
お寺さんの裏にあった五輪塔です。
五大にかたどった五つの部分からなる塔。
下から地輪は方、水輪は球、火輪は三角、風輪は半球、空輪は宝珠形。
平安中期頃から供養塔・墓塔として用いた。
石塔が多く、金銅・木・泥土などでも造った。五輪卒塔婆。
(広辞苑より)
今日のテーマは、「弔い」です。
通夜に行ってきました。
明日は、告別式です。
隣組として手伝います。
次郎物語では、葬式饅頭を何度も並んでいただくことを生業としている方がいました。
島では、村はずれに焼き場がありました。
煙と共に、臭いがしました。
葬れんと言って、子どもたちの蓮の花(紙製)を先頭に、
亡くなった方を焼き場まで大八車で運びました。
伝ちゃんという方が、焼き場の担当でした。
伝ちゃんは、余ったお骨を海に捨てていました。
その辺りは、あなごがよくとれました。
子供の私は食べられませんでした。
爺さんの弔いのご飯はとてもまずかった。
野菜ばかりの精進料理でした。
の人総出で、火を熾し料理を作りました。
この辺りでは、自宅で通夜をします。
の総代さんは、忙しくなりそうです。
子供はいませんが、お年寄りは多いのです。
地域の皆さんで旅仕度を整え、亡くなったお年寄りを送ります。
まさに眠ったようなお姿でした。
お年寄りの弔いは、なんとなく落ち着いています。
働き盛りのお父さんのは、緊迫感がありました。
順番とは言え、寂しいものがあります。
誰しも避けては通れぬ最後の勤めです。
そんなに遠くない未来のことです。
皆に送ってもらいたいと思いました。
通夜に香 今はうずまき 朝に露
2017年7月26日