単純なのに難しい曲

2023年02月25日 | 駄日記

2月の定期ライブで久々にやった「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」。今回のボーカルはトモ君!

ザ・ビートルズの曲をザ・スターキーで演奏してもう10年以上経ちましたが、いまだに難しいなと思う曲がいくつかあります。当然だけど、難しいと言ってもテクニック的に追いつかないということじゃなく、リンゴ・スターの個性が凄すぎて真似できなかったり、現代と当時の時代での奏法の違いが難しいといった意味です。何にしろ、天才リンゴさんの個性を真似るってこと自体、オレなんかの凡人には超絶技巧なんだけどね。

例えば「All My Loving」、「Twist And Shout」、「Can’t Buy Me Love」など、初期のロックンロールはそっくりにコピーしようとするととても難しい。
この曲もそのうちの一つ。デビューアルバム『PLEASE PLEASE ME』の1曲目、「I Saw Hre Atanding There」です。レコード盤に針を下ろしたら、ポールの「ワン・ツー・スリー・フォー!」というカウントから始まる軽快なロックン・ロール・ナンバーですが、なぜか単純なこの8ビートの曲がドラマーにとっては真似しにくいんです。
自分自身、何も考えずにこの曲を叩いたとしたら、バスドラを『ドンパン、ドドパドドン』とベースのリズムに合わせてR&Rドラミングをするだろうけれど、それで叩くと曲の雰囲気が全く違う感じになってしまうんですよね。
実際、リンゴ・スターはそうじゃありません。レコードを聴くと、バスドラが聞こえない。かすかにアクセントを入れたところしか聞こえない。それはレコーディングの技術的問題かもしれないが、そればかりじゃないことはライブバージョンを聞くとよくわかる。ライブでのこの曲のリズムパターンは一定していなくて、時に1拍3拍、時に4分音符、時にドッツドンと突っ込んだ、当時のいかにもカッチョいいリンゴ節なのです。

この曲を演奏するときはいつも、以前白黒のライブ映像で見た、リンゴさんのド迫力の演奏シーンを意識します。集中して少しうつむき気味でバスドラを思い切り踏み、スネアを突っ込み気味で叩くあの姿。いくつになってもリンゴのロックンロールは最高。憧れます。

コメント
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