*2013年10月11日撮影
10月に入って朝晩は冷えるようになり寒い日が続いたのですが、今週は逆に夏のような暑い日が続いています。
そのせいか一時あまり見かけなくなったイチモンジセセリが、また出てきました。
セセリチョウのなかでイチモンジセセリだけがいるようです。
セセリチョウはごらんのように少し変わった姿をしている蝶で、翅の白い点模様が直線状に並んでいるのがイチモンジセセリです。
点模様は見る角度などによって白く見えないこともあり、この写真の場合の一文字模様は翅の外側の方ではなくて、身体に近い方の灰色に見える点々です。
*2013年10月9日撮影
背中から見た写真です。
翅の付き方が普通の蝶のように上下にずれているのではなく、外側と内側に重なったようになって付いています。
内側の翅が普通の蝶の前翅にあたり、大きい翅です。
外側の翅が後翅で、いま見えているのが表側です。右も左も、白い点々模様が直線的に並んでいます。
翅の表も裏も同じ模様がついているわけです。
*2013年10月9日撮影
斜め前から見たイチモンジセセリです。
内側の前翅の模様がよくわかります。前翅の模様は輪になっています。
セセリチョウは翅の付き方が独特で、腹部が大きいのは筋肉が多いからとされています。
それで、普通の蝶のようにひらひらとは飛ばずに、びゅんと高速で直線的に飛びます。
ちょっと変わり者の蝶ですが、目が大きくてかわいい顔をしています。