故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

焦らずとも生きていける

2024-09-25 05:36:25 | よもやま話

絵のタイトルは、「山国川魚昇る」です。
いつも魚道を昇ってきました。
自然の流れをエイやと昇り、戻され一瞬流れに身をまかす。
なんと気持ちのよいこと。


朝晩涼しくなりました。
秋到来と喜んでいたら、まだまだ暑い日が続くようです。
野菜の水やりの手が抜けない。

畑の草たちは、種を付け始めました。
落とされては大変と、刈り続けています。
刈ると虫が出るのか、赤とんぼが群れ飛んでいます。
赤とんぼの羽は朱色ばかりです。
中から赤色のものが出てきたら、恋の季節の始まりです。

今日のタイトルは、「焦らずとも生きていける」です。
私は歩く報道が嫌いでした。
エスカレーターも同様で、空けている右側(大阪は左側)を人々がどんどん追い越していきました。
急いでも休んでも、やることに変わりはありませんでした。
目的地に早くついても、能率は上がりませんでした。
人込みから早く抜けたかった。

今は、誰も通らぬ里道の草刈りをしています。
なにも植えぬ畑の草刈りをし、耕しています。
能率や効率からは、およそかけ離れた暮らしです。
草を刈るものには、もう新芽が生えてきたと見えます。

刈らぬものには、枯草の下から出た新芽は見えません。
私の生活がそうでした。
汚れてもまとめて掃除すればと、少々のごみは気になりませんでした。
性分なのか、落ちているごみを拾ってしまいます。
いつかは、誰かが拾うであろう。

誰からもやれとは言われません。
草の新芽が、どんどん成長します。
伸びすぎて、刈りにくくなるのが嫌で、適当な時期に刈っています。
雨が降って、草が立った時を狙って切っています。
やはり、効率なのでしょうか。
畑にテントを張って、暑さをしのぎながらお茶をしています。
かつては見えた海や多島美が、雑木に遮られるのが嫌で伐っています。
それだけのことです。

汗をかくのが日課です。
勤めていたころは冷や汗も混じりました。
今は、疲れを誘(いざな)ってくれる汗になりました。
糖尿病予防のためです。
二の次にしていた暮らしがとても大切なことだと気づき始めました。
勤めているとき気づいていればと思います。

2024年9月25日
コメント
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