私の経験です。
昭和64年(平成元年)8月の事だった。
私はは、当時旅行会社の社員で4年目を迎えていた。
私のお客様のおばぁちゃんから同窓会の相談があった。 と言ってもお客様達は、70歳は既に越えていて、そのメンバーは全国に散らばっているため、ある都市に集合し、そこから2泊3日の行程にしたいという。
当時の女学生であるから、いいとこのお嬢様ばかりのようだ。 現在の常盤木学園高等学校の前身で年代はハッキリしないのですが、常盤木学園高等女学校の高等女学科や家政専攻科なのかは定かではないが宮城県第一女学校も卒業しているという。
幹事さんと打ち合わせの時・・・・・
「旅館もバスも一流にして下さいね。! 私に恥を掻かせないで下さいよ。」
『はい、わかりました!吟味して提案させて頂きます。』
私は、1泊目はすぐに思いついたが2泊目をどうしようかと悩んでいた。
現在の様にネットがあるわけでもなく、パンフや資料(タリフ)を取り出し色々と検討していたのある。
※タリフ=日本全国のホテル(旅館)のデータが書いてあり、設備からお客様のアンケートの評価まで記録してある。ホテルの評価は◎○△▲×の5段階になっており×は送客不可になっている。
現在もPCにて、エージェントは確認できる。 つまり旅行会社の社員は、行ったことに無いホテルでもこの資料で把握できる。ちなみに私はJTBにいました。
私は、山の中の一軒宿を見つけた、ここなら離れには、和室と茶室があり、内風呂も源泉を弾いてあり温泉の檜風呂だ。
ここなら問題ない! 提案した企画は通った。
その2泊目の宿に泊った時のことである。
私はは、宴会を終え、部屋に戻った。
といっても、私の部屋は一般の部屋では無く、小宴会場の広い部屋で、その真ん中にポツンと布団が敷いてあった。
『こんなに広い部屋の真ん中じゃ落ち着かないよ!』
私ははブツブツ独り言を言いながら、壁側に布団を引き摺り、テレビのある隅の方へと寄せた。
窓からは中庭が見え、向かい側は湯治客が長期滞在する棟で炊事場も付いている。
しかし、今はシーズンオフなので客はいないようだった。
酒も入っていた勢か、私は、部屋の電気を消して着の身着のまま布団の上に横になった。
右肘を下にしその手に頭を乗せ、背中を壁に向けテレビを見ていた、すると冷蔵庫のモーター音が「グーン・キ~ン」と高くなり唸った。
『なんだ!』 その時 『グイッ!』 と壁側に引っ張られた。
そのまま気を失ったのか? わたしは倒れたのだが頭の中では、何者かに追われる恐ろしいシーンが続いていたのです。
夢なのかも知れません・・・が私は手を伸ばして電気を点けようと思うのですが手が伸びなかったのを覚えています。
ふと気が付いた時は深夜の2時を回っていた。
嫌な汗を掻いたので私は風呂にも入って無いし、汗を流そうと浴衣に着替え大浴場に向かった。
大規模な旅館でも無く、他には団体も居なかった。こんな深夜に入る客もなく、当然浴場にはスリッパも無かった。
私は誰に気がねすることも無くゆっくり入れると思い、浴場へのガラス戸を開けようとした時・・・・・
「ピチャピチャ・・・・・ザワザワ・ザワザワ・・・・・ピチャピチャ」
『エッ!?』 水の音に混じり、数人の話し声が聞こえる・・・・・・。
でも・・・・スリッパも無いし、着替えを入れる棚も全部空いている・・・・『おかしい?』
私は、耳を澄ました。
「ピチャピチャ・・・・・・ザワザワ」 確かに湯船に入っている音と小声で数人が話し合っている声が聞こえる。
私は全身に鳥肌が立った・・・・とてもそのガラス戸を開ける勇気は無かった。
裸でいた私は、パンツを履き慌てて部屋に戻った。
ガタガタ振るえながら、布団に潜りました。
この日に限ってトイレが近く、トイレに行くには、あの浴室の前を通らなくちゃいけないので最悪の夜になってしまいました。
もうあの旅館には二度と行っていません。
あの声は、老婆のような気がしたのですが・・・・
昭和64年(平成元年)8月の事だった。
私はは、当時旅行会社の社員で4年目を迎えていた。
私のお客様のおばぁちゃんから同窓会の相談があった。 と言ってもお客様達は、70歳は既に越えていて、そのメンバーは全国に散らばっているため、ある都市に集合し、そこから2泊3日の行程にしたいという。
当時の女学生であるから、いいとこのお嬢様ばかりのようだ。 現在の常盤木学園高等学校の前身で年代はハッキリしないのですが、常盤木学園高等女学校の高等女学科や家政専攻科なのかは定かではないが宮城県第一女学校も卒業しているという。
幹事さんと打ち合わせの時・・・・・
「旅館もバスも一流にして下さいね。! 私に恥を掻かせないで下さいよ。」
『はい、わかりました!吟味して提案させて頂きます。』
私は、1泊目はすぐに思いついたが2泊目をどうしようかと悩んでいた。
現在の様にネットがあるわけでもなく、パンフや資料(タリフ)を取り出し色々と検討していたのある。
※タリフ=日本全国のホテル(旅館)のデータが書いてあり、設備からお客様のアンケートの評価まで記録してある。ホテルの評価は◎○△▲×の5段階になっており×は送客不可になっている。
現在もPCにて、エージェントは確認できる。 つまり旅行会社の社員は、行ったことに無いホテルでもこの資料で把握できる。ちなみに私はJTBにいました。
私は、山の中の一軒宿を見つけた、ここなら離れには、和室と茶室があり、内風呂も源泉を弾いてあり温泉の檜風呂だ。
ここなら問題ない! 提案した企画は通った。
その2泊目の宿に泊った時のことである。
私はは、宴会を終え、部屋に戻った。
といっても、私の部屋は一般の部屋では無く、小宴会場の広い部屋で、その真ん中にポツンと布団が敷いてあった。
『こんなに広い部屋の真ん中じゃ落ち着かないよ!』
私ははブツブツ独り言を言いながら、壁側に布団を引き摺り、テレビのある隅の方へと寄せた。
窓からは中庭が見え、向かい側は湯治客が長期滞在する棟で炊事場も付いている。
しかし、今はシーズンオフなので客はいないようだった。
酒も入っていた勢か、私は、部屋の電気を消して着の身着のまま布団の上に横になった。
右肘を下にしその手に頭を乗せ、背中を壁に向けテレビを見ていた、すると冷蔵庫のモーター音が「グーン・キ~ン」と高くなり唸った。
『なんだ!』 その時 『グイッ!』 と壁側に引っ張られた。
そのまま気を失ったのか? わたしは倒れたのだが頭の中では、何者かに追われる恐ろしいシーンが続いていたのです。
夢なのかも知れません・・・が私は手を伸ばして電気を点けようと思うのですが手が伸びなかったのを覚えています。
ふと気が付いた時は深夜の2時を回っていた。
嫌な汗を掻いたので私は風呂にも入って無いし、汗を流そうと浴衣に着替え大浴場に向かった。
大規模な旅館でも無く、他には団体も居なかった。こんな深夜に入る客もなく、当然浴場にはスリッパも無かった。
私は誰に気がねすることも無くゆっくり入れると思い、浴場へのガラス戸を開けようとした時・・・・・
「ピチャピチャ・・・・・ザワザワ・ザワザワ・・・・・ピチャピチャ」
『エッ!?』 水の音に混じり、数人の話し声が聞こえる・・・・・・。
でも・・・・スリッパも無いし、着替えを入れる棚も全部空いている・・・・『おかしい?』
私は、耳を澄ました。
「ピチャピチャ・・・・・・ザワザワ」 確かに湯船に入っている音と小声で数人が話し合っている声が聞こえる。
私は全身に鳥肌が立った・・・・とてもそのガラス戸を開ける勇気は無かった。
裸でいた私は、パンツを履き慌てて部屋に戻った。
ガタガタ振るえながら、布団に潜りました。
この日に限ってトイレが近く、トイレに行くには、あの浴室の前を通らなくちゃいけないので最悪の夜になってしまいました。
もうあの旅館には二度と行っていません。
あの声は、老婆のような気がしたのですが・・・・
そしたら何故か意気投合しちゃってね
旅行当日、翌日の予定に一部変更があるので幹事さんにお話ししたいと言う事で
二次会の終わった会場に残り打ち合わせをしていた
まっ大した変更ではなくて緊急工事の為にコースの一部を遠回りする事になった
そんなもんだった
そしたら
そのN旅行さんが突如、『ひろちゃんさん怪談って好きですか?』って話になり
好きだと答えたら話してくれましたが
この話に似てますね(笑)
もしかしたら、おんなじところなのかもしれませんね
体験談なので消さないでおこうかと…
カテゴリーにも恐怖シリーズがありますから…
まだ、他にもあるのですが…夏にでもwww
ここは、鳴子から小野小町の雄勝町に抜ける途中です。
私も金縛りになった時があって、凄く怖かった~
でもお風呂は何だったのでしょうね・・・
昔の話でもまだその旅館はあるのでしょうね、
怖いもの見たさで、言ってみたい気がしますねー