片目で雑誌（『PARTNER』）を読みながら、
片目で、北京オリンピックの開会式を見た。
9時半を回っていたから、始まりがどうだったのかは知らないけれど
選手の入場は、
誰でも一度は聴いたことのあるクラシック、
名曲中の名曲のオンパレード。
雑誌を読んでいた私の耳には、とても心地よかった。
「日本の選手は？」と
時々顔を起こしてテレビを見たが、
その時はもうすでに、入場していたんだね。
聖火ランナーに、
あの中国政府のお偉いさんと何やらあったとか、で
世界中をにぎわせた、あの女子テニス選手が出てくるんじゃないか、と
下世話な話が耳に入って
興味本位でみていたけれど、
何にもなかったじゃんね。
でも、その続きで見ていた聖火台への点火、
そして、その聖火台のデザインは、
「ああ、いいなあ・・・」と素直に感じることができた。
十数年前の夏の北京オリンピックの
あの時の仰々しさやうさん臭さとは、別物だ。
総監督はあの時と同じ、チャンイーモーなのにね。
「Simple is best」だよ。
そして、昨年夏に終わった（もう、うんと昔のことのよう・・・・）
東京オリンピックの開会式が思い出された。
開会式までの前座の話題が豊富過ぎて、
興覚めな思いで見た開会式だったけれど、
なんか、統一性のない布切れを集めて作られた
センスのかけらもないパッチワークのような開会式だったな、
と今更ながらに思い起こされて、
ある意味、上に立つ者の引っ張っていく力は必要かもね、と
ちょっと、羨ましく思いながら、見入ってしまった。
なんだかんだと
話題に事欠かない中国でのオリンピックだけれど、
頑張っている選手たちを純粋に応援したいと思います。
