故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

幸せはつかめ

2019-03-16 06:26:01 | よもやま話

タイトルは、「浜辺の公園」です。
作ったときは、自慢の公園でした。
今や子供も寄らぬ無用の長物です。


今日のタイトルは、「幸せはつかめ」です。
今年は、雪が少ない。
20Aのブレーカーがついているアパートを借りている。
若者は、都会から移住しました。
空いているアパートは、そこしかなかったのです。
寒い日も、エアコンを止めて、電気炊飯器でご飯を炊く。
ある日、シャワーを浴びていたら水が出なくなった。
このアパートの水源は、井戸だけでした。
井戸が涸れたのでした。
電気と水が十分供給されない。
水洗トイレも使えない。
公民館でペットボトルに水を入れた。持っているペットボトル分だけ。
ペットボトルの水で用を済ませる。

お世話になっている村人に住める家を探してもらった。
空き家はあっても、住めない。
貸すためには、家具を処分し傷んだ個所をリフォームしなければならない。
盆と正月、都会から数日帰って先祖の供養をする。
そのためだけに、空き家を残している。
今では、高齢になり残した家にも帰れない。
だからと言って、貸すことはしたくない。
ごみを空いている納屋に、次は使わない部屋にと積み上げてしまった。
いつかは片づけようとしたものの、片づける意欲もなくしてしまった。
ええい、ままよと放置される。

ドイツでは、自分たちだけで浴室のタイルを張りなおしていました。
職人に頼むこともできたはずです。見るからに貧乏ではない。
タイルを張るのが楽しかったのです。
わざわざ見せてくれました。
あそこもここも自分たちでリフォームした。
段々上手になっていったようです。見ればわかる。
この夫婦は、納得するまで続けるのでしょう。

私は、2軒の空き家を再生した。
自分たちがお金を払ってリフォームした。
放置されたごみを出し、庭の伸びきった木を剪定するのに、それぞれ半年を要した。
何とか住めるようにしても、家賃を払っている。
空き家5軒の庭の草刈を続けている。
誰からもお礼はいただいていない。
無料のシルバーです。
あんたが勝手にやっていること。
そうでしょうとも。

畑だって。
売りたくない、貸したくないと思ったのは10年前のこと。
家族が必要とする野菜づくりには、持っている畑の1/10で事足りる。
残りの畑は、草を刈るだけ。
草を刈るのも嫌になったからシートで覆った。
ほとほと嫌になったころ、借りて欲しいと私に頼んだ。
それなら借りてやるか。もちろん無料です。
この人なら何とかするだろうと思われたのです。
借りたからには、草を生やすわけにはいかない。
春から野菜を植え始めて、作物で畑が埋まったのが秋でした。
最初の年は、野菜で畑を覆うだけでした。
二年目には、自分たちが欲しい作物が採れ始めた。
都会の友人にも送ることができた。
三年目には、カフェの食材として使えるようになった。
やれやれ。

タイトルは、「幸せはつかめ」でした。

もらいなれ ないものねだり はたしてや

2019年3月16日

コメント
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