夕雲燃ゆというタイトルの絵です。
雨雲に夕日が入った瞬間です。
美しいと思いました。
「あと一時間」というタイトルに挑戦します。
教室では、たいくつなあまり、「まだ一時間」でした。
好きな人と会っているときは、「一時間もある」でした。
飲んでいるときの「まだ一時間」は、「一時間過ぎた」でした。
「あと一時間」と毎日ブログを書いています。
この一時間で出来ることは、やりたいことは他にもありました。
でも、描いています。書いています。
タイトルを先に書くのは、プロジェクトのプレゼンテーションでは常識でした。
タイトルは、出てきません。毎日、迷います。
篩いにかけて、一番関心のあることにします。
誰もが、「あと一時間」の次に、「もう一時間」があるものと決めています。
しかし、「もう一時間」は来なかった。
彼女に最後に会った駅の通路で交わした言葉。
絞り出すように、電話で「さよなら」を言った時。
覚悟はしていました。それきりありません。
大事な人ほど、「もう一時間」はありません。
「もう一時間」で何が出来たのか。
見守るだけで旅立ったかみさん。
もう会えないだろうと、思えなかった。
それきり、多くの友人と音信不通。
「あと一時間」は大事な時間。
自分に与えられた自由な時間は、「あと一時間」。
「あと一時間」は、過ぎればあっという間です。
何かに挑戦するときは、充分な時間です。
時間を忘れて、無心に何かをしたい。
何をすればそんな気持ちになるか知っています。
でも、そればっかりはできません。
一日に一回だけの「あと一時間」と決めています。
「あと一時間」がこれから何回来るか数えることはしない。
今ある「あと一時間」にしがみつくように毎日を過ごしています。
まだあると 入道雲に 刻たずね
2017年7月17日