『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

冬はつとめて

2014年01月12日 | 雑感
『枕草子』から

冬はつとめて。

雪の降りたるは言ふべきにもあらず、
霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、
火など急ぎおこして、炭持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、白い灰がちになりてわろし。
橋本治氏が「桃尻語」で訳すとこうなります。

冬は早朝(つとめて)よ。
雪が降ったのなんか、たまんないわ!
霜がすんごく白いのも。
あと、そうじゃなくても、すっごく寒いんで
火なんか急いで熾して
炭の火もって歩くのも、すっごく“らしい”の。
昼になってさ、あったかくダレてけばさ、
火鉢の火だって白い灰ばっかりになって、
ダッサイの!!


こんなふうに教えてくれれば
古文は面白いのに、ね。
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雪のおもしろう降りたりし朝

2014年01月12日 | 雑感
1月10日朝


1月12日朝


徒然草の中の第三十一段
『雪のおもしろう降りたりし朝』

雪のおもしろう降りたりし朝、人のがり言ふべき事ありて、
文をやるとて、雪のこと何とも言はざりし返事(かへりごと)に、

「この雪いかが見ると一筆のたまはせぬほどの、
ひがひがしからん人のおほせらるる事、聞きいるべきかは。
かへすがへす口をしき御心なり。」

と言ひたりしこそ、をかしかりしか。
今は亡き人なれば、かばかりの事も忘れ難し。


うん、そうだね。
この銀世界、一年にわずか数日だもの・・・・
雪が降ったね、きれいだねえ・・
って、思いたいわねえ・・・・

駐車場の雪かきばかり心配している、わたし・・・・
コメント (4)
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