
*2013年7月21日撮影
なかなか梅雨は明けず、今日も午後は雨でした。
昨日出会ったハンゲショウです。
ドクダミの仲間なのですが、穂状の花を咲かせ、花が咲く頃に葉が白く変色するという変わった植物です。
半夏生(夏至から11日めの日、7月2日が多い)の頃に花が咲くから「半夏生」だとされています。葉の片側だけ(表側だけ)が白くなるので「半化粧」とも書かれます。同じ意味でカタシログサ(片白草)とも言われます。
面白いのは花の季節が終わると白い葉は徐々に緑に戻るところ。
花よりも白い葉が印象的です。

*2013年7月21日撮影
水辺に他の草に混じって生えています。
ドクダミの花と比べると、ドクダミの花の中心の花穂にあたる部分が、ハンゲショウの花穂にあたります。
そして、ドクダミの4枚の花弁のように見える萼にあたるものが、ハンゲショウの白く変色した葉なのだそうです。
ドクダミの花の巨大化したものが、ハンゲショウの姿ということでしょうか。
自生種は激減しているという話です。ぜひ生き延びてもらいたいものです。