ひーさんの散歩道

道には、様々な歴史や文化が息づいている。
歴史に触れ風景に感動し忘れていた何かを探したい。

アラハバキを祀る「洗磯崎神社」/青森県五所川原

2018年09月10日 13時52分27秒 | アラハバキ関連
洗磯崎神社(通称:薬師さま)



御祭神 大己貴命
    少彦名命

御例祭 九月八日

鎮座地 青森県五所川原市(旧)北津軽郡市浦村脇元字野脇7

御由緒 安倍、安東氏の祖神である荒吐神を祀った神社であるといわれている。
文永十一(1274)年、天台宗僧賢正坊により薬師堂が建立されたと伝えられている。
明治以前は、薬師堂または薬師宮と称され薬師信仰が盛んで旧暦四月八日には薬師祭が行われ、近隣から白旗たてた参詣者で賑わい、社寺分離まで続いたと伝えられる。
明治六年四月神仏分離令により洗磯崎神社と改め村社に列せられる。




ちょうど参拝に行った時、例祭だったようですね。












全景を撮るの忘れていました。 奥に山の片側が見えていますが、三角形の綺麗な山です。
頂上には不動明王が祀られています。十三湊の信仰の山です。仙台で言えば太白山のような役目かな? 舟の漁師が大漁と目印にしたのかもしれません。

 
明治初年の神仏分離により薬師堂が壊されて産神社へ仏像を納めて合祀し、洗磯崎神社と改称しました。

 

     

本殿の裏には、大事にされているような石がありました。 












「あらはばき」はこちらにまとめています。

「アラハバキと謎の古代史」

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8 コメント

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荒吐神 (きんごろう)
2018-09-11 00:42:33
由緒に「荒吐神」と明記されているのが良いですね。由緒書きがなければ普通の村社にしか見えません。
由緒不明の神社の中にはアラハバキ社であったことが忘れられてしまっていることも数多いのでしょうね。

山頂に不動明王ですか。
祭神と本地仏の関連は寺社によって違いますが、熊野本宮大社ではHPにて第十一殿は「祭神:彌都波能賣命(ミツハノメノカミ)=本地仏:不動明王」としています。ミツハノメノカミは瀬織津姫と同一神と言われておりますので、山頂の奥宮に瀬織津姫が祀られ、洗磯崎神社が里宮といった位置付けなのでしょうか。



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きんごろうさんへ (ひー)
2018-09-11 06:40:40
私もそんなイメージを抱いています。
案内板にアラハバキを祀ったと今回も前回も記されていることが嬉しいですね。
その昔祀っていたことを隠さなければならなかったが多かったと思いますが、今の時代は関係ありませんからね。
他の地域の神社は名を変えたまま荒廃していったり伝承は残っているが表記していなかったりですからね。
次回の神社は間違いなくアラハバキを祀っていましたが荒廃してしまったところです。
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うわー (りひと)
2018-09-11 16:33:59
私もあの山全景残して欲しかったです。
あの山只者じゃないですね。

お祭りの日に偶然って超嬉しいですよね。
私もこの前行った所でお祭りでしたけど氷川さんだったんで、もっと地形的に魅力ありそうな鼻の地形の中に行ってみたら熊野さんもお祭りでしたよ。どちら御嶽さんと稲荷さんがいましたね。
お寺に行ったけど本尊さんは誰だったかな?
どこだかも忘れちゃいました。

記事に戻りますけど、8の日なのでまさかと思ったら薬師さん絡みですね。

地図見ていないですけど十三って憧れの地。
いいところいいタイミングで行かれてますね!
さすがひーさん。青森も宜しくお願いいたします。1438
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りひとさんへ (ひー)
2018-09-12 14:10:23
三角の山・・・後悔先に立たず。ですね。
出発する前までは撮るつもりでいたのですが、例祭のひで幟が上がっていたのでそちらに気をとられ忘れてしまいました。 他のサイトには写真があるのですが、勝手に使うことも気がひけるので、想像してもらうことに、近いとは言えないので、今度はいつになるのか・・・
もう一か所アラハバキを祀っていた神社を掲載しますが、そこは名を変え簡易な社殿があるだけです。
他に青森市内にある、宗像三女神を祀る神社に寄ってきました。
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山岳信仰 (りひと)
2018-09-14 00:10:49
三角山って私の中では山岳信仰や行者さんのようなイメージなんですよね。決して女性的でない。
三上山と武蔵御嶽の奥の山。
アラハバキなんですね?びっくりです。
問題は今は女性神が神事しているように思う事。

どうも装飾古墳の関係者がアラバキになるのかなぁ?とも。三角魔除けの模様らしいんです。

三角山で魔除けしているのかなあ。男性が魔除けされちゃったのかも?

汽水湖でしじみパワーでも貰ってるのかな?34763476
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りひとさんへ (ひー)
2018-09-19 20:58:24
シジミは体にいいといいますね。食べ過ぎはだめですが。

三内丸山遺跡にも行きましたが、土偶を見ていると女性を象徴しているものが多いような気がします。
人間を産む女性は、神の存在とイコールなんじゃないかと思い始めました。

そうすると男性は家族を守る魔除けなのではないでしょうか?
安易な考えですが。

三角山の側に遺跡があったり、何かしらの伝説があります。 秋田県鹿角のストーンサークルも伝説、遺跡、呪いの三拍子ですよ。
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行ってきました (きんごろう)
2021-10-07 00:16:17
先日、浜磯崎神社へ行ってきました。アラハバキが安倍氏の祖神と明記された案内板も確認してきました。アラハバキと安倍氏の関係は、岩手県衣川市の磐神社や和我叡登挙神社にも書かれていますが、本当の伝承なのか東日流外三郡誌の影響なのか私には判断できませんでした。安倍氏の祖神であるとしたら、愛知県や関東地方のアラハバキも安倍氏と関係するのでしょうか?
先月までコロナの影響で遠出ができませんでしたので、関東地方のアラハバキに関する神社を回っていました。氏子さんから話を聞けたこともありましたが、やはり出雲系と関係深いと感じました。
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Unknown (ひー)
2021-10-11 06:57:43
きんごろうさんへ

コメントありがとう御座います。
私は、やはり東日流外三郡誌の影響なのでは?
と考えます。
安倍氏が絡むとどうも怪しいと思えてなりません。 あの本の影響は、以前記事にした通りですし、アラハバキとの関連した言い伝えや文書が必要ですね。 決定出来ませんがそう思ってます。
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