*2013年10月10日撮影
鶴ヶ城公園にアキノキリンソウが咲いています。
本来はかなり大きくなる草なのですが、頻繁に草刈りをするためなのか小さいアキノキリンソウです。
アキノキリンソウは「秋の麒麟草」と書くことが多いのですが、正しくは「秋の黄輪草」だとされています。
「黄輪草」は春に咲くベンケイソウに似た黄色い花で、花が輪になって付くために「黄輪草」と名付けられました。
その黄輪草に似ていて、秋に咲くというので「秋の黄輪草」なのです。
ところが春のキリンソウを「麒麟草」と誤記することが多く、アキノキリンソウも「秋の麒麟草」と書く習慣が生まれました。
ついでに、花の姿を麒麟に見立ててアキノキリンソウという、との新説も生まれています。
*2013年10月10日撮影
草丈の小さいアキノキリンソウですが、花のアップです。
アキノキリンソウは別名をアワダチソウといいます。
もっと大きくなったアキノキリンソウの花は枝の先に大きな房状につき、泡立っているように見えるところからアワダチソウです。
本来のアワダチソウよりはるかにたくさん生えていて有名なセイタカアワダチソウは、背の高い大型のアワダチソウといういう意味で名付けられました。
セイタカアワダチソウは花が終わって冬にさしかかる頃、実に綿毛がはじけて石けんが泡立っているように見えます。
だからアワダチソウの名がついたと説得力のある解説があって、私も信じていたのですが、どうも違うようです。