白衣の奴隷！それはナース

エッ! 白衣の天使じゃないの？

誰もがそう思ったはずです。

患者や家族の思いはその看護に…
そして看護師の心の中は天使そのものでしょう。


しかし、やってる事は、汚い嫌な仕事の方が多いのです。

患者の召使いのように、あーしてくれ、こうしてくれ…

患者に奴隷のごとく使われるのです。

それでも、彼女達は、嫌な顔もせず優しく接してくれます。

そこには、天使としての志があるからでしょう。

職業とはいえ、なかなか出来るものではありません。

今はチョット言葉使いが悪ければクレームをつけられ、患者に怒られる。


まぁ、世間にはクレーマーと呼ばれる人達が沢山いて、どの業種でも悩みのタネですが。


病院内に戻ります。

高齢になると痴呆の患者も居れば、耳が遠かったり、説明しても理解出来ない患者さんもいます。

言うことを聞かない人… 優しく話しているのに看護師にどなる人 様々です。


廊下から漏れてくる声を聞いていると、ここは、小児科か？
と勘違いするほど丁寧にゆっくりとやさしく説明しています。

年を重ねると赤ちゃんに戻って行くといいますが正にその通り…

オシメをし、汚い話で大変申し訳ないのですが、おしりから指を入れかき出すことも……

皆さんは他人に、それを出来ますか？

昨日見たのですが、老人が点滴台を引きずりながら、裸足でパジャマはお漏らしでビショビショ、廊下を濡らしながら歩いていました。

私はすぐ看護師さんに教えましたが、その看護師さんは、叱ることも無く、『パジャマと下着、交換しましょうねぇ』と患者の爺さんにやさしく声をかけていました。

すばらしい看護です。

ここは、完全看護ですが、家族が来ていてもオムツ交換になると逃げて帰る家族もいます。

手伝ってあければ、看護師さんも楽なのに…


自分の親だろ! と言いたくなります。

気持ちはわかりますが、もう少し看護してくれる人の立場になって考えて見てみては………


これが、私の言う

白衣の奴隷なのです。


でも天使は、今も看護師の心の中に生きづいています。

頑張れ、白衣の天使達ち…