『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

「いる」気配の無い寂しさ・・・・・

2014年04月22日 | 雑感
母が入院をしてしまいました。

4月の初め頃、私の風邪が移ったらしく
「コンコン、コンコン」と咳をしていたのですが
なかなか、医者に行きたがらず、
そのうち、胸元でヒューヒュー、ゼイゼイ言うようになって
呼吸も苦しそうで
歩くのも儘ならないほど、疲れを訴えました。

強引に、診療所に連れて行くと、
中央病院への紹介状を書いてくださり、
そのまま、入院となりました。

「うっ血性心不全」
それが、母の病名です。
肺に水も溜まっていました。
どうりで、
トイレに行く回数が、激減したわけです。
顔も足も浮腫んでいました。

酸素吸入をし、
利尿剤を投与して、
身体の中の水分をおしっことして
外に出しています。
水分摂取も制限されました。

それでも、家にいたときに比べれば
胸のヒューヒューという音は消えましたし
たくさん、おしゃべりができるようになってきました。

いつも自室で
テレビを見たり、新聞や雑誌を読んで過ごしていた母でした。
気が向くと一人でリビングに来て椅子に座り
道行く人や、庭の花をいつまでも飽きずに見て
お茶をおいしそうに飲み、
好きな甘いお菓子をつまんでいた母でした。
夕飯のときは、ようやく話し相手がいる、と
うれしそうに私たちの会話に口を挟み
ときどき、「わしにもおくれ」と
ビールを飲んでいた母でした。

南側の奥の八畳間が母の部屋で
その部屋で過ごすことが多かったので
顔を合わせるのは、食事の時だけ、でしたけれど
そこに「いる」
その気配が感じられないことが
こんなにも、不安で寂しいものなのか、と感じた
昨日の夜でした。





コメント (4)
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