一昨日は、手甲脚絆に長靴姿で、朝早くから前の山の下草を刈った。
長靴に汗が溜まっていた。こんなことは久しぶりのこと。
体重は、3Kg近く減っていた。
手が足りず、誰も手をつけなくなった森を守りたいと始めたのであった。
その後も、頼まれていた草刈りに出かけた。
蕎麦を植える畑のあぜ道と周囲の道路の草刈りである。
少し無理すると、つるような感じになってきた。
これがこむらがえりである。
それからは、極力体力を使わぬよう休みながら動いた。
夕方になりやっと回復した。
ネットで調べてみた。
発汗により体液の電解質のバランスが崩れたのであろう。
休みながら塩飴や砂糖飴でもなめてれば、こむら返りにはならなかったのである。
水分と砂糖を補給しても、一度なったこむら返りは急には改善しないようである。
昨日も、摘果で落とした桃を拾いにいった。
持ち主の「もったいない」をいくらかでも改善してあげたかった。
完全に摘果の時期を逸した桃の実はたわわに実り、多くの枝が折れていた。
ご主人を亡くされて一人で果樹園を守ってきたようであった。
同居の子供は、サラリーマンで果樹には興味がないようであった。
約40Kgの熟れる一歩手前の桃を、友人と半分ずつ加工しようとしたのである。
果樹園から戻り、漬ける壜、氷砂糖と塩などの調味料を大量に買い込んだ。
途中、たまらず一眠りして起きたのがもう夕方。
それから、果実を種から次々にはずしたり、煮たりして
様々な味付けをした試作品を10種類は作った。
私はひたすら桃の実の表面についている繊毛を洗い落とし、カットするのである。
完熟前の桃の実は固く、包丁で蜜柑の一房くらいの大きさに切り取っていく。
味付けは妻の役目である。
処理できないものは、明日の仕事にして終わったのが夜中になった。
特産品を作るのも私の仕事の一つである。
野菜や果樹は、少しの売り物と多くのB級品が生産される。
このB級品をなんとか美味しいものに変えたいのである。
自分の身を守りながら、思いつきをぎりぎりまで追い込むのである。
田舎暮らしは簡単ではない。地域おこしは、さらに簡単ではない。
困っていることを、一つずつ解決していくしかないのである。
この体験がなければ、誰も耳を貸さないのである。
友人や妻に感謝である。
二週間もすれば、味がしっかりしてくるであろうから、皆で試食できる。
皆さんの面白いの火つけになれば良いのである。
こむら返しも良い経験であった。
皆さんがやっていることである。
今日になって、やっと机に向かいブログがかけるようになった次第です。
一つずつ 覚えていって 仲間入り
2016年7月19日