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*2014年5月8日撮影
タンポポ形の花だけれどごくごく小さい黄色い花の、オニタビラコが咲いています。
ひょろっと伸びた長い茎の先端にたくさんの花をまとめてつける、ちょっと変わった草です。
花は開いても7~8mmしかなくあまり目立つ花ではありませんが、つぼみの先端はちょっと赤く見えて、つぼみと花が同居している姿に風情があります。
もう少しすると、開いた花は綿毛に変わって、花と綿毛が同居するようになると思います。
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*2014年5月8日撮影
タビラコというのは「田平子」と書き田んぼなどに根生葉が平たく放射状に伸びる植物をさしたようです。
タビラコの大きいものというわけでオニタビラコとなったわけです。
ところが元々のタビラコにオニタビラコの小さいものという、コオニタビラコという名前がついて、ややこしいことになりました。
コオニタビラコは春の七草でいうホトケノザで、今の植物名でいうホトケノザとは違います。
またキュウリグサも別名をタビラコといい、なかなか草花の名前も難しいことになっています。
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*2014年5月8日撮影
花がたくさん開くとこんな感じに華やかになります。
それでも花が小さいのでよくよく見ないと分からないという雰囲気は否めません。
よーく見て、こんなにいい花を発見して、密かに楽しむのもさんぽの楽しみです。