故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

何にもできない幸せ

2019-03-17 07:09:15 | よもやま話

熊の摩崖仏です。
私たちは、時々「どうしてこんなもの」をと理解に苦しむ事象や景色を見る。
理解を越えて存在する。
何でも分かろうとすること自体やめた方がよい。
頭より体全体で感じたらよい。


今日のタイトルは、「何にもできない幸せ」です。
2月に町内会の旅行に夫婦で参加した。
飲むこと以外、何にもすることがない。
飲んでは寝て、起きたら風呂に入る。
腹が空いたころ、飯を食う。
そして温泉に入る。
話は、馬鹿話ばかり。
笑って過ごす。笑い疲れたら寝る。

ルーチンワーク(炊事洗濯掃除)をやろうにもできない。
コンピューターを開けることもできない。
しんしんと降る雪を眺める。
ただただ身体を休めることになる。
暇で死ぬかと思うこともない。
目的をもって考えることもない。
ぼーっと一日を過ごす。
こころの休息です。

心配事を片づけたいけど、道具もないし、なにしろその場に行けない。
休んでいいんだよ。と自分に言い聞かせる。
わかったと手足を伸ばす。
思いっきり伸ばす。
頭が空っぽになる。
心配事が消えていく。

家に帰り、いつもの生活が始まる。
また旅に出ることができたらよいな。
釣銭の中から500円玉を貯金箱に入れる。

山里の 木立のあいま 風が抜け

2019年3月17日

<<投稿後>>
やらなければならないことが目白押しの毎日です。
誰がやるとは決まりごとのない仕事を追っかけています。
やりたくてもできない。
そうだったのかと自覚する。
自分はいつしか病んでいた。
それを実感できる時を、自ら捨てていた。

その時感じた気持ちを表現しようと書き始めました。
どうにもうまく表現できませんでした。
なんにもできない幸せ。
できないこと(神の領域)を楽しむ習慣をいつしか捨てていたように思う。
コメント
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