ムソルグスキー作曲 組曲『展覧会の絵』より『キエフの大門』
小学校の高学年になると、音楽会で
たいてい、どこぞのクラスが合奏してくれたっけ『キエフの大門』。
とても荘厳な曲で、好きな曲の一つです。
ウクライナの首都、キエフ。
その歴史を象徴する建造物が、黄金の門だそうです。
以下、ウィキペディアから
『原初年代記』によれば、1037年にヤロスラウ賢公がキエフを開発し、
町の境界線に土塁を盛り、その上に城壁を作らせ、西へ向かう入り口に大門を構築した。
この門の名称は、当時の欧州にとって文化の源であったビザンツ帝国の首都コンスタンティノポリスの門にちなんで、「黄金の門」と呼ばれた。
キエフの黄金の門は土塁の間に大きな赤色の煉瓦と石で造られ、塔のように聳え立った。
門の入り口の広さは約7.5mで、壁の高さは9.5m以上であった。
キエフはキリスト教の町であることを見せるために、門上に受胎告知教会が造られた。門内はモザイクと壁画によって装飾された。
1240年に黄金の門は、モンゴル帝国の軍勢によって破壊され、それ以後再建されることがなかった。
17世紀のオランダ人の画家アブラハム・ファン・ヴェスターフェルトはキエフを訪れるとき、その廃墟をスケッチした。
18世紀に門の跡は完全に土に埋まってしまったが、1832年のK・ロフヴィーツィクィイは発掘調査を行い、史跡として保存した。
1982年に黄金の門は復元された。新しい建物は遺跡をカプセルのように覆い隠した。
また復元と同時に、この門の歴史についての博物館が開館された[1]。
ロシアのウクライナ侵攻、首都キエフへの爆撃、
そのニュースを聞きながら、
無性に『キエフの大門』が聴きたくなりました。
大国からの侵略が繰り返されていた
長い歴史を持つウクライナ。
一日も早く、平和な日々が来ますように。