
いつも野菜作りのアドバイスをくださるおばちゃんです。
この方は、夜が明けるまえから働いておられます。
4か所ある畑は、草一本生えていません。
だから、このおばちゃんの畑とわかります。
同時に渡した写真の写りが良かったのか、
絵手紙には関心を持たれませんでした。
どうも身体が重い。
なにしろ飲み過ぎです。
妻は心配してくれるよりあきれています。
私も勢いで飲んでるもんですから、あとで後悔しきりです。
今日のテーマは配管工事です。
50mmより小さい径の配管(鋼管)はねじ込み継ぎ手で施工しても良い。
50mmより大きい径の配管はパッキンをしてフランジ継ぎ手で施工する。
と先輩から教わりました。
中味水(飲料用)用配管にガス用シール剤を使って大失敗したことがありました。
ガス配管用シール剤は、頑丈に接着されるけど、シール剤の臭いが強いのです。
ガスに臭いをつけるためにもそのような材料を選んだのでしょう。
結局、そのシール剤は全部剥がしとりました。
他にも似たようなことがありました。
小麦粉排出用スクリューコンベア(φ250)の落ち口(φ350)の穴埋めにコーキング剤を
使用しました。スクリューコンベアで排出した小麦粉をベースにしてミックス粉を
作りました。スポンジケーキが均等に膨らまず困ったことになりました。
どれかの原料に消泡剤が使われているのです。
最初は塩が疑わしいから始まり、順番に他の原料を一つずつ調べて行きました。
残った疑わしいものは、スクリューコンベアから排出される小麦粉と判明しました。
さらにコーキング剤が消泡の役割をすると判りました。
すべてのコーキング剤を剥がし、水でふき取り溶接で再度スクリュートと落ち口を
接続しました。30本近くのスクリューコンベアを手直しできたのは1か月後でした。
蒸気配管(鋼管φ300)の突き合わせ溶接部から蒸気もれが発生しました。
溶接を調べたところ、三回溶接すべきところを一筆書き(波を描く)ように
溶接されていました。0.5-0.6MPaの蒸気の温度は約150℃です。
配管は150℃と常温では、配管長さ10mで約15mm程度配管が伸び縮みします。
この応力が、溶接部を切断したのでした。
配管の伸びを考えた固定方法になっていませんでした。これも全部やり直しました。
空気搬送で米を搬送しました。800Rのエルボ部で配管(バフで内面研磨♯200)
に穴があきました。すべてのエルボ配管を1200R~1500Rに変更しました。
配管にもいろいろあります。
圧空配管、集塵ダクト、空気搬送管、水配管、電気配線管の業者はすべて異なります。
5つの業者が、自分勝手に工事を進めると、細い配管を避けて太いダクト管が
逃げなければならなくなります。
天井部に500mm高さで各種配管ゾーンを決めて配管させました。
メンテナンス頻度が高いものを下にし、メンテナンスが少ないものを上にしました。
漏水時の漏電も考慮に入れて、電気配線管(ラック)が一番上になりました。
上部配管からつけさせて、吊材は延長共有できるよう最下端に50mm程度
ネジ部を残させました。吊材を共有できない時は、吊元のアンカーを
すべての配管工事の先に打たせました。
配管は、単純な工事のようで、段取り次第では、大変なことになります。
いい加減な工事と自主検査をやったために、工事代金の10%(15億円)にあたる
損失を出して、倒産した会社もあります。
工事終了後の客検査で、1か所不具合が見つかったのです。
すべての検査のやり直しとなりました。
工事完了した保温材を剥がし、再度全数検査となりました。
日本中の検査要員を集めなければなりませんでした。
一度終わった工事の手直しは、元の配管工事の2-3倍手数がかかります。
今日のテーマは「配管工事」でした。
我が家の外回りの配管(井水用)が、冬場の凍結により漏水したのでした。
実際は、接続箇所の両方に糊をつけてない手抜き工事でした。
分岐点で、配管を切り離し、切り離した、上手と下手の両方の配管に水圧をかけて
漏水箇所を特定していきます。気の長い調査です。どうやら見つかったようです。
しかし床下工事個所のようです。さて、配管業者はどうするのでしょう。
屋外の長い配管でなくて良かったとも言えます。
今日は、配管工事について書いてみました。
冒頭の絵とはなんの関係もありませんでした。
秘密とは 漏らさぬ前に 忘れよか
2016年7月16日