
タイトルは、「浜辺の公園」です。
作ったときは、自慢の公園でした。
今や子供も寄らぬ無用の長物です。
今日のタイトルは、「幸せはつかめ」です。
今年は、雪が少ない。
20Aのブレーカーがついているアパートを借りている。
若者は、都会から移住しました。
空いているアパートは、そこしかなかったのです。
寒い日も、エアコンを止めて、電気炊飯器でご飯を炊く。
ある日、シャワーを浴びていたら水が出なくなった。
このアパートの水源は、井戸だけでした。
井戸が涸れたのでした。
電気と水が十分供給されない。
水洗トイレも使えない。
公民館でペットボトルに水を入れた。持っているペットボトル分だけ。
ペットボトルの水で用を済ませる。
お世話になっている村人に住める家を探してもらった。
空き家はあっても、住めない。
貸すためには、家具を処分し傷んだ個所をリフォームしなければならない。
盆と正月、都会から数日帰って先祖の供養をする。
そのためだけに、空き家を残している。
今では、高齢になり残した家にも帰れない。
だからと言って、貸すことはしたくない。
ごみを空いている納屋に、次は使わない部屋にと積み上げてしまった。
いつかは片づけようとしたものの、片づける意欲もなくしてしまった。
ええい、ままよと放置される。
ドイツでは、自分たちだけで浴室のタイルを張りなおしていました。
職人に頼むこともできたはずです。見るからに貧乏ではない。
タイルを張るのが楽しかったのです。
わざわざ見せてくれました。
あそこもここも自分たちでリフォームした。
段々上手になっていったようです。見ればわかる。
この夫婦は、納得するまで続けるのでしょう。
私は、2軒の空き家を再生した。
自分たちがお金を払ってリフォームした。
放置されたごみを出し、庭の伸びきった木を剪定するのに、それぞれ半年を要した。
何とか住めるようにしても、家賃を払っている。
空き家5軒の庭の草刈を続けている。
誰からもお礼はいただいていない。
無料のシルバーです。
あんたが勝手にやっていること。
そうでしょうとも。
畑だって。
売りたくない、貸したくないと思ったのは10年前のこと。
家族が必要とする野菜づくりには、持っている畑の1/10で事足りる。
残りの畑は、草を刈るだけ。
草を刈るのも嫌になったからシートで覆った。
ほとほと嫌になったころ、借りて欲しいと私に頼んだ。
それなら借りてやるか。もちろん無料です。
この人なら何とかするだろうと思われたのです。
借りたからには、草を生やすわけにはいかない。
春から野菜を植え始めて、作物で畑が埋まったのが秋でした。
最初の年は、野菜で畑を覆うだけでした。
二年目には、自分たちが欲しい作物が採れ始めた。
都会の友人にも送ることができた。
三年目には、カフェの食材として使えるようになった。
やれやれ。
タイトルは、「幸せはつかめ」でした。
もらいなれ ないものねだり はたしてや
2019年3月16日