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ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

定義道・・・定義如来と平家落人伝説 1

2009年12月12日 08時05分08秒 | 仙台市内の散歩道
定義如来と平家落人伝説

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅雙樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす。
おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。
                   (平家物語 巻一 祇園精舎)



平家の落人は全国に渡って秘境のと呼ばれる地に散在していることが見てとれます。
飛騨高山や合掌造りで有名な白川郷や越中五箇山も同じく落人伝説を持つです。
また、岩手の山間部にも京言葉を使うがあるようです。確か東岩井郡だったと思います。
栃木県の鬼怒川・川治温泉から山間に入ると湯西川温泉がありここもまた平家落人伝説を持つ秘境の地なのです。
追っ手から身を隠すため犬や鶏を飼う事は無かったとも聞きます。
また、幟等も立てれば目立ちますから、その習慣も無く鯉幟を上げることも無かったようです。
だからと言ってただ隠れていただけでもありません、宮城には攻めることを想定して前線基地を設け、その守りや攻撃の準備をしていた場所が地名として残っている場所もあります。

しかし、落人の悲しい宿命は平家物語を通じ、涙なくしては読み取ることもできないでしょう。
その戦いは屋島の合戦にせよ壇ノ浦ににせよ華々しい場面は勇ましいですが、都を落ちゆく平家の公達や武士の姿は悲しく婦女子も面影は哀れであったに違いありません・・・・
人とは、弱気ものです。
逃れ惑う平家の人々の中に今回紹介する、平貞能(たいらのさだよし)の一団もあったのです。
厳しい山間の中で生活しなければならなかった彼らの生活と歴史を探ってみました。


つづき
ホームページに纏めています。
定義如来1
定義如来2

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (オズ)
2009-12-12 13:07:25
私の友人がここの出身で、
彼女を見てると、山間部で情緒豊かに育ったことを思わされます。
油揚げが美味しいですよね!!

ところでお怪我のほうはいかがですか?
お気をつけて生活してくださいね。
返信する
オズさんへ (ひー)
2009-12-12 19:13:17
学校も人数が少ないし、昔は分校もありましたからね。
街に出るまでは毒されないわけです。
電気が通ったのも仙台よりずうっと後のはずです。
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余りにも (維真尽(^^))
2009-12-12 21:30:13
盛衰の差が
ありすぎますね

想いをもって暮らす
それを何代も 
想像できませんね
返信する
Unknown (はー)
2009-12-12 22:22:48
平家滅亡から820年余り~
今も~平家の存在感を強く感じる
のは 清盛を恩人とする神戸に
生まれ育ったためでしょうか~
続き~楽しみにしています~ (^^)/

痛みは楽になられましたでしょうか
大事になさって下さいね m(__)m
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いーさんへ (ひー)
2009-12-12 23:20:43
今の政権交代のようですね。
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はーさんへ (ひー)
2009-12-12 23:28:21
清盛も今の福原を見たら感無量ですかね。
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Unknown (あーさん)
2009-12-13 01:06:02
平貞能  寡聞にして存じませんが勉強させて貰います ♪
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あーさんへ (ひー)
2009-12-13 06:45:30
Wikipediaは今回見ていませんか、以前はゆくへ知れずになっていました。追記しようかとおもいましたが、自分の名前が残るわけじゃないので止めました。

宮城の人なら知らない人はいないですよ。
お寺なのに、若いカップルのドライブコースでもあります。
返信する
Unknown (桃源児)
2009-12-13 10:25:48
冬枯れの中に佇む五重塔、いい風景です。
平家の落人伝説、本当に全国に散らばっていますね。
全部を合わせると、平家全体の数を越えてしまうとか?
隠れ住まねばならなかった人々、それまでは栄華を誇った人達ということが尚更、哀れを誘います。
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桃源児さんへ (ひー)
2009-12-13 15:11:05
子孫が増えれば昔より増えているでしょうね。
戦争もありましたが、医学の発達で生存率も上がってますからね。
現在は源氏入り乱れてますが。
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